夏の甲子園まっさかり

44話まではこちら


第61話「出た! DHアベックホーマー」

前回のおさらい。
秋季大会一回戦は明訓VS白新。明訓は1回表で3点入れられて0−3。
1回裏、2塁殿馬、3塁岩鬼で山田に回ってきました。

実況によると、不知火は代理監督だそうです。代理だったのか。
何でも監督が倒れたんだそうです。なるほど。しかしその後、その監督が復帰した形跡がみられないんですが、大丈夫ですか白新監督…。

おっと山田が打ちました。あっさりホームランです。
3ランホームランで、あっという間に3−3の同点に追いつきました。
「山田くん、本当にうれしそうです」
という実況に、ああこの頃はまだ山田もホームランを喜んでたんだなあ、としみじみ…。だんだんホームラン打つのが当たり前になってきて、あんまり喜んでないんだもんなあ。
そしてここで、何故か山田の静止画カット(打ったり走ったりしてる絵)が何点か流れました。
…すいません、演出の意図がよく分からないのですが…!
山田はベンチに帰ってきます。出迎えたチームメイトに手を差し出され、パチパチ叩いていくのですが…里中の手だけキュッと握りやがりましたよこの男…!
さりげなくやったつもりかもしれないけどなあ、オタは見てるんだぞ!

さて、初手からノロけられましたが三太郎の打席です。何気に初打席ですね。
…って、ホームラン打ちましたよ三太郎! すげえ!
2打者連続ホームランのことを、アベックホームランって言うんでしょうか。
そして、山田がホームラン打ったときは一番にベンチから飛び出したくせに、三太郎のときは一番最後な里中…。
態度が明らさますぎますよ里中ちゃん!

客席では、土門さんとマネージャーのアキラさんと、何故か夏子はんが一緒に観戦しています。しかも、土門さんを挟んで女の子2人…なにこの構図。
「あの人、いいバッティングね。…残念だったわね」
と、さっそく土門さんの心の傷をえぐりにかかるマネージャー。土門さんの返事は、
「マネージャー、その話はもうしないって約束だ」
でした。か、かわいそう…。

三太郎のホームランで、4−3と明訓が1点リードしました。
続く二人はアウトになり、チェンジです。明訓のピッチャーは、相変わらず殿馬です。
守たんが、守たんのクセに(失礼)「1,2,3で打て」と、 リズム打法を部員たちに提案します。
白新バッターはそれを実行。打って1塁に。
次の打者も1,2,3で打とうとしますが、ストレートと思いきやカーブで、空振りします。
その時岩鬼がハイパーな視力で、客席にいる夏子はんを発見します。その隣にいる土門さんも。
何で土門なんかと一緒にいるんや…! と、岩鬼がショックを受けてる間にもゲームは進みます。
今までフワフワボールばかりを投げていた殿馬ですが、一転してスピードボールを投げます。1塁ランナーは、2塁に向かってダッシュ。
山田は素早く、2塁の岩鬼に送球しますが…岩鬼は客席に気を取られていてボールをスルーしてしまいます。オイ!!
もちろん、2塁はセーフです。カバーに入った石毛が、岩鬼に注意しますが「じゃかあしい!」とか文句たれる岩鬼。帰っていいよ。
とか思ってたら、岩鬼がすごいセリフを吐きましたよ。

「夏子はん…そいつの、見かけのかっこよさにだまされたらあかん!」


えっ?
そいつ、というのはもちろん土門さんなわけですが…か、かっこいい?
かなり通好みなお顔だと思うんですが…通だな、岩鬼。
まあ、岩鬼の美的感覚はおかしいとのことですが…そうか、岩鬼的には土門さんは男前なんだな…。

殿馬、山田バッテリーはサインがなかなか決まりません。
山田が「まさかこれじゃあ…」と思いつつ出したサインに、殿馬はうなずきます。
殿馬は、スピードボールを投げます。しかもフォーク。バッターは空振り。
殿馬はトントンとアウトを取って、チェンジです。
まさか殿馬がフォークを投げるとは思っていなかったので、驚く明訓ズに、殿馬は「この指は、フォークを投げる指じゃないづら」と言います。
殿馬ちゃんは、ピアノのために指の股を切る手術をしていたのでした。
なので、小柄な殿馬でもボールを挟めた、と。
里中が投げられないから、こっそりフォークとか練習してたんかなあ…それとも、天才だから一発で投げられたのかなあ。
どっちにせよ、一生付いていくよ殿馬…!

えーっと物凄い勢いで展開が飛ばされました。
間に、東海高校の雲竜くんが「不知火…いつ出るんじゃ…いつまでじらすんじゃあ!」とキレます。
わたしは、この時期の雲竜と不知火は付き合ってると思ってるんで、そう思うとこのセリフもなかなか感慨深いものがございます。
そんなこんなで9回表です。はやい、よ!
明訓は、ここでピッチャー岩鬼に交代。1回四球出して、そのままもっかい殿馬と交代です。しかし殿馬、よく9回まで投げられたな…。
というか、明訓は里中が負傷した時点で、岩鬼以外の投手も作っとくべきだろうよ…。

おっと、ここで代打・不知火登場です! 湧き上がる観客たち。白新応援団に、どう見ても三吉だろお前、って奴が混じってたけど気にしない。
…ごめんやっぱ気になる! 何、三吉ってば守たんの応援団なのかい…?

第62話「奇跡! 不知火驚異のカムバック」

不知火がバッターボックスに立ちます。うーん、絵になるなあ…。やっぱかっこいいです。
えーと、戦況は無死1塁だそうです。
山田は、相変わらず「片目が見えない不知火には…」と、内角を要求します。さすがねちこいです。勝負の鬼です。
しかし死角のはずの内角を、不知火はカキコンと打ってホームランにしてしまうのでした。
9回表に、逆転2ランホームランです。これで4−5。
白新ベンチは、テープや花吹雪を飛ばしながら大喜びです。守たん、愛されてるなあ…!

客席から、1人の男性がグラウンドに降りてきました。ピキュゥーオーオォーと不思議な効果音を鳴らしつつ、不知火に近付きます。
「お父さん…!」
不知火は、そう言って男性に駆け寄ります。この人は、不知火パパだったのです。
不知火は、ヘルメットを脱ぎます。そこには、しっかりと両目が。
「やったな、守!」
「うん、父さんからもらった左目のおかげだ!」
そう言って、2人は抱き合います。ビバ家族愛。
ここで流れるプチ回想が、原作では病院だったのにアニメでは公園だった不思議。
そして、守たんがジャングルジムのてっぺんに座っている不思議。
不知火って…本当に高いとこ好きだよね…。山田ん家の屋根にも上ってたし。

…と、不知火親子に目が行きがちですが、土門さんも忘れてはいけません。
土門さん、このまま明訓が負けてしまうと思ったのでしょうか、
「微笑三太郎を奪った明訓を、この手で潰したい…」
だそうです。やっぱり三太郎が忘れられない模様です。恋の一方通行。
しかし、三太郎は勘違い&自分の意思で明訓に行ったわけなので、明訓が奪ったわけではないと思います。
ビバ逆恨み…。

えーと、岩鬼のファインプレーでチェンジになりました。9回裏。泣いても笑っても最後です。
明訓は、里中を中心に円陣を組みます。「ガッツ明訓!」とか言う里中もかわいいね…! しかし、円陣組ませる監督って、徳川だけですよね。
大平さんは1回だけ円陣組ませたけど、土井垣時代って1回もないんじゃないだろうか。何でだろう。

さて、白新のピッチャーは不知火です。
山田は不知火を見つめ、心の中でつぶやきます。
「不知火…以前のようにカミソリのような鋭さはあるが、どこか折れそうなもろさがなくなった」
彼は一体、どんな目で不知火を見ているのでしょう。正直怖いよ山田さーん…。

明訓の攻撃は、殿馬からの好打順。しかし、不知火の気迫の投球に三振。続く山岡はバントしますがアウト。
ここで、里中がブルペンに出て殿馬と投球練習を始めます。
小さな巨人がベンチを出た! ってことで、客席は大騒ぎです。
不知火は、里中の姿を見て「まさか投げられるとは…!」と衝撃を受けます。しかも、里中の球を受ける殿馬のミットは、いい音をさせています。
延長戦になったら里中が出て来る、と不知火は動揺してしまいます。
「山田を敬遠して三太郎と勝負するか…いや、山田と勝負だ!」
山田に勝負を挑む、不知火の姿勢は素晴らしくカッコイイですが、微笑のことをいきなり三太郎呼ばわりしているところもなかなか侮れません。
不知火は、山田のバットと里中の投球の音に動揺しまくります。汗かきながらハアハアです。えろえろです。
そんなえろえろ不知火のボールを、山田はジャストミート。で…またホームランかよ!
まあいいや、「やったやったー!」と無邪気に喜ぶ山田が可愛かったし。
そんなわけで、あっちゅう間に同点です。

