どうしようもないアニメ感想

131-140話はこちら




第149話「悪霊! 吹き荒れる権佐旋風」

吉良高は、相手校の暴力事件、食中毒などで不戦勝を重ねてまいりましたが、今度は相手校が球場に向かう途中に事故を起こし、またも不戦勝になるのでした。
しかし…その相手校と事故を起こしたトラック、ナンバーが「KT 0423〜」とかだったんですが、ど…何処の国の車なんですか…?
とにかくこの不戦勝で、明日は吉良高と明訓が対戦することになりました。

その日、明訓の晩ご飯は、ハンバーグぽい肉塊とサラダとご飯でした。魚じゃなくて良かったね、里中…。
岩鬼はモリモリ食べますが、他の部員は手をつけようとしません。吉良高の対戦相手が食中毒にかかっている例があるだけに、警戒しているのでした。

岩鬼「お前ら、毎日作ってくれとるおばはんに、悪いとか思わんのか!」

岩鬼いい奴…ですが、ご飯作ってくれて感謝してるなら、おばはんとか言うなよ…! 原作では「おばちゃん」だった気がするんですが…。
その言葉と、岩鬼が食べて平気なのを見て、ご飯を食べだす明訓ナイン。
朗らかに「おばさーん、ごめんなさーい!」とか言ってる智がめんこい。こいつ、中年女性にはヤケに愛想がいいと思いませんか。気のせいですか。小泉先生にしてもさ…。
やっぱ、ちょっとマザコ… ゲッホゲホッゲッホ… 入ってるから、それくらいの年代の女性がいいんでしょうか。
男は固太り、女は熟女。壮絶な趣味ですね、里中…!
ちなみに、こないだ合宿所のおばちゃんがおつるっぽくなってた…と書きましたが、今回は儚げな美熟女になってました。後れ毛がいろっぽい。

岩鬼はそんな美熟女に「許したってな。あいつら試合で気ぃ立ってんのや」とか言っちゃって、紳士全開です。マジかっこいい…!
そしたらおばちゃん、涙ぐみながらこう言いました。
「ありがとう、岩鬼くんって優しいのね…顔に似合わず」
…オバハン、と言われた仕返しでしょうか。正美、女は恐いんやで…!

山田と里中は、ふたりで部屋に戻ります。ああそうか…そうだよな、同じ部屋だもんな…! でもなんかこう、改めてふたりで同じ部屋に入ってくとこ見ると…なんか…卑猥…!(お前おかしいよ…!)
そして、山田が部屋の電気をつけたら…窓の外に権佐いるしー!! こわー!!
いやあの、ちょ…っ何で山里の部屋知ってるんですか、権佐さん…!
権佐は「夜は練習しないのねー」とか言うだけで帰って行くんですが、こっ恐かった…!

ここで話に全く関係ないんですが、トイレで岩鬼と殿馬が並んで用を足してるシーンが。
岩鬼は殿馬をあからさまに覗き込むんですが、ものすごい衝撃を受けた表情をし、がっくりと肩を落とします。そして、殿馬ちゃんはそんな岩鬼を見て、含み笑い。
えっ何このシーン…!
え…殿馬ちゃん…実はスゴイの…? 岩鬼がショックを受けるくらいに…!

さて翌日。吉良高との試合当日です。明訓四天王プラス山岡さんは、ユニフォーム姿で合宿所の廊下に出ておりました。
さあ行こうかーというそのとき、強い地震が! 窓ガラスが割れるくらいの、強い揺れです。
食堂にいた土井垣さんは、「ガスを止めてください!」と的確な指示を出した後、机の下におばさんを押し倒し、
「ここなら大丈夫です!」
とか言っちゃいます。
ドカベン全話の中で、この土井垣さんが一番カッコイイとわたしは思っています。ちょっと土井垣さん本気かっこいいよ! これがギャルゲーだったら、鉄板でフラグが立ってるイベントだよ…!
もちろん、山田と里中も負けてはいません。やまない揺れに、里中はバッグで頭をガードし、山田はそんな里中を背中にかばいます。何こいつら…!
殿馬ちゃんが、手のひらに「なまず」って書いて空に向けたら、地震はやみました。そんなおまじない…実際あるのかしら。それとも、御大オリジナルかな。

とにもかくにも、明訓ナインは球場に到着ー。
今回は久々に、夏子はんがサチ子と一緒に観戦に来ておられます。
明訓が先攻。なので、1番岩鬼です。吉良高のピッチャー権佐、懐にドス持ってるんですけど…。
権佐は、いきなり頭にぶつけにきます。しかし、岩鬼には絶好球なのでグワラゴワガキィーンで場外ホームラン。
殿馬ちゃん四球、山岡さんもホームランで山田に回ってきました。

しかしここで、山田の身体に異変が。両腕が持ち上がらない…! 打席に立つも、バットを構えることができません。
山田「どうして動かないんだ…!」
ここで、山田が両手両足を鎖で繋がれている映像がズゥゥーンと出てきて、今回は終わりでした。


第150話「金縛り!? 不動のスラッガー」

腕が動かない山田は、権佐のヒョロヒョロスローボールを、あっさり見逃し三振してしまいました。皆は、山田がバットを出そうともしなかったことにびっくりしてましたが、わたしは権佐がストライクを投げられたことにびっくりしました。いや…すごいよ権佐…! しかも同じコースに3球ですぜ。すげえ。

里中「どうした山田。まるで、金縛りにあったみたいだったぞ」
山田「まさか…。単なる瞬間筋肉痛だよ」

瞬間筋肉痛、ておまえ…! 何か言ってることが小学生的だぞ山田…。
その後も、明訓打線は打ちまくりです。三太郎のフライが3塁打になった際の、里中の
「あれがスリーベースになっちゃうの?」
がかわゆかったです。ていうか里中は何やっててもかわい(以下略)
石毛が打ってるシーンも映りました。もうこれで、「高校生活ノーヒット男」なんて言わせない…! という、気合いの表れでしょうか。
まだ1回表ですが、早くも山田に二回目の打席になりました。ここでも、山田は見送りの三振。
山田の腕の不調を重く見た土井垣が、ここで動きます。