ちなみに、里中はまだ投げられる状態ではないのですが、殿馬がワタ抜きミットでボールを受けることにより、いい音を出していたのでした。
殿馬の手が真っ赤に腫れて、痛そうでした…。

山田の次の三太郎は、いい感じピッチャーライナーを打ちますが、不知火に取られアウト。延長戦に突入することになりました。
さあ、ここでエース里中登板か! と思われましたが、ピッチャーは殿馬です。
客席から巻き起こる里中コール。
「小さな巨人里中くん、どうしてマウンドに姿を見せないのでしょう!」
…てなところで、以下次号でした。


第59話「剛球剛打! ふたりのドカベン」

今回は、土門が明訓の合宿所に押しかけてくるところからです。
山田が、土門さんに対し「あの顔つきはただごとじゃない…」とか心の中で言ってるんですが、よく土門さんの表情を読み取れたな山田…。
そこに横学マネージャーのアキラさん登場。
微笑に、横浜学院に転校してくる約束だったのに、何で明訓にいるのか尋ねます。

「いやあ、誘われたことがうれしくて、学校名をよく覚えてなかったんだよね」

オイオイオイ。浮かれすぎだ三太郎。
三太郎は、とりあえず「ドカベンがいる学校」という手がかりのみで、明訓まで来たそうです。土門さんもドカベンだけど、山田ドカベンの方が知名度が高かったために起こった悲劇です。
…いや、三太郎記憶力なさすぎとか、何で学校の電話番号くらい渡しとかなかったんだとか、転校前に下見にくらい来いよ! とか言いたいことは色々ありますが、とりあえずそういうことだと思います。
とりあえず、この件に関して一番かわいそうなのは、土門さんではなく三太郎の前の学校のチームメイトだと思う…。
どこの学校に行ってたのかは不明ですが、三太郎ならきっと4番だろうから、主砲かつ正捕手に抜けられて、きつかったんじゃなかろうか。
しかも、三太郎ってば甲子園で優勝しちゃうしな。3回も。
泣くに泣けないだろうなあ、三太郎の元チームメイト…。

話がそれました。土門さんは、今からでもうちに来いと必死に求婚しますが、三太郎は「仕方ないよ、明訓に来ちまったんだから」と、ことの重大さを一切理解しておられない様子。
土門さんが何を言っても、「このチームが気に入った」と頑なです。
そして、三太郎は山田と本気のポジション争いがしたいそうです。
あらまあ、アニメの三太郎は闘志満々ですね。
三太郎の態度が変わらないと分かり、土門さんはニギニギしながら帰って行きます。
ニギニギニギニギニギ…パァン!!
ひぃ、ゴムマリ破裂させたよ土門さん…! ここから、土門さんのかなわぬ片思い列伝が始まるのでありました…。
大丈夫だ土門さん、もうちょっと我慢したら吾郎ちゃんに会えるから…!

翌日、山田は土門さんからもらったゴムマリをあっさり里中に譲渡。プレゼントなのに…。
里中がニギニギすることになります。このゴムマリ、真っ黒なんですが…どうも土門さんの手垢らしい。おおお…!
そして、この日から山田は里中に無理矢理腕立てをさせます。苦しみながら腕立てする里中がえろいえろい。
しかし肩が痛い里中は、全然腕立てなんてできないのでした。

次の日、みんなは練習しますが里中はニギニギです。女の子たちが寄ってきて、「里中ちゃーん!」と騒ぎ出します。
それを見たサチ子は、「まーたあいつらだ! お兄ちゃん、いいの!?」と言います。
わたしはてっきり、里中が女の子にモテていることに対して「お兄ちゃん、いいの!?」と言ってるんだと思って、ななな何を言い出すんだサチ子、と一人で動揺してたのですが、岩鬼が三太郎とばかり投球練習していることに対しての、「いいの!?」でした。
ああびっくりした。無駄に動揺しちゃった…。

画面切り替わって、また山田と里中は合宿内で腕立てです。里中の額から、ありえない量の汗が…畳に水たまりを作る勢いです…だ、大丈夫か…!
あまりにも腕立てができない里中は、「お前にこの痛みが分かるかー!」とプッツンします。
「こんなことでおれの腕が治るか! もう、駄目になっちゃったんだよー!」
言い方が駄々っ子のようで可愛いです、里中ってば…!
山田は、しおらしく謝ります。どっかの大リーガーが負傷したときに、体をいじめていじめ抜く逆治療法を行い、見事復帰したことを思い出し、里中にもやらせちゃった、とのこと。
そして、山田は里中のために布団を敷いてくれます。
里中はどこの令嬢ですか。

次の日、どうも山田は里中がいないと柔軟体操のペアがいないらしいです…うわっかわいそう…。
監督が、里中に「負け犬になるなよ、里中。見ろ、山田は一人ぼっちだぞ」となんだかちょっと監督その言い回し、やばくないですかって感じのことを言います。
一人ぼっちの山田を見て、里中は山田の勧める逆治療法にチャレンジすることを決意するのです…が。
ずっと思ってたんですが、そんなこと体が出来上がってない、成長期の少年がやっちゃっていいの…?
取り返しの付かないことになったらどうするんだろう…。

しかし、本能的に山田には逆らえない里中は、山田と一緒に無理矢理腕立て伏せをします。
この日は6回できました。見てるとハラハラしてくるよ…。
で、夜中に徳じいが合宿にやって来て、「全員集合! 整列しろー!」と部員に呼びかけます。全員が、速やかに集まったところで終わり。
ええ、全員です。岩鬼も山田も里中もみんないます。そしてみんなきっちりジャージ姿です。
このラストシーンを、皆さまよく覚えておいてくださいませ。

第60話「ピンチ明訓! ピッチャー殿馬」

さて、夜中に徳じいが合宿にやって来ました。
そして、バケツをガンガン打ち鳴らします。その時、風呂の中で「清水次郎長」を読んでいた殿馬は、バケツを叩く音が半鐘の音に聞こえ、次郎長になりきって風呂を飛び出します。
そして、全員がきっちり整列しているところに腰タオル1枚で乱入し、岩鬼にタオルをほどかれ部員たちからアハハハと笑われます。

前回と全く話が違うんですが。

前回はバケツも次郎長もなかったし、岩鬼おまえ、ジャージで速やかに集合しとったやないか…! すごいよドカアニメ、先週の話も華麗に無視だよ!
何ですか、パラレルですか。平行世界なのですか。
えーと、そこからミーティング室に移動して、先発の発表です。
ピッチャー岩鬼でサードが三太郎、あとはいつもどおりでした。
そしてここで判明した驚きの新事実。仲根と一緒に入部した人は、「嶋中」というらしいです。原作では名前すら出てこなかったもんね、良かったね。

そして、秋季大会が始まりました。1回戦の相手は、白新高校です。
明訓は後攻。先発岩鬼はトントンと2三振を取ります。
3番の打者は、何でか監督の席におさまっている不知火の指示でタイムをかけ、足場を固めたりスパイクを脱いだりはいたりして、岩鬼のリズムを狂わせます。
この、どこかお茶目な作戦を、守たんにやって欲しかったなあ。
ここから、岩鬼の球は荒れに荒れまくって四球と死球を連発します。
それで、あれよあれよと押し出し点を3点も入れられてしまうのでした。

ここで投手交代。ピッチャー殿馬の登板です。岩鬼はセカンドへ。
投球練習で、殿馬はフワーッとしたボールを投げます。そこで何故か赤面する山田。
山田が赤面するなんて、このアニメでは初ではなかろうか…!

さて、場面は2死満塁。依然として大ピンチです。
と、ここで何故か唐突に流れる海の映像。大荒れの波で激しく揺れる船、水面には鯨の巨体が見え隠れし、雄々しい漁師がモリを発射して鯨を一突き……って
これ、野球アニメですよね?
とか思ったら殿馬が1塁に牽制球を投げ、アウト。チェンジになりました。
どうでもいいけど、捕鯨の映像えらい長かったです。

明訓の攻撃。あ、先発は不知火じゃないんすね。
1番岩鬼がデッドボールで1塁へ、次の殿馬が4球で歩いてそれぞれ進塁。
山岡さんがバントして、1死2,3塁になりました。ここで山田登場。
1球目をミートしたところで、以下次週でした。
あれっ、今回感想短かった…! だって、試合はトントン流される代わりに、捕鯨の映像とかが長かったりするんだもんなあ…。



第57話「殿馬作曲『秘打 白鳥の湖』」

岩鬼の謹慎が解けたようです。そのため、岩鬼くんは大はしゃぎです。
そこに現れた明智先生。二人は、岩鬼の謹慎が解けたら決着を付ける、という約束をしていたのでした。
しかし、唐突に明智先生は部員の熱意をベタ褒めし、「待ってやるよ。大会が終わるまで…な」と言います。
先生、渋く決めたつもりのところを大変恐縮ですが、どうせなら卒業まで待ってください。
高校野球は1年間だけじゃないんだよ…。センバツ終わってから決闘するんじゃ意味ないだろうが。

と、そこに里中が帰って来ました! みんな大はしゃぎです。部員たちは、歓声をあげながら里中を囲みます。正にアイドルです。
「山田がどれほどお前を待っていたことか…」
と北さんが言ってましたが、他の部員に悟られるくらい里中のいない間ソワソワしてたんでしょうか山田ったら。

早速、里中は山田相手に投げてみます。しかし、キャッチャーのところまで届きません。
山田はまさかと思い、「里中、右手を上げてみろ」と言います。
しかし、里中の腕は少ししか上がりません。ふざけてるのだと勘違いした岩鬼が、むりやり里中の手を上げようとすると、里中は「痛い!」と悲鳴をあげます。
いや、エロいとか思ってませんけどね? お、思ってませんとも。
里中は、甲子園で負傷した頭をかばって投げたため、腕と肩を傷めてしまったのです。
頭は完治したのに、新たな負傷。なんてことでしょう。

「ごめん、山田…おれ…」
「謝るのはおれの方だ。気付かなかったなんて…キャッチャー失格だ」


あとは若いものに任せて、次に行くことにしましょう。
明訓のみんなが物凄く優しいです。「里中、あせるなよ!」「待ってるぞ」「今は辛抱だ、里中」などなど。何か、見てるこっちが不安になるくらい優しいです。
薄汚い性格のわたしには、きみらのまっすぐさが眩しいよ…!