「高代、山田の腕を揉んで」

揉んで、て…! いや別にいいんですけど…マッサージして、とかさあ…。揉んで、かあ…。
なんか妙に恥ずかしくなっちゃったよ…!(何でだよ)
高代が山田の腕を揉んでる間に、里中に打順が回ってきます。

里中「ツーストライクまで待つ。山田のために時間を稼ぐんだ…

山田のため、だからでしょうか。里中さん妙に嬉しそうです。自分に正直でよろしいと思います。
この後、山田に3回目の打席になり、そこでも見送り三振。山田ひとりでアウト3つ取って、チェンジです。このとき、スコアは実に18-0。見てるほうも疲れるだろうなあ…。

1回裏。明訓は腕が動かない山田に代わり、三太郎がキャッチャーマスクをかぶります。
赤い防具の三太郎に、なんとなく違和感を覚える今日この頃…!
ていうか、明訓のキャッチャー防具、派手っすよね…! もう見慣れちゃったからなんとも思いませんが、山田の地味な風体にあの防具って、よく考えたらすごいと思います。しかも、緑のユニフォームに赤の防具…。

話は変わりまして、土門さん情報を。
土門さんは、またもノーヒットノーランを達成したそうです。何でも、5試合連続とか…。何者ですかこの人は。
試合終了の瞬間、なんと…なんと吾郎が土門さんに飛びついた!!
ごっ吾郎ォオオー! ついにやったなお前!! 5度目の正直! 5度目の正直ってやつだよね!

…と思ったら、抱きつく寸前でカメラ切り替わるし!


何故だあァァッ! 何故なんだアニメスタッフゥゥッ!!
思わず、本気の叫びが魂を突き上げました。悔しさのあまり。
何だ、吾郎と土門さんのハグシーンなんて描いたって、誰も喜ばないとでもお思いか? ノン! 全くもってノンである! 喜ぶ人間はここに! いるよ!
…本気になりすぎ、とか言わないように! わたしはいつでも全力投球です。
まあ…とにかく吾郎ちゃんが、土門さんに抱きつくというところまでレベルアップしてくれたのは、嬉しい限りです。ていうか、ハグに至るまでノーヒットノーラン5試合を要するのか…大変だな…。
更に試合終了後、土門さんってばベンチにいっぱい部員がいるのに、
「吾郎、帰るぞ」
と、何故か吾郎に名指しで声かけちゃったりして、相変わらず幸せそうなおふたりです。

ハイまた場面変わりまして、明訓と吉良高の試合です。
明訓は早々に里中も下げ、渚・三太郎バッテリーでサクッと勝ってしまいました。
そしてゲームセットの瞬間、山田の腕が動くように!
誰よりも里中がうれしそうでした。何をか言わんや。

その夜、山田は嬉しそうにバットを振りまくっておりました。そこにサチ子がやって来て、念のために病院に行こう、と持ちかけますが、山田はそれを頑なに拒否します。
何か…山田さんって、病院嫌い、ですよね…。記憶喪失になって病院に運ばれた以外は、怪我しても病院行ってないですもんね、この人。記憶喪失のときも、そういえば病院逃亡したしな…。
行こうよ病院…! 選手生命に関わる故障だったら、どうすんのよー。そらサチ子も心配するっつう話です。

さてさて、そうこうしてる内に準決勝。明訓VSザコ高です。
明訓はまたもキャッチャー三太郎で、高代が4番レフト…。レフトは別にいいんですが、よ、よばん…っ!?
三太郎を4番にして、5番石毛・6番仲根…っていうふうに、繰り上げていけばいいじゃん…っ!
まあ、そんなオーダーでも10-0、と快勝してしまうんですが…。試合詳細は飛ばされましたが、高代も2安打だったらしいです。
す、すごいな高代…! バント成功して泣きながら喜んでたきみは、もういないのか…。

そして横学も、準決勝に勝利いたしました。また、ノーヒットノーランだって…6試合連続だって…!
今回は、土門さんが吾郎ちゃんの頭をなでなでした、よ…!
ちょっと最近とみに、横学バッテリの絡みが多いんでなくて? サービスなんでなくて?(違うと思う)

ということで、決勝戦は明訓VS横学です。
吉良高野球部部室で権佐が突然「山田には勝たせないのよォー!」とかっておもむろに服を脱ぎだし、部室の外にある井戸(何でそんなとこにそんなもんがあるんだ)で水をザップザップとかぶりだします。
その頃、球場ではスタメン発表。この試合でも、4番はレフト・高代でした。
山田は…? と、球場内はザワザワしだします。
山田さん、どうやらまた手が金縛りにあってしまったらしいです。
この人も様々なハンデをつけられて大変ですね…。



第147話「不知火散る! 痛恨のルールブック」

さて10回表です。明訓攻撃で無死2塁(岩鬼)1塁(殿馬)。
1塁ベース上の殿馬、何でか片手が半袖で片手が長袖なんですが…。しかも1カットだけじゃなく、シーン切り替わっても袖の長さが違うんです。
あれっ、前からこんなんでしたっけ? 何だかとっても犬神ニズムだわ、とんまちゃん。

3番の山岡さんは、バント失敗でアウト。続きまして、山田の打席なんですが、このときのアナウンスが何度聞いても
「4番、キャッチャー、岩田くん」
って聞こえるのが非常に気になります。岩田くん…。今日も聞こえてーるー野球狂の、うーたー♪ っと。
山田はセーフティバントで生き、1アウト満塁となったところで、バッター三太郎。