里中は里中なりに、腕と肩を治すために色んな治療法を試していました。
そこで出会ったのが、スポーツ医学の権威である女医の小泉先生。
里中は、小泉先生に「秋の大会には間に合わないわね」と宣告され、

「秋の大会に出られない…おれはもう、野球部にはもどれない…」


などと、よく分からない極論に走ります。里中くん、きみまだ一年でしょうが…!
このセリフは、里中語録に大事にしまっておこうと思います。
バカな男子ってかわいいなあ。

さて、翌日(か、その週の日曜か)に野球部総出で殿馬の音楽コンクールに出かけます。留学をかけたコンクールなんだそうです。
ちゃんと全員制服で来ています。真面目なのか私服がないのか…あまり追求はしないことにしましょう。

画面が切り替わり、今日はニギニギしてない土門さんが駅前にいらっしゃいます。
今日やって来るはずの転校生を探しているそうです。
その頃、岩鬼は一人明訓のグラウンドでシャドウピッチングなんぞやっております。
そこに現れた…三太郎ー!!
おおお三太郎! 三太郎!(はしゃぎすぎ)我らのスマイル・ガイがやって参りました。
「君かい、ドカベンって。ドカベンがピッチャーと聞いた。だから転校してきたんだ」
英語の教科書の直訳文みたいなセリフですが、そこは気にしないことにしましょう。
三太郎、まつ毛がヒラヒラしていて愛らしいです。
ここで岩鬼は、「やーまだがピッチャーやて!」とブチ切れて山田の元に走り出します。

で、殿馬のピアノ演奏。タイトルは「秘打白鳥の湖」です。
わたしはには、普通の白鳥の湖との違いがちょっと分かりませんでしたが、サチ子は「うわあ…まるで甲子園大会みたい」と感激します。
甲子園大会ってこんなに優雅だったっけ…まあいいや、演奏終了して拍手喝采です。
あれ、何気に夏子はんも見に来てる…。野球部好きだなあ、夏子はん。
今思ったんですが、夏子はんって高校に入ってから部活してる気配がないんですが、野球部のマネージャーとかやろうと思わなかったのかな。

その頃会場の近くで、岩鬼が土門さんを突き飛ばしました。普段は温厚な土門さんですが、この日は愛しの転校生…もとい三太郎と行き違い、機嫌が悪かったらしく「あやまれよ!」と岩鬼にからみ…あっ岩鬼を殴った!
大乱闘が始まる…というところでタイミングよく山田が通りかかって、岩鬼を止めます。
そして、土門さんのことをドカベンと呼ぶ、謎の少女が登場しました。
オリキャラのようです 。あれっ、しかも夏子はんの友だち…? しかも横浜学院のマネージャー…?
思わぬアニメオリキャラ参戦で、アワワとなっているところで終わりでした。
長文ですいません…。今回作画がすごく綺麗でした。

第58話「ほほえみ野球! 三太郎登場」

岩鬼が行ってしまったので、一人明訓に残された三太郎。
「ウソでもいいから、『微笑くん、よく来てくれたな!』くらい言ってほしかったなあ」
何だかすごくかわいそうなセリフです。三太郎…!

その頃、とりあえず岩鬼のケンカを仲裁した明訓ズは横浜学院に偵察にやって参りました。横学のエース、ニギニギの土門さんの投球練習を見学するのですが…おいおい、ワラ人形に向かって投げるのも怖いけど、ボールがワラ人形を突き抜けちゃったよ…。
恐るべし土門。
しかもこの土門さん、ダンプカーに轢かれてしばらく戦線離脱していたのですが、ゴムマリニギニギが良かったのか、第一線に復帰したのだそうです。
恐るべし土門。恐るべしニギニギ。

岩鬼は明訓に戻って、三太郎相手に投球練習です。
岩鬼は、三太郎がお気に召したようです。「どうも、やーまだは顔が悪くて投げにくいんや」とか言ってるところを見ると、三太郎の顔は岩鬼の美的感覚にヒットしたんでしょうか?
そこに、山田たちが帰って来ました。徳じいから、正式に新入部員として三太郎が紹介されます。そして、新キャプテンの発表です。
「新キャプテンは、里中だ!」
里中は投げられませんが、キャプテン登録をすることでベンチに入れる、という監督のイキな計らいなのでした。
それを聞いて、「監督…ぼくがキャプテンなんて!」と、物陰から現れる里中…こっわ!
ずっと物陰から練習を見ていたそうです。ストーカー再発…こわいよ…!

里中は嬉しくて泣いております。本当によく泣く子です。かわいい奴め!
みんなは、「里中がベンチにいるだけで、心強いよ!」とか言ってるんですが、そこに山田が喝を入れます。
「みんな甘いよ、必ずマウンドに立たせる。やらせてみるよ、最後の手段を
やらせてみるよ、ってもう決定事項ですか山田さん…さ、里中の意思は…?
でもまあ、山田に対しては里中はなすがままですから…。しかし怖いな山田…。

「山田…」
「里中…」

二人は手を取り合い、うるんだ瞳で見つめあいます。
そして、周りにいた部員たちは大拍手です。

ねえ、この空気何!? 野球ってこんな桃色の空気ただようスポーツだっけ!?
とりあえず、本当にドカベンはすごいアニメだと思います。

気を取り直して、三太郎が徳じいのノックを受けます。さすが三太郎、あざやかな手つきでどんどんノックをさばいて行きます。
ここで、ライバル校が色々出てきました。
1年のくせに態度でかすぎな不知火がいる白新に、意外にも指が色っぽい雲竜のいる東海、ワラ人形なぎたおして怖いよアンタ、な土門さんの横学など。
土門さんは、三太郎を待ち焦がれていました。
土門さんは超人的なピッチャーですが、あまりに超人すぎて、彼のボールを捕ってくれる捕手がいないのでした。
そこで、土門さんには名捕手・微笑三太郎が必要なのでした。
必死でアピールして、横学に転校してくることを承知させたのに、三太郎は明訓高校で徳じいのノックを受けているのでした…。
な、なんか500本ノックに耐えたらしいです…よ? え、野球のこと分かりませんがそれって物理的に可能なのかしら…。100本ノックで里中がハァハァ言ってた気がする。

おっ、翌日に仲根とその友人が入部してきましたよ!
片思い中の彼女に振り向いてもらうために入部。何気に仲根好きなんです。
次元大介みたいな見た目が好き。
殿馬も帰って来ました! とのまちゃーん! ピアノ曲「秘打白鳥の湖」は失敗作なんだそうです。理由は、殿馬が甲子園で経験できなかったホームラン。それが、その曲に欠けているんだそうです。
とかなんとか言ってるけど、優しいんだから殿馬ちゃんてば! ばかばか!
殿馬と三太郎が握手しようとした瞬間、
「その握手、待った!」
と、土門さんの登場です。ババーンとかっこよく登場しましたが…ど、土門さん合宿の中入っちゃってるよ…!
どう考えても、関係者以外立ち入り禁止だと思うんだけど。

そんな感じで、もつれる人間関係を引きずりつつ次回へ!



第55話「男岩鬼の大放送!」

今回は、土門さんのゴムマリ回想から。
ゴムマリをニギニギしてる土門さんは半袖なのに、次の瞬間ゴムマリを投げる土門さんは長袖です。また早着替えか!
衣装がコロコロ変わるアニメだなあ。まるでわたしの原稿みたいです。(駄目じゃん…)

何でも、今日から新学期だそうです。山田が学校の前に行くと、里中が女の子に囲まれて、「困るんだ! 通してくれよ!」なんて言ってます。
山田はそれを遠巻きに見てニヤニヤしています。助けてやれよ。
と、そこに現れた岩鬼。岩鬼が現れた途端、女子たちはキャーとか言って散ってしまいます。まるでモーゼです。
しかし、岩鬼は甲子園での自分の活躍を、誰かに聞いて欲しくてたまりません。なので、適当に生徒を捕まえて語ろうとするのですが、岩鬼は尋常でなく嫌われているので、誰も聞いてくれません。(かわいそうに…)
生徒の一人が「野球って、外国のスポーツだろ。日本人なら日本のスポーツを…」とかすごいこと言ってました。
じ、時代…なんだろうか…?

そこに土井垣が現れるのですが、残暑もまだ厳しいであろう9月1日に、ぎっちり学ラン装備ですこの男。
なんだ、そんなに肌を出すのが嫌か! サービスしたれや!
岩鬼も学ランですが、まあこの男は色々と美学を持ってるから分かります。
土井垣さんも学ランに美学を感じる性質なのかしら…。
そんなこと考えてたら、土井垣さんがどんなこと言ってたのか忘れちゃった…。

場面は変わりまして、山田・里中・岩鬼のクラスのホームルームです…って、何で里中が「礼!」とか「着席!」とか号令かけてるんだろう…。
まさか、学級委員なわけないよな…? ちょっとヒヤヒヤしてしまいました。
たまたま週番だったんだよ、そういうことにしとこう…。
そして 、教室に入ってきた先生が、
「今日から諸君らの担任になる、明智だ」
ってアンタ、何で2学期から担任が変わるんですか! 前の担任に何があったの! 何やらかしたの前の担任!
知られざる明訓高校の裏事情に、胸がドキドキです。

さて、授業中ですが突然、岩鬼による「甲子園、あの感動をもう一度」とかなんとか言う校内放送が始まります。
「自分の連続三振はわざと」とか「決勝は、負傷の里中を走らせないためにホームランを打った」など、自分の好きなように捏造放送しまくる岩鬼。
ここですごいと思うのが、土井垣さんや山岡さんが、同級生から「ほんとかよ、この放送」って聞かれても否定しないこと…!
懐広すぎ…! さすが、王者明訓のキャプテン・監督になる男です。かっこよすぎ。
しかし、クラスで一人だけびっちり学ランな土井垣さんは非常に浮いている…。

岩鬼の放送で、校内は大盛り上がりになります。しかし里中は震えながら、
「やめろ! もう野球の話はたくさんだ! やめろ! やめてくれ!」
と叫びます。なにげに凄いこと叫んでます。野球の話はたくさんだ、て…!
で、体調の悪そうな里中を、山田は保健室に連れて行きます。当然、山田は里中の肩を抱いています。いちゃいちゃいちゃいちゃ。

明智先生が、岩鬼に「あとでグラウンドに来い」と言って場面が変わり…いきなり里中の半裸アップで思わずのけぞりました。
あーびっくりした! このアニメほんとうに心臓に悪い!
何で保健室の先生が聴診器とか持ってんの!
里中は、主治医に「頭の傷は1週間もすれば癒える」と言われたそうです。それを聞いて喜ぶ山田。
あーあ…そろそろまた里中が出てこなくなっちゃうのかな…。

甲子園も終わりましたので、土井垣さんを初めとする3年ズは引退です。
合宿も引き払うため、後輩は荷物まとめを手伝います…っつっても、山田世代は山田しか来てないんですけど、ね!
さて、ここで土井垣さん問題発言。
「山田、お前がこれから野球部をまとめるんだぞ」
えええー! 山田に頼んじゃうのー!? 
ど、土井垣さん…! 山田は1年だとか色々あると思うんですがその辺はどうなの…!

とか何とか言ってたら、野球部グラウンドで岩鬼と明智先生の決闘が始まってしまいました。こんな不祥事が、先生にバレたら大変です。
そこで、山田は先生たちの気をそらすために、3年の荷物を運んぶために走ってくるトラックの下に滑り込んで事故に遭ったフリをします。
山田さん、どう見てもそれは立派な当たり屋です。

しかし、すでにその決闘は教頭先生の目にふれており、山田の悪質な当たり屋行為…もとい、身を挺したかく乱作戦も無駄に終わってしまったのでした。
先生方が止めに入って、とりあえず決闘は中断しました。
この件に愛想を尽かし、野球部員が次々に減っていきます。
結局、残ったのは山田、山岡、石毛、北の4人だけです。
4人は、少人数ながらに頑張って練習をするのでした。そして、フェンスの向こうにはそれを見つめる土門さんが…こ、こわいよう…。
もちろんゴムマリをにぎにぎしてます。こわいよう…。


第56話「明訓狂騒曲 『背番号5』」


ゴムマリをニギニギしている土門さんを、山田が発見いたしました。

山「やあ、こないだはゴムマリをありがとう!」
土「それはいいが、あまり使ってくれてないみたいだな(ニギニギしつつ)」

……前略土門さん、土門さんが完膚なきまでに変な人なんですが……。
そして、土門さんはニギニギしながら去っていくのでした。何なんだこの人。
しかし、ドカベンの皆さんは変態・変人の類にはすっかり免疫がついているので、そんな土門さんの不審者っぷりにもあまり気にしません。
部員の話題は、岩鬼と明智先生の決闘へ。
あの騒ぎが原因で部員がごっそり減ってしまったので、先輩方も困っています。
そ こで、我らがドカベンが、
「あれは、単なる殴り合いじゃない。二人の愛校心があの事態を引き起こしたんだ」
「あれくらいで退部してしまうなんて、そっちの方が反省すべきだ」

など、無茶苦茶なことを言い出します。
どうしたの太郎ちゃん、里中がいないから荒れてるの…?

ちなみに、岩鬼は10日間の自宅謹慎処分になりました。
しかし、家族に叱られるのが怖くて、家に入れない岩鬼。
そこで山田は、岩鬼の両親に「野球部の合宿に入らないといけない」と説明し、岩鬼は家族に黙って合宿で謹慎するのでした。
…まあ普通に考えたら、学校から連絡が行ってるでしょうから、家族に黙って、てこたあないでしょうかその辺は考えないことにしましょう。

とか言ってたら、殿馬が退部のあいさつにやってまいりました。
音楽に専念するそうです。殿馬が岩鬼に、「君も相変わらずだねえ」とか言ってた…! 普通の口調や…!

殿馬と入れ替わりに、今川登場! 何故か、くしで髪の毛をとかしています。
一体どんなキャラ付けされたんだ、お前。
「入部したら、この合宿に住めるんですよね? なので入部希望します!」
と、住居目当てにやってきました。すごい理由です。
そして、合宿に上がりこんで「ヒャー畳だー!」と大喜びします。
原作ではこれ以上のことは何も語られず、「お前今までどこで暮らしてたんだよ」などの疑問が湧いたものですが、アニメでは
「下宿を追い出されて、野宿してたんですよ!」
というフォローが入っておりました。

唐突に、山田が徳川監督に「片手間でやる監督はいりません」とケンカを売ります。
そこで徳川はバットで酒瓶を叩き割り、本気になるのでした。
それを見つめるニギニギ土門…こいつも大概ストーカーですね。

なんだよ今回、里中出て来てないじゃんとか思ってたら、最後にいきなり温泉につかる里中が出てきました。びっくりした。
最近里中の脱ぎ率が高い気がします。
あと、マッサージとかも受けてました。全部上半身裸です。
どうやら里中は、お色気キャラに認定されたようです。


第53話「ああ! 栄冠に涙あり」

明訓ベンチにて。
里中が、頭から水をかぶりながら
「ちくしょうー! ちくしょう、負けてたまるかー!」
と、声を裏返して叫んでおります。
そんな熱い君が大好きです。思えば、里中に惚れたのはこのシーンででした…。
(初めて読んだドカベンが、この辺の巻だったのです)

さて、9回表。打順は北さんからですが、フライであっさりアウトに。
続きまして里中の打順です。珍しく、里中の打席がクローズアップされてるよ!
そして、今日の里中は顔が丸っこくてまるきり小学生です。かわいい。
里中は追い込まれると打つタイプなので、今回もしっかりヒットを打ちました。
走りながら頭痛をこらえる姿が痛々しいです…。

次は1番に戻って岩鬼。
土井垣は、ここで監督にバントを進言しますが、岩鬼にバントなんかできるわけねえよってなもんで、監督からはヒッティング指示が出ます。
そして緒方は投げるわけですが、岩鬼の目に太陽の光がモロに入り、投球が見えなくなる…つまり悪球というわけで、グワラゴワガキーン。
場外ホームランです。これで2−1。明訓が逆転いたしました!
応援席で見守る夏子はんの制服は…前回と違ってきちんと明訓の制服でした…。
夏子はんは、本気でコスプレさんなんだろうか…。

岩鬼がガッチリとホームベースを踏みすぎて、スパイクがベースに埋まってしまい、それを里中が抜いてあげるというシーンが何故かありました。
意味は分からんが可愛いからOK!