明訓は、初球からスクイズ! 三太郎はボールをバットに当てる…もフライ。不知火がそれをキャッチ。山田が1塁を飛び出していたので、不知火は1塁に送球。岩鬼は、その間にホームインしていました。
よーしダブルプレーでチェンジだー…と思った白新ナインは、ベンチに引き揚げます。
しかし、スコアボードには「1」の文字が!
不知火は「ダブルプレーでチェンジじゃないのか!?」とびっくりです。わたしもびっくりです。
ここで、山田さんちのじっちゃんが、このプレーを丁寧に説明してくださったんですが…。

・バントでの小フライは、インフィールドフライにならない。
・岩鬼は3塁を飛び出していたので、3塁に送球していればダブルプレーが成立していた。
・もしくは、ホームインしていた岩鬼にタッチしていれば、やはりダブルプレーは成立した。
・それらをしないまま、白新ナインがファウルラインを越えたため、岩鬼のホームインが成立。
・これらのプレーは第3アウトが三太郎だったから起こったのであって、第3アウトが山田だった場合は、1塁送球でダブルプレー成立だった。

と、いうこと…らしいですよ? すいません、じっくり聞いてもやっぱりよく分かりませんでし、た…!
とりあえず、当時現役の野球選手でも理解できなかったらしいこのルールの盲点を、スラスラと説明するじっちゃんは一体何者なんだ、と。
じっちゃん、かっこよすぎだよ!

そんなわけで、どんなわけかちょっとまだよく分かってませんが、明訓に1点が入りました。とうとう均衡を破った瞬間です。
そのまま、10回裏の白新の攻撃に。しかし、白新は下位打線からです。

不知火「ネヴァーギブアーッップ!」

し、しらぬいがすごいよお母さん…! しかもネヴァギブアップってこの後4回も言ったよ…!
ここで球場に南海権佐が現れ、不吉オーラを振り舞いて山田がなんでもないフライを落球したりしましたが、その後は何のトラブルもなく、さくっとゲームセットになりました。
里中はノーヒットノーラン達成! 
だけどこのゲームに関しては、明訓の得点の仕方が特殊だったためか、やっぱどうしても里中よりも不知火に眼がいってしまいます。
不知火は棒立ちになって、じっとスコアボードを見つめておりました…ああ不憫…!
山田はほぼ完璧に抑えてたのにねえ…。原作読んでたとき、もし明訓が負ける日がくるとしたら、相手は絶対に白新だと思っていました。
それがまさか…ねえ?


第148話「負けて勝つんよ! 念力野球」


な なんてテンションの上がらないタイトルなんだー!
ええと…吉良高校VS向丘高校の試合です。吉良は不戦勝続きで、1回も戦わないまま3回戦進出。
権佐は「また勝っちゃうもんね〜山ちゃ〜ん。ドゥヘヘヘヘ〜」とか笑ってます。相変わらずヒトっぽくありませんこの男。
吉良高メンツ(敢えてナインとは表現すまい…)は、試合前に練習もせず水をガバガバ飲んでます。
そんで試合開始なんですが…吉良高ダラダラしてるから時間かかるし…。
相手もザコ校だから、モブキャラばっかだし…お話的にもビジュアル的にも楽しくない…。

向丘が先攻なんですが、守備がボロボロでボテボテの当たりでもランニングホームランになってしまいます。
吉良高は
「何でカバーに入らないの!」
「いや、テメエのやったことの落とし前は、テメエで…」
とか揉めてみたり、フェアの打球を「ファールじゃねえのかよ!」とかイチャモンつけてみたり…いちいちゲームの進行を妨げてくださいます。
ええからはよせいやああ!!
(萌えキャラが出てこないと、一気に短気なるこの女)(や、萌えキャラ出てても短気だけど…)

向丘ナインは、クソ暑いのに何回もベースランニングさせられて、ヒィヒィゆってます。
あ…向丘の3番打者、土井垣さんと不知火を足して2で割った感じで可愛い…。
と、ようやく一縷の萌えをつかみかけたんですが、シーンが切り替わった瞬間顔が崩れました…。ああ、萌えが…萌えが、遠い…。

ええと、吉良高のクソ守備のために、向丘は1回表で25点も点を入れてしまいました。
しかし、点を取りすぎてほぼ全員が日射病で倒れてしまい、結局向丘は試合放棄。またも、吉良高の勝利です。
えっええええ。
あの、向丘が25点入れる間、吉良メンツも守備につきっぱなしだったと思うんですが…。
この人らは大丈夫だったんだろうか…。
で、この試合を見て放送席の解説者のお言葉。

「こういうのを、筋書きのないドラマっていうんですねえ」


えええー! そんなまとめ方アリかよー!

まあある意味ドラマだけどさ…。

で、川崎球場ではまたも、土門さんがノーヒットノーランを達成したそうです。さすが土門さん。
吾郎ちゃんが両手を広げて、土門さんに駆け寄る…も、特になにもせず…。ハグはおろか、握手すらも…!
いくじなし…! 吾郎ちゃんのいくじなし! ばかばか! 
ノーヒットノーランですよ。キャッチャーの吾郎ちゃんも、それに噛んでるんだよ。ハグくらいしたってバチ当たんないのに…。ばかだなあ、勿体無い…。

ええと、吉良高の次の対戦相手は座間高校、とかいうところなんですが、座間高は部員を乗せたバスが事故に合い、またも不戦勝…だそうです、よ!

今回、いちばんのなごみ所。
明訓ナインが球場からバスで引き揚げるとき、岩鬼が殿馬の帽子で、殿馬を扇いであげてた…!
やっさっしー! 初期の岩鬼じゃ、絶対やんないことよね。もー岩鬼大好き…。
ほんと、お母さんと和解してからの岩鬼は、ほんものの男・岩鬼だと思うよ!



第145話「判定は!? 灼熱のアクシデント」

レビューに入る前に。
前回更新分の第143話なんですが、「不知火登板! 殿馬復帰ならず」と書いてましたが、正しくは「殿馬復帰ずら」です…。オイオイ、復帰ならずって…全く逆の意味だぜジーザス…。お詫びして訂正いたします。

では、レビュー行ってみましょう!