続く殿馬と山岡さんはアウトになってチェンジです。
いわき東最後の攻撃は、緒方から。
いわき東応援団の服が、前回までと全く違いますが見なかったフリをしましょう。
甲子園は、いわき東の応援で埋め尽くされます。そこで、岩鬼がタイムを。
「お前らー! 里中を応援せんかい!」
と、明訓応援席に檄を飛ばします。おお。男・岩鬼が一瞬覚醒したよ…!

里中はもう色々と限界を越えていて、高めの球を投げてしまい、それを打たれて緒方は2塁に進みます。
次の打者はバント。1塁はアウトになりましたが、緒方は3塁に進んでしまいます。
またもいわき東得点のチャンス。明訓ピンチ! …てなとこで、山田がタイムをかけます。
「すいません、レガースがはずれてしまいました」とかなんとか言いながら、里中にニコッと笑いかけて舌を出します。
その仕草が、どう見てもくまのプーさんなんだ…!
で、里中は「分かったよ山田…おれ、あせってたよ」と心の中でつぶやきながらウフフと笑います。
ずっと不思議だったのですが、何であのくまプー動作からどうやったら「おれ、あせってたよ」につながるんだろう…。
他人には理解できない二人の世界が、そこにはあるようです。

そんな感じで里中が投げたボールは打たれ、3塁ファールフライに。
スタンドに飛び込もうとするボールを、岩鬼は追いかけますが、山田たちは「岩鬼、取るなー!」と叫びます。
そんなことは知ったこっちゃない岩鬼は、フェンスによじのぼってキャッチ。その瞬間、3塁にいた緒方がタッチアップでホームに突入します。
山田に促され、慌てて岩鬼はバックホーム。それを山田がキャッチし、きわどいところでしたが緒方はアウトになりました。

ゲームセット! 明訓の勝利です! 明訓初優勝おめで…

「やったああ! 優勝だあ!」キュッイイーィン(効果音)
「やったーああ!」キュッピィーィン
カメラ引いて、スローで駆け寄る二人(背景は気持ち悪いピンクの異次元)
山「里中ー!」(流れる涙)
里「山田ー!」(同上)
山・里「あははははは あははは あは あはははははは あははははは あははは あはははは あははははは あははははは」
スローで抱き合い、ふわふわ回ります。何故かスポットライト付きで。

お前らは一体何なんだ。
とりあえず笑いすぎ! 時間うめるためだろうけど笑いすぎ! どうしよう、1分にも満たない短いシーンなのに、ツッコミ所が多すぎてツッコミきれない…。
効果音も、あまり明るい音ではなく…なんていうか不知火とかが登場しそうな音(分かり辛い…)でした。
何から何まで意味不明です。巻き戻して、無駄に3回くらい見てしまいました…。
しかも、夏子はんまた制服違うし! 何で一人でファッションショーしちゃってるんでしょうこのお方…。

土井垣さんと緒方さんがガッチリ握手して、さわやかに夏の甲子園は幕を閉じたのでした。明訓の初優勝は感動的ですが、優勝の瞬間の山里が意味不明すぎて、ちょっと何を重点に置いて感動すればよく分からない感じです。
脚本家はある意味神だと思う…。

第54話「大優勝! 花のパレードを追っかけろ」

報道陣に囲まれる山里が、ちゃっかり肩を組んじゃってるところから始まりました。
ほんっと密着度の高いバッテリーです。
そのいちゃつき写真が、翌日の新聞(その日の夕刊?)に載ってしまうなんて、いいんでしょうか…。

長かった…はずだけど小次郎兄貴のおかげであんまり長く感じなかった、夏の甲子園も終わってしまうんだなあ…としみじみ。
新大阪から新幹線に乗る明訓ナイン。しかし、岩鬼だけはホームに出てファンにサインなどしてあげてます。
里中目当てのガールズは新幹線の窓に駆け寄りますが、当の里中は山田と二人でしっとりと座っているのでした。

新幹線の中で、なんだか里中は上の空です。いつもは弾む(と勝手にわたしが妄想している)山田との会話も、いまいち興が乗らないご様子。
しかも、途中で「寝るか!」と唐突に寝ちゃうし。その寝顔をじーっと見つめる山田がなんだかいやら…いや、何でもないです。
前後に何のつながりもなく、突然岩鬼が「新潟に、水島っちゅう親戚がおるんや!」とか言い出します。何だそりゃ。

京都で新幹線が停車します。停車時間が1分しかないのに、ユニフォームを見せびらかすために岩鬼は下車。案の定乗り遅れます。あーあー。
岩鬼は次の新幹線で新横浜に到着しますが、すでに明訓ナインと出迎えは去った後です。でも、夏子はんが待っていてくれているという…!
愛! なんてこった! 夏子はん、中学時代の悪女っぷりがウソのようです。

一方、明訓ナインはお先に凱旋パレード中です。
女の子に騒がれて、うつむく里中がかわええなあ…。
とか思ってたら、ど、土門さん!! 土門さんが出て来た! ゴムマリをギュッギュ握ってます。ハタから見たら、本当に怪しいよなこの人…。

遅れた岩鬼は、ヒイヒイ言いながら走ってパレードを追いかけます。
しかし、追いつく頃にはすでにパレードは終わり、みんなは祝賀会に行ってしまったのでした。でも、殿馬ちゃんだけ待っててくれてたよ…! やさしいなあ。

祝賀会はあっさり飛ばされ、(ハメを外す明訓ナインを見たかったんだけどなあ…)山田は帰路に着きます。
すると何処からか、鋭い速球が飛んできました。とっさに素手でキャッチする山田。
そこにいたのは、不知火、雲竜カップル!
お祝いを言いに来てくれたそうです。いいひと! でも、普通に声かけろよ。
山田が家に帰ると、じっちゃんと近所の人がささやかながら宴会の席を設けてくれます。
と、そこに現れた土門さん…。
「これはお祝いだ」とか何とか言って、山田にゴムマリをくれるのでした。
こわいよう…。

岩鬼の家では、夏子はんが岩鬼のためにテープや紙ふぶきをまき、パレードをやってくれます。うわあ超やさしい…!
山田の家では、宴会が大盛り上がりです。みんなで、「がんばれドカベン」なんか歌っちゃってます。ノリノリです。
しかし、太郎くんはさっき現れた新たな変質者…もとい、土門さんからもらったゴムマリが気になって、宴会に集中できないのでした…。
山田の周りは本当にストーカーじみた奴ばっかだなあ…。



第51話「決勝戦! 打った幻のホームラン」

いよいよ決勝戦です。
緒方がなにげに脚線美。そして、緒方ママンが緒方よりむしろ里中に似ている気がしてならない…。

試合開始。先攻は明訓のようです。
岩鬼が、緒方のフォークボールをすくい上げてホームランです。
「名づけて豪打火山や!」とかなんとか言って、岩鬼は一向に走ろうとしません。
客席から歓声を受けて演説したり…そんなことはいいからさっさと走れ。
試合開始までも結構引っぱったし、今回は時間稼ぎの回でしょうか。
やっと走り出しました…長い…。
しかし、3塁を踏み忘れていてホームランは無効になってしまうのでした。
ここから、水島先生の「3塁踏み忘れ伝説」が始まったわけですね。水島漫画における3塁踏み忘れは、いまや様式美と化しています。

関係ないですが、客席の夏子はんがセーラー服着用なのが気になります。
予選のときもセーラーだった気が。コスプレ好きなのかしら…。

そんな視聴者の戸惑いをよそに、続く殿馬と山岡さんもアウトになり、あっという間にチェンジです。
山田ではなく土井垣さんが「しまって行こうぜ!」とか言っちゃって可愛いです。
山田は里中に対し、「マウンドに上がった以上、泣き言は通用しないぞ」などとちょっぴり鬼畜気味です。

1番は足利。俊足の選手です。最も警戒すべき選手なので、さっそく明訓ナインは円陣を組みます。
土「さあ行くぞ! ガッツ明訓!」
全「おう、ガッツ明訓!」

青春だなあいいなあ…。

改めて、1番足利。バントでサードゴロですが、素晴らしい足でセーフにしてしまいます。
ここで山田さん、顔から汗を流しながら
「くそう…走りまくらせてたまるか…必ず刺す!」
原作ではこの後「殺す!」と続くのですが、それは流石にカットされたようです。
サチコの全裸は描くけれど、殺す、は駄目みたいです。
わたしも全裸ネタ引っぱりすぎですね。だってびっくりしたんだもん…。

2番佐久間は打ち上げました。詰まった当たりです。センター山岡が追います。
1年正バッテリーはそろって、「山岡ー!」「山岡ー!」山岡さんがナイスキャッチしたら、「いいぞー山岡ー!」と、大喜びなのはいいんですが、山岡さんは年上です。
いや、白熱してて忘てたんだよ。そういうことにしておこう、うん。
3番緒方は、殿馬が見事なキャッチングを披露してくれてアウトです。

パタパタと飛ばされ、点が入らないまま4回裏まで来たみたいです。
次はまた足利から。バントと見せかけてヒッティング。1塁方向ファール…と思いきや、その寸前に土井垣さんのミットに当たったらしく、フェア。
足利は3塁まで走ってしまいました。
次の打者のときに、足利は初球スクイズで本塁に突入。
山田が里中からワンバウンドでボールをキャッチ、クロスプレーだ! ってとこで終わりでした。

なんというか…いわき東は土佐丸と違って、性格にクセがないというか普通にいいこたちなので、ツッコミ所があんまりないなあ…。

第52話「つかめ! 真紅の大優勝旗」

前回のクロスプレーは、山田がガッチリ捕球でアウトでした。
帽子とって喜ぶ里中がめんこい…。
さて、5回表は明訓の攻撃です。明訓ベンチの徳川監督が立ち上がり、身振り手振りで、選手たちにアドバイスをするフリをします。
「パクパクパークパクパク」といい続ける監督を、ポカーンと見つめる土井垣さんがかわいいなあ…。
さて、また円陣。
土「ガッツ明訓!」
全「おう!」
土「ガッツ明訓!」
全「おう! ガッツ明訓!」

あれ、前回とバリエーションが違う…。気分によって変えるのかしら。ていうか脚本家さん…。先週分くらい読み直そうよ…。

いわき東のエース・緒方さんは「徳川監督が動いた…何かやってくるに違いない」と、いい具合に勘違いしてくれます。
しかも、自慢のフォークをこぱこぱ当てられて、ちょっぴり動揺気味です。
えーと、この回も色々飛ばされて、山田がピッチャーライナー打って緒方に取られてチェンジです。

この試合、山岡さんが輝いている…! 5回裏にも山岡さんがライトに飛んだボールをダイビングキャッチします。さすがフェンス際の魔術師。
このあだ名、誰がつけたんだろう…土井垣さんだといいな。

さて、7回表。里中はすっかりハァハァ言ってます。エロエロです。
明訓の攻撃は、岩鬼から。岩鬼は緒方のフォークを打ちますが大ファール。
大ファールを続出する岩鬼に、里中は「おしいなあ…飛距離は充分なのに」と悔しがります。と、その里中を何故か触る山田太郎。
アニメの山田、ほんっと触りどころでもなんでもないところで里中を触ってます。
触りたがりめ!
何球も何球もファールを打つ岩鬼ですが、その内に緒方がど真ん中を投げてあっさりとアウトになりました。

どうでもいいんですが、いわき東の応援が「かっせ、かっせ、い・わ・き!」なので岩鬼が応援されているようにしか見えません…。

気が付けば、チェンジになってました。しかも、ツーアウト2,3塁だそうです。
ここで里中は、小次郎兄貴をパクったキャッチボール投法で打者の意表をつき、ピンチを切り抜けます。山田、また里中を触って…!

8回表、山田がドカーンと大きな当たりを出すのですが、風向きのせいで打球が伸びず、アウトになってしまいました。
しかし、山田のバットは折れていたそうです。折りながらもフェンスギリギリまで飛ばす山田の人外っぷりに、敵も味方も真っ青になるのでした。
ここで明訓ベンチが映ったのですが…あれっ徳川監督とサチコしかいない…。
大川他ベンチ要員はどうしたんだ!

ええと、8回裏はまたまた足利から。
山田は里中にウエストボールを投げさせますが、足利はこれをバットに当てます。
里中は、果敢にダイビングキャッチして1塁に送球するも、セーフ。
原作では、里中が牽制するときは頭をちょっと下げるとかなんとか言ってたけど、アニメではその辺には触れず、足利はトントン盗塁してついには1点を取ってしまいます。
0−1。明訓大ピンチです。
里中はガックリ膝をつき、グラウンドをガッシガッシ殴っています。
そこに山田が近付き、「大丈夫だ。まだ次の攻撃があるさ…」と、優しい表情でつぶやいて今回は終わりでした。

里中が負傷しているからでしょうか、山田の里中お触り率が高い気がします。
あと、山岡さんが凄く頑張っててなんだか泣ける。
山岡さんはいい人だなあ…。




第49話「延長10回! なるか明訓逆転劇」

前回は、土井垣の足に打球が当たって終わりだったのですが、今回は走者が、倒れた土井垣の胸を蹴り飛ばすところからでした。オイオイオイ。
と動揺している内に、走者は3塁も回ってしまいました。
カバーに入った殿馬がボールを拾ってバックホーム。アウトになりましてチェンジです。

えーと、土佐丸の打順は小次郎兄貴からです。
個人的に超ビックリなことに、客席から女性の声で「かっせかっせ小次郎!」て…。
土佐丸高校が共学なのか、小次郎さんに女性ファンがついているのか…。
いやほら、小次郎さんって普通に男にモテそうじゃないですか。正に兄貴って感じじゃないですか。軽く驚愕してしまいました。
いや、そんなことはいいんですよ。
この打席でも、もちろん小次郎語録は着々と増えてゆくのですよ。

「必殺! 嵐打球!」

嵐打球てアンタ、というツッコミどころはもちろんですが、兄貴の凄いところはそこではありません。アップで叫んでおきながら、小次郎兄貴は空振りするのでした。
だっせーなオイ! ここが小次郎の凡人とは違うところだと思います。
ああ、どんどん小次郎に対するときめき指数が上昇していくよ…。嵐打球、どんなだか見てみたかったな…。

そんなわけでチェンジ。あれっもう9回裏なんですか。
明訓の攻撃は里中からですが、里中は頭の傷のせいでフラフラ見送り三振してしまいます。そしてベンチに戻った途端、里中は崩れてしまいます。
そこで山田が里中を触る触る。おさわりし放題です。羨ましいなー。
山田と里中がイチャついている間に、岩鬼と殿馬も三振し、延長戦に突入です。

苦しそうにマウンドに上がる里中に、土井垣さんが「里中、無理するな。打たせていけ」と声をかけます。やっさっしい…!
ロクに言うことを聞かない生意気な後輩に対してこのお言葉、人間できてるなあ…。
客席で、いわき東のメンバーも里中コールをしてくれます。
しかし、里中は頭のケガでストライクが入りません。2回連続フォアボールで、ノーアウトで2人も塁に出してしまいます。

ここで里中は限界を感じ、自らマウンドを降りるのでした。
泣きながら、「おれがこれ以上投げると、チームに…」とうめく里中。ああ泣ける…! そして萌える…! ご、ごめんなさいでも萌えは自分でもどうしようもないんです…! 
そこに駆け寄った山田は、やっぱり里中に触る触る触る…。

さて、ピッチャー交代です。ピッチャー岩鬼ー。大川も一応ベンチ入りしてるはずなんですが…ともかく岩鬼リリーフです。
「岩鬼のいの字は命のいの字」「ハッパがおれのシンボルよ」「花は桜木男は岩鬼」などと、非常に分かりやすい挿入歌が流れました。
里中ソングもそういうノリが良かったよ…なんでファン視点なんだ。

岩鬼はガンガン投げますが、打者にガンガンぶつけてしまいます。
2人連続デッドボールで、押し出し1点が入ってしまいます。これで土佐丸が逆転して3−4です。
あっ土佐丸ベンチの小次郎兄貴が映った! 兄貴、ここで何かビッとした名言をください!

「あいつにとって野球とは…なんなんだ」


兄貴それ前回聞いたー!(涙)
兄貴、ちょっと忘れっぽいようです。
それともそのセリフが気に入ったんでしょうか。
「こんなバカな男は初めてだ!」とも言ってました。そっくりそのままお前に(略)

次の打者ですが、岩鬼のボールを避けようと顔の前に持ってきていたバットにボールが当たり、明訓内野ーズが華麗にそれをさばいてトリプルプレイをやってのけました。
一気にチェンジです。打順は山岡さんから。
山岡さんは三振し、その次は4番山田…じゃなかった土井垣さん。4番は山田、ってイメージが強すぎてよく忘れます。
ここで土井垣は四球で歩きます。今度こそ山田です。
山田は2球目(確か)をジャストミート。これがスタンドに入って、サヨナラホームラン!