明訓VS白新の試合は、0−0のまま7回裏を迎えたようです。
このとき、気温は実に36℃。暑いあつい。選手も審判も観客もみんな大変ですね、こりゃ…。
ここで静止画の里中が映るんですが、この里中がやばいくらい可愛かった…! 久々にキュンて来た…。やっぱ、無印の里中は殺傷力高いわ…。

ときめきつつ、7回表の白新先頭打者は不知火です。あれっ不知火が坊主(土井垣さんくらいの勢いで)になってました。気合いの散髪? 土井垣さんへのラブ散髪? 
個人的にはそれよりも、白新応援団の中にチアガールが混じってたことが衝撃でした。白新の応援団といえば、野郎オンリーだったのに…! 
実は共学だったんでしょうか。それともあの子らは外部の子?
そんなこたどうでもいいですね。試合に戻ります。
不知火は、ベース寄りに立ちます。

里中(これじゃ、インコースは打てない…。ましてや、長打などない!)
不知火(ウフフフ…そうかな?)

不知火さん、人の心を読むのはやめてください…。
山田は、里中に直球アウトコースを要求。里中は、それじゃ打たれてしまう…! と思うんですが、山田は「来い、里中!」と言います。
そしてそれに対して里中は「分かった。逆らいませんよ、山田」って言うの…何こいつら…!
そんで里中は「任せるぞ、山田!」って言いながら投げ、不知火はそれを見逃しストライク。
次も同じとこに投げ、これも見逃しストライク。

次に山田が要求するのは、内か外か?
不知火が狙っているのは、内か外か?

ドッキドキの読み合いです。里中は、山田に任せてるので何も考えません。この辺の信頼っぷりも、ほんといいよなあ…。ああもう大好きよ山里バッテリー…!
山田は、直球インコース高めのボール球を要求します。山田としては、本当ならば病み上がりの里中に、あまり遊び球は要求したくないんだそうです。でも、不知火が相手なのでやむなく…という感じ。
愛が眩しいね…!

里中はサイン通りに投げます。高めのボール球を、不知火は打ちます。3塁ライナー!
打球は岩鬼のグローブを弾き、レフトまでぐんぐん伸びていきます。レフト三太郎、スライディングしながら捕球…ですが、ダイレクトかワンバウンドか、非常に微妙な感じでした。

観客「ヒットだ! ワンバンしただろ!」
三太郎「ダイレクトで取ったもんね。審判は、ちゃんと見てくれて……」

三太郎が振り向いた先には、グラウンドにぱったりと倒れこんだ三塁塁審の姿が…!
激しい暑さのために、倒れてしまった模様。
えええー! と、場内は騒然です。ダイレクトキャッチでアウトなのか! それともワンバウンドでセーフなのか! ザワザワやってる間に不知火はホームインしてしまったが、それは有効なのか!
そして何故、倒れた塁審に誰も駆け寄らないのか!
相当長い間放置されてました、3塁塁審。なんて可哀想……。
観客と三太郎は、「直接取ってる! アウトだ!」「ワンバウンドだ!」と、口論を始めます。その間も、当然倒れた塁審は放置です。
あっ、やっと担架がきました! よかった…何か妙にほっとしてしまいました…。

実況「どうやら、心臓発作らしいです」


何故そんなことが分かる。まだ担架が、塁審のところに着いてもいないのに…。日射病かもしれないじゃないか…。
持病でも持ってらっしゃったとか? 心臓疾患がある人が、こんな真夏の試合の審判なんかやっていいもんなんだろうか…。
あと、三塁塁審のお名前は郷さん(多分こんな漢字だったと思うんだけど…)だそうです。
三太郎は、運ばれていく郷さんに向かって、
「直接取ってるんだ! おい、そう言ってくれよ!」
と叫びます。三太郎が激しい感情をあらわにするのって、後にも先にもここだけな気がします。と、ときめく…!
やっぱ、必死に食らいついていく明訓が好きだーあー。

審判ズは、集まって協議を始めます。土井垣さんは「協議して何になると言うんだ…!」とかなんとか思いながらも、ベンチでおとなしくしています。彼も、だいぶ大人になったようです。
協議中の審判たちに、岩鬼が怒鳴ります。

「正々堂々戦うことが、選手たちのモットーやないけ! 何のための選手宣誓や! 三太郎を信用せい!」


なんて熱い子なの、岩鬼ってば…!
で、三太郎が審判たちに呼ばれます。ボールを見せなさい、と。しかし、このボールは前の回から引き続き使用しているものだったため、土で汚れまくりで判断材料になりません。
長引く中断に、球場の雰囲気も悪くなってまいりました。
そこで、最後の手段のビデオ判定を試みることに。ビデオでスロー映像をチェックしますが、なんとキャッチの瞬間、三太郎に岩鬼の頭がきれいにかぶっており、捕球の瞬間を見ることはできませんでした。
岩鬼ー!
…と言う前に、何でそんな角度でビデオ回してんだー!


第146話「翔んでる! 秘打ハイジャック」


さて、いよいよ審判たちは追い込まれてまいりました。
セーフの判定を出せば、ホームランにするのか3塁打にするのかはたまた2塁打にするのか、という問題がございますし、アウトの判定を出せば、選手よりも観客(白新応援サイド)の言うことを信じることになります。
大会委員長は、主審に判断を任せる、とのこと。そして、とうとう主審がホームベースに立ちます。
一体どのような判定が下るのか、球場全体が固唾を呑んで見守りますが……

「ま、待って下さい…!」


なんと、フラフラの郷さん登場! 

「ほ、微笑くんの捕球は…ダイレクトです…!」


それだけ言って、郷さんはばったり倒れてしまいます。再び運ばれていく郷さん。沸き起こる拍手。「郷さん…よく出てきてくれた…!」と、涙ぐむ審判たち。何この審判青春ドラマ!!
ともかく、主審は高々と「アウト、アウトー!!」とコール。揉めに揉めた判定は、無事決着したのでした。

サチ子「さすが三太郎さん! へい際の魔術師だー!!