明訓おめでとうーってうっわあああ観客席の作画ひでええ!!
真っ白な空間に、肌色の丸がポツポツ浮いてる…そりゃねえべ…。
軽く勝利の感動を吹き飛ばすくらいの攻撃力でした。
何はともあれ、明訓勝利です! 原作ではこっそり泣いてた武蔵がラブリーだったのに、アニメでは男泣きでちょっと残念ですが、小次郎がかっこいいので万事OKです。
そして、山田がベンチから里中を背負って出てきました。里中に「自分で歩ける」と言われて山田は下ろしますが、やっぱり触りまくりです。

小次郎兄貴は、去り際に甲子園に高知の土をまいていきます。

「この土は、文字通り血と汗のしみこんだ、おれの青春そのものだ。この土は、これからも多くの球児を見つめていくのさ」

また一つ、小次郎語録が増えました。

第50話「雨! 里中復調 決勝のマウンドに」

おお、もう50話目か…!早いなあ。
土佐丸戦も終わり、久々に芦田旅館です。番頭さんが雑談していると、そこに学ラン姿の小次郎兄貴が! うわああ不意打ちだ!
超かっこいい…。兄貴さいこう、マジさいこう。
土佐丸ナイン全員で、「色々とご迷惑をおかけました、お世話になりました!」とか言っちゃってます。そんなこと言うくらいなら、初めっから犬連れてきたりすんなよ…というのは禁句でしょうか。
そこに現れた山田。土佐丸ナインが、もう帰ってしまうことを知ります。
あ、そっか…小次郎兄貴ともしばらくお別れか…うわー寂しいなー。アニメ見て、ぐっと好きになっちゃったよ小次郎兄貴。
次に会うのは、春のセンバツですか。グッバイ小次郎! 小次郎語録をまた増やしてね!
小次郎兄貴、去り際に本当に最後の一言。

「明日、里中が投げられることを祈ってるぜ」


誰のせいやと思ってんのやコラ!! 
お前が指示して、お前の弟が実行したんやないか!
いけしゃあしゃあと凄いこと言ってくれました。最後の最後に小次郎語録が増えました。すごいなー小次郎…。マジ大好きだ。

名残惜しいですが、小次郎たちは帰ってしまいました。入れ替わりに、里中が旅館に帰ってきました。
「里中、どこ行ってたんだ。探してたんだぞ」
山田、ちょっと怒りながらそんなことを言います。すっかり亭主ですね山田さん。
それに対し、里中は「別に…」とか! うっわ夫婦ゲンカ…!
そんなドキドキを抱えながら、夕食です。メニューは焼き魚…里中ピンチ! 食べてるところ映りませんでしたが、どうごまかしたんだろう。

翌日早朝、山田は頭の痛みをこらえながら投げ込みをしている里中を見つけます。
山田は駆け寄り、「頭が痛むのか」と聞きますが、里中は
「見ろよ、このコイなんかお前にそっくりだ」
などと訳の分からん話のそらし方をします。そこで山田はこう言います。
「里中…おれにだけ、本当のことを言ってくれ」
こーの男殺し! ええ、もちろん里中はこれで落ちます。
昨日一人でこっそり病院に行き、決勝で投げたいなら80球制限を医者に付けられたことを告白する里中。
その後言った山田のセリフが意味不明…。
「里中、無理は仕方ないが無茶はいかん」
……す、すいません山田様それはどういう意味なんでしょう……。

里中が、「選手生命を失うなら。マウンドの上で倒れたい」なんて男らしいことを言った瞬間、雨が降ってきます。
これで決勝戦の延期が決まり、一日休めることに二人は狂喜乱舞するのでした。
いわき東の宿舎で、チョロが足に鉄球つけてんですが…どっから持ってきたんだ…。

旅館の玄関にサチコが立っているのを、山岡さんが見つけました。
「じっちゃんが来るのを待ってんだ! 昨日手紙出したから、そろそろ来ると思うんだ」
などと、子どもらしいことを言うサチコ。そこで山岡さんは、こっそり山田のじっちゃんに電話して、甲子園に呼び寄せるのでした……やっさっしっい!!
さすが次期キャプテン! いいひとだよなあ山岡さん。
あ、夏子はんも応援に来るそうです。岩鬼良かったね!

北さんは、記者に変装していわき東の練習を偵察に行きました。
ほんと何でもするね、明訓高校って…。
宿に帰って、緒方のフォーク攻略法をみんなで考えます。
ちなみに、里中はやっぱり投げ込みしています。そして、山田に触られています。

次回はいよいよ決勝だー! 感想ながすぎだ自分!




第47話「あぶない里中! 足からすべれ!」

相変わらずキャッチボール投法な小次郎兄貴から、山田がドカンと打って塁に出ていた殿馬と土井垣がホームイン。
一気に2点入りました。2−0です。しかし静止画だらけだな…。

山田は2塁に出ました。続きまして6番石毛ですが、小次郎兄貴はポンポンとボールをもてあそんでいるフリをしながら、素早く2塁牽制。
山田はアウトになってしまいました。
そんなことより、武蔵が小次郎のことを「兄やん」と呼んでいるのが気になります。
あんちゃん、がいいよー。

場面変わって、チェンジになったらしく里中の投球シーン。
バックで鶴が飛んでるのですが何だこりゃ。相変わらず訳の分からん演出です。
そして瞬時にチェンジです。あわただしいなあ。山田の打席だそうです。
5回にして、兄貴はやっとこ本気を出します。はげしく全力投球です。
バックで嵐も走っちゃうぜ。「どえあああ!!」とか叫んじゃうぜ。
さすが高知出身鳴門の牙、その凄まじい剛速球で、山田のバットをへし折ります。
…と、里中がわざわざ自分のバットを持って来たよ?

「山田、ぼくのバットを使えよ。折ってもいいぞ。
ぼくはピッチャーだ。バットはいらん」

いや、ピッチャーでもバットはいるだろ…!
なんて野暮なツッコミは呑み込みます。書いてるけど。
それにしても、なんて甲斐甲斐しいんだ里中。そして何で一人称が「ぼく」なんだ。
勝負か! 山田相手に勝負してるのか! それがお前の決めダマか!
…すいません意味不明でした。
しかし、里中の愛もむなしく山田は三振してしまうのでした。なんてこった。

静止画がパッパと映って6回は流されました。
7回になって、土佐丸の殺人野球が牙をむきはじめました。
打者は山田の腹にバットを当て、走者は殿馬の足をスパイクします。
あれっ、サチコが殿馬を手当てしてるよ。しかも殿馬、「セカンドは誰にも渡さんづらぜ」とか言ってるし。かっこいいなあもう!

土佐丸の殺人野球はどこまでも。岩鬼もスパイクされます。
それにムカ入った岩鬼は、走者の背中に思いっきりグローブを振り下ろして殴りつけます。判定はセーフ。
走者は気絶し、退場します。しかし、土佐丸のベンチには9人しかおりません。
さあ満を辞して登場するは、涙もろくて兄弟大好き犬飼武蔵です。
原作ではフェンスを破壊してましたが、アニメでは素直に降りてきました。いいこだ。

武蔵は、気絶した選手の代わりに3塁に。
打者が打って武蔵は3塁にスタート。ボールは3塁岩鬼に。バックホームします。
山田はキャッチしますが、その上に巨体・武蔵が突っ込んできます。
でもアウト。
そこで山田はぐったりとしてしまいますが、しばらくして突然蘇生、岩鬼にボールを渡します。岩鬼は、2塁から走ってきてた走者をアウトにとってチェンジ。
山田は気絶したフリをしながら、3塁に送球するタイミングを計っていたそうです。
頭いいのか卑怯なのか微妙なプレーだなあ…。

そこでチェンジです。打順は里中から。わあいよいよだよ…。
小次郎は、またキャッチボール投法に切り替えます。里中打ったー走ったー。
武蔵はわざとエラーし、ゆっくりボールを拾って里中を3塁に向かって走らせます。
そして、里中の頭めがけてボールを思いっきり投げます。
「死ねええ里中ああ!!」
おいおい死ねえとか言うてますで。審判に聞こえてんじゃねえの…?
ものすごい歓声の中でも、山田の声だけはキャッチできる里中は、山田の「里中! すべれー!」という言葉を受けて頭を下げますが、武蔵のボールを後頭部にくらってしまいます。オイオイオイ…!

そのまま、倒れこみながらも3塁ベースをがっちり掴む里中ですが…ですが…ご、ごめんなさい、こんなシーンでこんなこと言うのもなんなのですが、そのときの里中のポーズが危険でした…!
両手で3塁をつかみ、ヒジを地面につけて四つんばいで腰を高く上げて、尻はカメラを向いていました。なんてよろしくないポーズ…!
そんなこと考える自分が一番よろしくない、ってことは分かってますが…!
でも、何で尻上げてんのさ…ボールブチ当たったときの絵は原作そのまんまだったのに、何でこんなとこでアレンジ入れるのさ!
精神衛生上よろしくなかったです。

ああ話がそれました…。里中は、そのままフラフラとホームに向かいます。
ボールもホームに。ヘッドスライディングした里中は、頭にグローブをガチンとやられます…不憫な子だ…。
しかし、手がベースタッチするほうが早かったのでセーフ。3−0です。
里中は、そのまま倒れてしまいました。
一番に駆けつけて抱き起こすのは勿論この男、山田太郎です。
しかも、ごく自然に姫だっこした! 何この男!
そして里中がうっすら眼を開け、つぶやきます。

「山田……しっかり抱いてくれ……」


うわああ伝説のセリフが来たあああ!! おっまえ…本音言い過ぎだから…!
そういう本音は、人前ではごっくんしなきゃ駄目でしょ!
頭いたくって、ここが甲子園って忘れてしまったのでしょうか里中たん。
みんな聞いてるよ! そしてみんな多分ドン引きしてるよ!
そして、山田の豊かな筋肉と脂肪に包まれてご満悦な里中は、うっとりと眼を閉じるのでした……あの、これ何のアニメですか?

いやー。このシーンが流れた瞬間、たまたま母と姉がそばにいたもんで、動揺を隠すのに必死でした。
ああ心臓に悪い。脚本家…なんでこんなセリフを入れようと思ったんだ…。

第48話「里中! 里中がんばれ! 大コール」

サブタイトルに里中の名前がよく出てくるなあ。
今回は、前回の山里ラブロマンスのおさらいからでした。ああもう本当に心臓に悪いよ!
里中を地面に下ろしてからも、ずっと抱き合ってますこの二人。
イチャイチャしすぎです。
そして、殿馬が負傷したときはサチコが手当てをしたのに、里中の治療はもちろん山田がします。

「里中を休ませるために、時間稼ぎをするんだ!」
と、土井垣は岩鬼と殿馬に指示をしますが、二人はあっさりアウトになってしまい、チェンジに。里中は続投です。

この辺から、また静止画だったりなんやらでドドドと話が飛ばされます。
里中が、小次郎からホームラン打たれてしまいました。この子もよくホームラン打たれるなあ…。
ええと…これで2点返されて3−2ですか。里中は、がっくりと崩れ落ちてしまいます。
すかさず駆け寄る山田さん。
確か原作では「山田 山田…おれ、おれ…」と意味不明な呟きをもらす里中でしたが、アニメでは違いました。
「クク…ククク…クク…」
笑ってるよオイ…! 大丈夫かこの子。
チームメイトに声をかけられて正気に返りました。あーびっくりした…。

えーと、今日の小次郎語録。
打球を無視して、自分に向かって飛んできた折れたバットをキャッチした岩鬼に対して。

「奴にとって、野球とはなんなんだ…」


そっくりそのままお前に返したい。
小次郎兄貴って、知らなかったけど名言多かったんだなあ…。

えーと、続きまして土佐丸の打者は丹座さんです。アイパッチ着用のニクイあんちくしょうです。どうでもいいけど、ドカに隻眼キャラって多いなあ…。
丹座さんは、走塁時に首を小さく鋭くゆすってメットの耳カバーを顔の前に持って来ることによって、顔面に送球を受けても痛くなーい、というとても使う場面の少なそうな技を披露してくれました。
しかも、彼が隻眼なのはその技の特訓のせいだそうですよ…!
た、たんざさーん…。

里中はハァハァ言いながら投げます。
すると武蔵がホームラン。一試合の間に二人、しかも兄弟からホームラン打たれちゃってるこの子…。それで3−3です。
会場全体が里中コールで埋め尽くされます。いわき東の緒方も「里中がんばれー!」とか言ってます。いいひと。
全然どうでもいい話ですが、昨日の夢に緒方が出て来たのを思い出しました。

限界にきている里中は、次の打者を4球で歩かせてしまいます。
小次郎兄貴が、ベンチから「嵐作戦いくぞ!」と指示を出した辺りで以下次号、です。

とにかくこの2話は里中がすごすぎてもう、最初から最後まで動揺しっぱなしです。
すごいよ山田里中。どう見ても男夫婦だよ…!


第45話「殿馬走った! 秘走<運命>」

無事一回戦を勝ち抜いた明訓。
宿舎にて、湯上りの岩鬼が土佐丸の部屋に乗り込んでケンカを売ります。
こんなところで、さっそく小次郎語録が。

「やめんかい。もめごとを起こして、せっかくの大会に出られなくなったらどうする」
「血は、グラウンドで流すものだぜ」


前者の方は、そんな殊勝な心がけがあったのか、とちょっとびっくりしました。
後者に関しては、もはや何も言いますまい…ほんっと、小次郎兄貴最高です。だいっすき。甲子園に何しにいくんでしょうね、この人。

翌日、試合に向かう土佐丸ズに、里中が自分のタオルを差し出します。
「犬飼くん、良かったらこのタオル持ってかないか」
里中はこのタオルでゲンをかつぐそうです。可愛いやつめ。
小次郎さんはそのタオルを受け取り、靴をふいて里中に返します。
土井垣がブチ切れますが、里中はおとなしいです…何でだ…。
後々、宿舎にかけられてる「明訓高校御一行」の札をひっくり返されただけで凄いキレっぷりだったのに。
ケガしてないから、心に余裕があったのかな…。
ちなみに、小次郎は里中の犬飼くん呼ばわり+タメ口が気に入らなかったのだと勝手に推測しています。
里中も、どう見たって小次郎は同い年には見えんだろうて…。

今週は里中のアップが多くてうれしいです。例え作画が崩れていてもうれしいんだ…!
明訓ズは、土佐丸の試合をテレビで観戦しています。
小次郎の、まるっきりキャッチボールなゆるゆるボールにびびります。
この試合、土佐丸は大量得点をあげられますが、自分たちも大量に点を取り返して1点差で勝利します。

そんな土佐丸を不気味に思った明訓ズは、あせって練習しようとしますが、監督は「殿馬、みんなにピアノでも弾いてやれ!」と言って練習を却下します。
律儀にピアノ弾く殿馬と、ちゃんとおとなしく聞いてるあいつらが可愛い…。
曲は、ベートーベン交響曲第五「運命」です。
そして里中の声が、回を重ねるごとに色っぽくなってきている気がするのは気のせいか。

えーと、明訓2回戦は広島代表の高校。
初手から最終回です。0−0で殿馬がバントで出塁。
次の山岡さんがポテンヒットで、次の土井垣さんが敬遠で満塁です。
満を辞してバッター山田ー。
「お前が打たなきゃ誰が打つ!」という歌詞の挿入歌が流れました。イカス。
そのとき、サチコが伝令で「ジャジャジャジャーン」と「運命」のメロディを歌います。
山田、
「えっ運命? つまり第5…5球目でスクイズかな…?」
とか自信なさげなんですが、オイオイ打ち合わせナシのサインかよ…!
結局5球目でスクイズだったんですが。山田は打てませんでしたが、強引に殿馬がホームに滑り込んでセーフ、サヨナラ勝ちです。
あれ…? 「お前が打たなきゃ誰が打つ!」という挿入歌はなんだったんだ…。山田打ってないし…!

何はともあれ、明訓高校は無事に2回戦を突破したのでありました。

第46話「準決勝! 里中対土佐丸作戦」

おいおい里中名指しかよ、とサブタイトル見て思いました。
そして、明訓は三回戦すっとばされました。あっという間に準決勝の組み合わせ。
土井垣さんがクジを引き、土佐丸と対戦することになりました。
このときの小次郎さんが私服でびっくりした…! しかも、襟ぐり赤で全体紺のTシャツ…! 小次郎兄貴は何をやらせてもすごい、と思いました。
そして、小次郎さんは土井垣から握手を求められるも、拒否します。
あらまもったいない! 握っとけばいいのに!(おばちゃんっぽい)

小次郎さんは帰りながら、部員に「高知に電話して、武蔵を呼べ」といいます。
武蔵が来る! わーいわーい! しかし「高知に電話して…」ってお前ん家だろ! 自分で電話しろよ! ついでにチサの声も聞いとくといいと思うよお兄ちゃん。
そんな感じで、人として寸法のおかしい武蔵たんが大阪に向かって出発します。
その頃、小次郎さんは宿舎で嵐に向かって語りかけていました…うわあ。
そして、今日も小次郎語録。

「こうしてお前を見ていると…おれの血が燃えてくるんだ」


それはきっと恋だよ。←素で思いました。


さらにその頃、明訓バッテリーは作戦会議という名のラブタイムです。挿入歌だって流れちゃいます。
「ぼくには君が〜いる〜 君が〜いる〜」
本当、何なんでしょうねこの男夫婦。
山田と里中のセリフがかぶってて、歌詞がほとんど聞き取れなかったのが残念…。

翌日、準決勝の始まりです。
第一試合はいわき東が勝利し、決勝進出を決めます。
小次郎をはじめとする土佐丸ズは、凄い勢いで顔に陰を落としながら登場します。そばで見ていた、いわき東の緒方がドン引きしてたのが面白かった。

明訓対土佐丸の準決勝が始まりました。土佐丸が先攻。
土佐丸の1,2,3番は、腰を落として顔の前でバットを構える不気味な格好で微動だにせず、あっという間にスリーアウトチェンジです。
岩鬼が里中をナデナデしたよ! かわいい!

明訓の攻撃。エース小次郎は相変わらずキャッチボール投法です。
それを観客席で見ていた武蔵は、「あんちゃん何やってるんだ…!」とキレております。武蔵が小次郎を「あんちゃん」と呼んでるのが、可愛くてしかたないです。
岩鬼は三振で、殿馬は
「何の曇りもないスローボールには
(中略)
あの青い空のように
(中略)
心をとぎすます 」

と、いきなり長々とポエム調のセリフを言い出します。
そして、「秘打・美しき青きドナウ!」がカキコーンと炸裂。でも、普通に流し打ち? っぽいです。
次の山岡さんはアウトになるんですが、なんだか野手の守備位置がえらいこっちゃだそうです。ちょっとわたしにはよく分かりませんすいません…。

来週は…あれだ、里中ちゃん負傷だ…。おおう。


もどる