サチ子それは山岡さんのキャッチフレーズ…!
…ま、まあとにかく1アウトです。アウトいっこ取るのに、えらい時間がかかってしまいましたが…。
白新の攻撃は、5番から。こちらはアッサリと三振。
なんと、里中さん今のとこノーヒットノーランだそうですよ。すごし!

ええと、いつの間にか8回表。相変わらずのゼロ行進です。
そして、みたび山田に打順が回ってきました。不知火の投球のクセが見つからず、山田は苦しんでいます。
山勘で速球を狙いますが、ハエ止まりを投げられて空振り…を2回続けてツーナッシング。
じゃあ次はスローだ! とハエ止まりにヤマを張りますが、今度は速球。完全に裏をかかれ、結局三振してしまうのでした。
実は不知火は、山田のバットの構えで速球狙いかスロー狙いかを判断し、ことごとく逆を突いていた、という…!
このひとの、打倒・山田の執念は素晴らしいですよね…! 彼が一番、甲子園に近い男だったと思います。結局1回も行けなかったわけですが…。
プロになってから、オープン戦とかで初めて甲子園に立ったとき、どんな気持ちだったのかなーとか、ちょっとしんみりしてしまいました。

そっから凡退凡退で、0-0のまま延長戦に入りました。
明訓の攻撃は、岩鬼から。しかし、不知火はネクストバッターズサークルに殿馬がいないことを発見します。

「殿馬がいない…ベンチにも…あいつのことだ、トイレにでも行ってんだろ」


なんか守が急激に愛しい…! あいつのことだ、て何よその言い回し…! 不知火は、ほんと殿馬を意識しすぎですよね。殿馬も割と、野球少年キラーだなあ…。
殿馬は、1塁コーチャースボックスにいらっしゃいました。何故こんなところに…? と、殿馬が気になって気になって仕方がない不知火は、投げたボールがスッポ抜け、岩鬼にぶつけてしまいます。
不知火は「くっそおー! あの野郎!」と、悔しがります。こういう歳相応の反応もかわゆくて好きさ。

で、殿馬の打席です。殿馬は、バントと見せかけヒッティング。

「バカめ! おれの球をバスターとは舐めやがって! せいぜいショートフライだ!」


殿馬が絡むと、何故か急に饒舌になる不知火さん。よくしゃべるのはいいことだよ。
打球は、不知火の目論見どおりショートフライ…と思いきや、ショートの頭上で軌道修正し、ポテンヒットになりました。殿馬いわく、
「名づけて、秘打ハイジャック!」
だそうです。も、ものすごい不謹慎なネタですよこの人…! しかも自分も撃たれてるのに…!
殿馬は色んないみですごい!

「さすが、殿馬らしい秘打中の秘打だ!」


上記の発言は、言わずと知れた殿馬大好き男・土井垣将さんのものです。今日も素敵な切れ味です。
秘打中の秘打、て…!


さてさて、次回はドカベンファンならおなじみのアレです。ルールブックの盲点てやつ…。
わたし未だに、よく分かってないんですよね、アレ…。アニメをじっくり見て、頑張って理解しようと思います。


第143話「不知火登板! 殿馬復帰ずら」

久しぶりに、明訓に殿馬が帰って来た! しかし、殿馬は右腕を負傷しております。負傷中ながらに、土井垣さんの猛ノックをヘロヘロになりつつ頑張る殿馬ちゃん。
…と、ここでちょっと愉快な出来事が!

他の部員は、土井垣さんと殿馬のノックをベンチから見つめていました。
覚えてる限りでは、岩鬼、山田、高代、石毛がそこにいました。
ノックを終えた土井垣さんが、バットを高代に渡しながら「食堂に集合だ!」と号令をかけます。それを受け、山田たちは合宿に移動します。合宿の入り口に部員が全員入っていくのを映したあと、そのまま合宿の横のブルペンにカメラが滑ります。
ブルペンの中では、里中と渚が投球練習をしていました。
里中の球を受けているのは…山田でした…!
山田、さっきベンチから合宿に移動してたのに! 山田分裂してる!
ドカプロ序盤の、「ドキッ! 山田だらけの里中ドリーム」は夢じゃなかった!
いつもなら、「ベンチにいたのは三太郎だったんじゃない?」と思うところですが、今回はベンチにいた山田も比較的大きく映ってたし、あれ三太郎ではない、と断言できます。
山田のドッペルゲンガーでしょうか。気になります。

そしてそれと同じくらい、気になることがありました。山田里中、そして渚がブルペンから出てくる際、南海権佐が登場して絡んでくるんですよ。
それはいいんですが、権佐の後ろに今川がいるのが、すんごい気になる…。
ブルペンで何してたんだろう、今川…。
更に、渚が権佐に突っかかろうとするんですが、

山田「渚! 顔でも洗って来い」
渚「はっ、はい!」


と、完璧に出来上がっている主従関係も、非常に気になるところです。
さすが山田。調教はパーフェクトだぜ。

合宿で、岩鬼がうれしそうに殿馬に絡んでるのが可愛かったです。殿馬が帰ってきたのが、よっぽど嬉しかったらしいですよ。なかよしさんめ…!
あと、不知火がノースリーブで練習してて、ちょっとびっくりした…いやらしい子…!
山田が、ミーティングを欠席した殿馬を探しに行くんですが、それに当然のようについて行く里中も、いやらしい子だと思いました。

さて、ここで唐突に港を見下ろす雲竜が登場。

雲竜「おれは神奈川を去る…。しかし、必ず帰って来る! そのときが、山田、お前を倒すときタイ!」


…この時点では、雲竜激ヤセ話もアニメでやるつもりだったんでしょうか。
しかし、実際にはアニメはそれより前に終了してしまうので、この雲竜フラグはきっと立ちっぱなし…!
なんてかわいそうな雲竜…!
あ、てことは、アニメの雲竜とはこれでお別れってこと!? うわむっちゃ寂しい!
わーん雲竜ー! たくさんのなごみとときめきをありがとうございました…。ちゃんと不知火にバイバイ言った? 言ってなさそうだな…どうせまた帰ってくるし、とか思ってんだろ!
そんなんだから、土井垣さんに乗り換えられちゃうんだよ!

とかなんとかやきもきしてたら、明訓VS白新の試合が始まってしまいました。
その模様を、横学の土門さんと吾郎さんは、仲良く2人でラジオ観戦…と思ってたら、他の部員が寄ってきました。
あんたたち、空気読みなさいよ…!

…まあいいや。とにかく試合です。
明訓の攻撃から。ということで、1番岩鬼の打席です。岩鬼は初球を空振り。しかし、スッポ抜けたバットがバックスクリーンを直撃。相も変わらず人外どまんなかです。
岩鬼はそのまま三振。続く殿馬も山岡さんも三振です。

ここで、実況が「不知火くんの剛球が…」とか言うんですが、ラジオの向こうで吾郎ちゃんが反論します。

吾郎「違います。剛球は、土門さん。不知火さんのは速球です。当たれば飛ぶ、速球です」
土門「ハハ…吾郎…」


もーなんなのこのひとたち…! どんだけラブなの。キュンキュンするから、ちょっと手加減して欲しいです。ほんっと幸せだなこいつら!

試合の方は、白新の攻撃です。ということは…ということは…!
あああー久々の山里バッテリーだよー!! 141話見てないですからね! かなり久々ですよ!
白新の1,2,3番はサクッと凡退。チェンジです。
里中の、「ナイスキャッチ、仲根!」という爽やかなタメ口も久々です。
そういえば、アニメでは仲根たちの合格発表とか、その辺のエピソードもないんですよね…残念。あの話すんごい好きなんだけど。

えーと、2回表になりまして、山田の打席からです。
なんか…守さんが、腕の上でボールをコロコロ転がしてらっしゃって、やばいくらい可愛いんですけど…! 不知火何やってんのー! そのかわゆさを、一体だれにアピールしてるのー! 土井垣さんかーそうかわたしが悪かったー!
時間を見るとあと2,3分くらいだったので、あー適当に時間稼ぎして終わりかなーと思ってたら、不知火が投げてそのボールがフワッと舞い、
「おおーっと! 超スローボールだああ!」

って実況が叫ぶとこまで行きました。あら珍しい。絶対来週まで引っ張ると思った…。


第144話「山田封じ? ハエ・ボール!」


ハエボールて…。いきなり命名されちゃって、かわいそうな不知火さん…。彼自身は、このあんまりなネーミングをどのように受け止めているのでしょう。

…というのは置いておきまして。
山田は、まさか不知火がスローボールを投げてくるとは思わず、全くタイミングが合わず空振りしてしまうのでした。これには一同びっくりです。
山田は、さきほどの不知火のフォームが、速球のときと全く同じであることに困惑します。

里中「そこを何とかするのが、山田だ!」


結構無責任です里中智。無茶ばっか言わないの!
山田はフォームを見極めようとするも、スローボールに翻弄されて三振に倒れてしまいます。
そのときの、不知火の嬉しそうな顔と言ったら…! 明訓ファンのわたしですが、ついつい一緒に嬉しくなってしまいそうないい顔でした。良かったね、不知火…!
更に守さんってば、拳を高々と上げちゃって、ハイテンショーン。

不知火「おれが特訓をしたのは、風に乗ったタンポポのようなボールを投げるためだ!」

……ハイテンショーン!
以前、不知火はリズムに乗れない殿馬を、「羽根をもがれた鳥と同じ」みたいに例えてらっしゃったこともありますし、なかなかポエミーなお人のようです。そんな不知火も好きよ。

気が付けばチェンジになりまして、2回裏。不知火の打席です。
不知火はセカンドゴロ。セカンドは、怪我をしてる殿馬ちゃん…! 殿馬はゴロをなんなく捕球しますが、右手で投げることができないので、一度グローブを外し、左手でボールを取って送球します。
まさかそんな展開になるとは思ってなかった不知火さんは、全力疾走してなくてアウト。
アウトをひとつ取りましたが、殿馬の致命的な怪我が明るみに出てしまうのでした。

不知火「土井垣よ! ベストメンバーを出してくるという、お前の作戦は裏目に出たようだな!」


ああーいいねーちょっと新鮮だわ、土井垣さんへの横柄な口調!
不知火は選手たちに、徹底的に殿馬狙いで打っていけ、と指示を出します。
当の殿馬は、暑さにもちょっとやられかけているみたいです。何気に暑さへの伏線が張られています。しかし、暑さに弱いはずの里中はピンピンです。まあ、まだ2回ですしね…!

次の打者から、指示通りガンガンセカンドに打って行く白新打線。しかし、殿馬の素早い片手捕送球で、どんどんアウトにしていきます。
高代の「片手でも、ぼくよかうまーい…」というセリフが、なかなかに涙を誘います。
あと数ヶ月待ちなさい、高代…そしたら、3年生が引退してあなたはショートになるから…!
土井垣さんは、「殿馬はうまいなあ…」と、ポワーンとなってらっしゃいました。殿馬大好き土井垣将。いろんな人が嫉妬しそうです。

セカンドを狙ってもアウトを量産される白新ベンチは、「ほんとにこれでいいんですか?」みたいなことを不知火に訴えます。しかし不知火は、
「生意気言うな! お前らが里中を打てるとでも言うのか」

という、にべもないお答え。さりげに里中を褒めてくれてありがとうございます。
そのとき、白新の誰かが打った珠が、セカンド付近でバウンドし、殿馬の頭上に跳ねました。殿馬はそれをジャンピングキャッチ。
不知火は、今度こそいける、と思いました。着地してグローブ外して…とかしてる間にセーフだ! と。
しかし、殿馬はグローブのまま左手で送球。アウトになってしまいます。
不知火ショック! 関係ないけど、アウトになったときの、ファースト仲根のうれしそうな顔がなんか良かった! 「ほら見ろうちの殿馬はすごいんだぞ!」みたいな顔でいい感じでした。

そして、不知火はセカンド狙いのつもりですが、実は山里バッテリーがセカンドに打たせているんだそうです。うわー搦め手! かっこいい!
…と不知火を嵌めても、不知火の球を打てないのは明訓打線も同じです。頼みの山田も、超遅球が全く打てないのでありました。

この2話は絵がきれいでうれしかったです。不知火むっちゃ男前!


第141話「不滅! 明訓黄金バッテリー」

渚が東海にメッ打ちをくらい、ぐんにゃりとなっているところに颯爽ときらびやかに里中登場…!というところから始まりましたこの回。
里中むちゃくちゃめごい…! なんだこのアイドルさまは。物凄い殺傷能力でございました。
精も根も尽き果ててフラフラの渚に、里中は声をかけます。

「よくやった、渚。大したピッチングだった。その根性、おれにも分けてくれ」

……この人、つい前回か前々回あたりで、「渚め、許さん!」とか言いまくってませんでしたっけ……。
自分がマウンドに上がる際に、過去は全て水に流す男・里中。
などとちょっと良いように表現してみましたが、まあありていに言うと、掌返しすぎだろお前、という…ね…!

うわーん、明訓野手陣がみんな勢ぞろいでマウンドに集合し、里中が帰ってくるの待ってやんの…!
ばかばか! 青春野郎ども! もっとやって!!
岩鬼が最初に里中に触ったので、負けじと山田も触りまくりでした。
アニメ見るときに、山田のお触り数をカウントしとけばよかったなあ…と後悔する日々です。
むちゃくちゃ触ってるぜ、この人…こーのすけべ!

今日の里中はむちゃくちゃ可愛いです。深呼吸してるだけでも可愛い。めごい。
やっぱ無印の空気はいいなあ…とじんわり。
ただし、里中が可愛いのと引き換えに、土井垣さんのお顔が前衛アートのようにブリリアントです。
こちらを立てればあちらが立たず。人生、そう全てが上手く行くわけではないのですね。

さ、試合は東海の攻撃。無死満塁でバッター雲竜という、ピンチ中のピンチです。
里中は山田の出すサインに、
「相変わらず、強気なリードだな…」
などと、うっとりしながら(勝手な解釈)サイン通りカーブを投げ、ファールを打たせてカウントを稼ぎます。
決め球はさとるボールで、1→3→5のダブルプレー完成。
治療途中で、練習もロクにしてないとは思えないほどのナイスピッチング、かつ軽やかなフィールディングでした。
あれっ、無死とか書いてましたが、この併殺でチェンジになりました。
1死だったのかしら…す、すいませ…!(なんつういい加減なレビュー…)

ええと、気がつけば同点で9回裏。明訓の攻撃は岩鬼からです。
また酔っ払ってます。酔っ払いすぎてるのか、ボール球を空振りして1アウト。
殿馬も凡退ですが、山岡さんがヒット打って2死から出塁! キャプテンかっこええ!
山岡さんのどこが好きって、明訓で唯一素直にまっすぐ、土井垣さんを尊敬して慕っているところが好きです。
いいコンビだよなあ、監督とキャプテン。
…と、話がそれました。
山岡さんは、2塁まで行きました。2死2塁。次は山田だ!
しかし1塁が空いてるので、山田は歩かされるんでは……と危惧する明訓ベンチ。
ここで雲竜がタイム。

山田「雲竜がリリーフに出るのか…?」

セリフ自体はなんてことないんですが、このときの山田が明らかに2,3人は屠ってそうな凶悪な顔つきをしていたので、思わずピックアップ。
たまにすごい悪人顔になるよね、山田ってば。

東海の監督は、山田を敬遠しろと指示します。すなわち雪村続投で、雲竜の登板はなし。
しかし、雲竜はじきじきに登板志願をします。登板させてくれなければ、この場で東海高校のユニフォームを脱ぐ、という覚悟というか脅迫というか…を添えて。
そういえば同じような状況で、里中は監督の腰に抱きついて涙を浮かべ、上目遣いで迫っておりましたね。
非常に対照的なシーンで興味深いです。
同じ状況下にあるとして、他の投手ならどうしたでしょうか。
…で、ちょっと考えてみたんですが、里中以外はみんな雲竜と同じこと言いそうです。
でも個人的には、土門さんには里中的色仕掛けで迫って欲しい。誰に迫るって吾郎ちゃんに。わたしはまだ(2006年10月現在)吾郎土門を諦めてないよ!

はい、また話がそれましたね!
そんなわけで、雲竜登板です。雲竜は右腕を怪我しておりまして、マウンドに上がる際、それを山田たちにばらします。
やっぱり負傷してたのかーッ、な土井垣さんの顔がまたワンダホーでした。なんというか…抽象的というか……。
ここで、雲竜の特訓プレイバック。
ちょっと雲竜ってば、まんが肉(肉塊の両方に骨の持ち手がついてる、あの肉)食べてる!!
軽く衝撃でした。雲竜ってば…!
そして彼は、打倒山田の為に毎日1000球投げ込んでいたそうです。そら故障もするわ。

お互いに「この一球が勝負」と覚悟を決めた後、雲竜がボールを投げる!

雲竜「どりゃああああー!!」

山田はその球をバットの真芯でとらえ、バキィーンと鈍い音と共にバットまっぷたつ。そして稲妻が走りました。
打球は高く高く上がり、ライトの雪村がキャッチ!
……するも、そのまま身体ごとスタンドイン。1978年以前の出来事ですので、ホームラン成立です!

腕を血まみれにした雲竜は、「うがああ!!」と咆哮してマウンドに崩れ、腕を地面に叩きつけようとします。

山田「やめてください、雲竜さん!」

何で敬語やねん。
あんたら同い年やん…。山田、しっかりして…!
山田は、互いの健闘を称えようぜーみたいなことを言いつつホームイン。
4番のサイヨナラホームランで、明訓勝利!
…山田、渚をだっこしてる!!
えっおい、ちょっと、里中は! いや確かに渚も頑張ったけどさ、里中の復帰登板……!
山里だっこを見せてよおおー!
里中、ベンチで笑ってるけど、渚は多分後で殺されるよおおー!!
里中の隣にいた土井垣さんはきっと、彼からほとばしる殺気に、内心ガクブルだよおー!

萌え的にも普通にも面白かったけど、抱っこだけちょっぴり残念! な回でございました。
でも里中可愛かったなー。そこは良かった。非常に良かった。



第142話「殿馬帰る! ハイジャックづら」


この話も、前半部分がちょこっと切れてしまっております…。返す返すも悔やまれる…。
ええと、殿馬が巻き込まれたハイジャックのニュースを、明訓ナインが合宿のテレビでチェックしているシーンから始まりました。
彼らは固唾を呑んでテレビを…って言いたいところなんですが、どことなく皆さんリラックスしてニュース見てらっしゃる…。土井垣さんなんて、椅子にのけぞって座ってるし…!
ハイジャックされた飛行機は、成田空港に停まってる模様。
しかし事件に動きがないので、テレビは神奈川予選の模様を流し始めました。

えーと、吉良高校VSなんとか高校の試合が始まるところらしいです。
吉良高校が出てくると、途端にドカアニメがスローライフになるから嫌なんです…。今回も守備練習で、ゆるりと下手っぷりを披露して下さいました。
別にかわいこちゃんがいるでもなし…あくびが出ちゃうぜ…。
そして相手校の部員が全員、唐突に食中毒にかかったらしく、棄権。またも、吉良高校は不戦勝です。

そして次の中継では、横学の土門さんがノーヒットノーランを達成しました。すげえ!
吾郎ちゃん超うれしそう! わたしもうれしい!
吾郎ちゃんは両手を広げ、満面の笑みで土門さんに駆け寄ります。よし、行け! 抱きつけ! むしろ抱っこしろ!(吾郎ちゃんが土門さんを)
と思ったら、吾郎ちゃんにスッと右手を差し出す土門さん…! 差し出されちゃったので、やむなくその手を握り返す吾郎ちゃん……っ!

土門さん空気読んでよ!!


吾郎ちゃん、両手広げて来てるんだよ! 抱きつきたいんだよ! 汲み取れよ!!
きりんこさん、画面の前でひとりブチ切れです。あれはいかんよ土門さん。ちゃんとハグしとかんと。それがバッテリーってもんだろう?(もはや意味不明)

ところで、明訓の合宿の寮母さんが、何かおつるみたいな感じの女性なんですが…。こう、でっぷりとしてて豪快な感じの…。
あれっ合宿のおばちゃんって、小泉先生と紙一重な雰囲気の女性じゃなかったでしたっけ?
そんなおばちゃんがすきだったのに…! ちょっとショック。

ニュースでは、ハイジャック事件の続報が始まりました。それを伝えるアナウンサーが、どう見ても三太郎です。きっと彼は三太郎の兄ちゃんなんだよ。微笑一太郎さんだよ、きっと。
空港に停まったままだったハイジャック機が、飛び立とうとしているそうです。

岩鬼「こら! 飛んだらあかん! とんまを、とんまを返せー!」

岩鬼が熱いです。ほんとこの子ってばいい子! 大好き!
岩鬼の願いが届いたのか、飛行機はふたたび停まります。
「犯人が発砲した模様!」という報道に一同は緊張しますが、直後に入った「犯人逮捕!」の報に、明訓ナイン大喜び!
山田家でテレビ観てた、サチ子とじっちゃんも大喜び!
…あれっ、この時期山田家にテレビってあったの?
いや、じっちゃんがずっとラジオ観戦して、テレビ観戦は岩鬼の家に行ったときくらいだったから、ないと思って…た…んだけど、どうなんだろう。
また原作チェックしないと…。

話を戻します。
犯人が逮捕されたってことで、乗客がみんな降りてきます。その最後尾に、なんしか適当に包帯を巻かれた殿馬が!
…いえ、ほんとにすごい適当な包帯の巻きっぷりだったんですよ。なんか、腕と胸に2周くらいおざなりにクルクル巻いてあるの。意味あんのかそれ?
どうも、犯人がライフルを発砲した際に、利き腕を怪我してしまったらしいです。殿馬ちゃん!!
…えっちょっと待って、それじゃ胸の包帯の意味はどこに? やっぱり無意味だったらしいです。なんてエスプリ。
利き腕負傷ということで、岩鬼が激怒します。

岩鬼「アホー! それやったら、何もならんやんけー!」
山岡「岩鬼、なんてこと言うんだ!」
岩鬼「ははは…ほんまに、とんまが!」←うれし泣き
山岡「複雑な奴だな。嬉しいなら喜べ!」

あれ…なんか今週、やけに山岡さんと岩鬼が和ませにかかってくるわ…。一体これは何の陰謀なの…?

そして、殿馬の後ろから小林が降りてきました! ああ悲劇の小林…!
ここで意味ありげに「アメリカに野球留学してた」というフラグを立てられながら、ついにそのフラグを回収されることがなかった、気の毒な小林が…!
殿馬と小林は、ふたりでキャッチボールをしながら、ハイジャック犯を捕まえたんだとか。

えっごめん全然意味がわかんない。
一体何がどうなったら、そんなことになってしまうんでしょうか…。

一連のニュースを、小泉医院で見ていた里中。お色気要員なので、何の脈絡もなく上半身裸だった里中。
殿馬が帰ってきたことに、大喜びします。

里中「殿馬が帰ってきた…! ようし、ベストでゴーだ!!

ベストでゴー……。
ほんとこの子は時々、見てる人間をびっくりさせるようなことを、平気で言いますね。

次は白新戦です! 不知火!
次回予告の絵が美麗だったので、とても期待しております。


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