仔細だったり雑だったりするドカベンアニメレビューです。

110話まではこちら




第119話「里中襲う! 土佐丸野球」

わたしのバカバカ!!


この話だけ、前半部分に「魔法戦隊マジレンジャー」をかぶせて録画してしまったのでした…! バカバカー!


…というのが、2005年7月に起こった悲劇です。
そして現在、2006年9月中旬なのですが。
無料テレビサイト「GYAO」にてドカベンが放映されており、119話を見ることが出来ました! GYAOさんありがとう…!
ということで一年以上の時を経て、唐突に補完するぜ119話レビュー!


センバツ決勝戦、明訓VS土佐丸の因縁の対決の幕開けです。

さて、土佐丸は相変わらず、時間ギリギリになって現れます。もちろん、全員眼帯つきで。皆様の人相もあいまって、いい具合に不審者集団です。
そんな遅刻魔小次郎兄貴に対し、土井垣さんは
「ギリギリまで秘密の特訓をしていたのか…」
などと、非常に好意的な解釈をなさっています。これで集団寝坊、とかだったら面白いのになあ。

・・・あれ? 犬神が、学ラン姿でベンチに現れましたよ。何故にホワイ。
と思ったら、整列直前になってユニフォームに着替えて出てきました。
最初からユニフォーム着て来いよ・・・!!
そんな感じで相変わらず、土佐丸は試合前からこゆいです。

さあ試合開始。土佐丸が先攻です。
マウンド上の里中が非常にめんこくて、和むどころの騒ぎではございません。ビバマイナスイオン。(意味が…)
山田が里中の元に足を運び、打者一巡目はさとるボールは投げず、二順目から混ぜていこう、というようなことを確認にいきます。

里中「ああ、突き指を悟られないようにしないとな」
山田「さとるボールをさとられない? ハハ、いいシャレじゃないか

…正気、かなあ……。
何か、北さんも似たようなダジャレ言ってましたよね…「ハッパがハッパかけてるのか」みたいな…。
明訓野球部に蔓延する親父ギャグ。後輩たちは大変ですね…。
そんなことはどうでもよく、プレイボールです。 
土佐丸の一番打者が打席に入った瞬間、彼はおもむろに眼帯を外しました。
それが合図だったかのように、犬神以外の全員が一斉に眼帯を外します。
このときの、勝ち誇ったような小次郎兄貴の顔が、たまんないわ…。だって兄貴、むちゃくちゃ嬉しそうなんだもん!

あ、土井垣さんのユニフォームの胸の「MEIKUN」ロゴ、「M」が塗られてないわ…。(粘着だから、そういうとこはきっちり見てる)

などと一瞬雑念が入りましたが、土佐丸の面々は今まで眼帯をつけ、片目で野球をする…という特訓をしていたそうです。そんで、明訓と対戦するにあたって、満を持して両目オープン。さすれば、ボールもよく見えるってもんだ。
…という寸法だそうです。いやはや、兄貴も色々考えますね…!
実際、その特訓に効果があるのかよく分かりませんが、嵐を使っての特訓よりは、よっぽど健全だと思います。
土佐丸ナインにこの特訓は効果的だったらしく、里中は1、2番に連打を浴びてしまいます。いきなり、無死1,2塁というピンチ。
里中は、帽子をマウンドに投げつけて悔しがります。そんな動作もめんこい…。そして腰のラインがえろい。

そして3番は、強打者・犬飼武蔵です。大ピンチ!
いやがおうにも緊張感が高まります。しかし、何の脈絡もなくチラチラと挟み込まれる嵐のアップ画像に、気が散ってしょうがありません…。

ここで里中は、山田のサインに首を振ります。怪我すると、ガンガン首を振り出しますよね里中さん。
里中が投げたいボールは、カーブ。変化球があるところを見せたいそうです。
「頼む、山田!」と、里中は目で必死に訴えかけます。
誰も、里中のこの目には抗えません。ということで、山田はカーブにゴーサイン。
嬉々として里中はカーブを投げるんですが、その瞬間、指に激痛が!
里中の手から離れたボールは曲がらず、まっすぐ武蔵のバットに向かって行ってしまったのでした。
武蔵はバットを振りぬき、打球は軽々ホームラン…!
一気に3点が入り、0-3となってしまいました。

山田「曲がらなかった…曲がるわけがない!」

悔しがる山田。しかしマウンドには、もっと悔しがる里中が。
山田は里中の元に行くんですが、そのときにはもう余裕のある笑顔です。さすがです。やっぱかっこいいな、山田は…!

山田「3点くらい、すぐ取り返せるさ」

極上の爽やかスマイルです。
いえ、端から見たらあんまり表情は変わらないんですが、里中の目には極上の爽やかスマイルに見えているはずです。
それにわたしは聞こえた! 里中の胸がキュンッて鳴ったのを!!(末期)(そっとしといてください…)
胸キュン里中はここから奮起し、4,5,6番をしっかり抑え、追加点は許さないのでした。愛の力恐るべし。

1番から始まる明訓の攻撃は、岩鬼は三振で殿馬が四球。山岡さんも四球で、ピッチャー武蔵から
「あのパンダやろう! いい眼をしとるわ」
と、いわれのない中傷を浴びます。
お前…っ! 山岡さんの顔のことは明訓内でタブーになってんだから、ツッコんでくれるなよ…!
そんなこともありまして、1死2塁1塁のチャンスで、4番山田に打順が回ってきます。
山田は武蔵のストレートを完璧にとらえ、がっつりスリーランホームラン!
ボールの握りを見たんだそうです。さすが超人。さすが野球の申し子。

里中は山田の、愛の同点打(間違っちゃいない)に奮起して2回表の土佐丸打線を抑えます。
そんで、2回裏。里中に打順が回ってまいりました。
武蔵しゃんがキャッチボール投法で投げましたよ。兄貴の真似をしたいお年頃です。武蔵ってばかわいこちゃんだなあ。
引き続き指が痛くてえぐえぐしている里中は、「打ちたい…なんとしても打ちたい…!」とかかっこいいことをつぶやくんですが、見送り三振。そんで、チェンジです。

小次郎兄貴が、里中の指に気付きました。小次郎のくせに…!(暴言)
里中は、指が痛いなりに打たせて取って2アウト。
武蔵の打席で、山田からさとるボールのサインが出て、さとるボールをおりゃあっと投げて終わりでした。



第120話「腕が伸びる!? 怪奇投手犬神」


怪奇投手…なかなか素敵な言われようです。
武蔵は「里中は指を負傷しているから変化球は投げられない。だから全てストレートだ」と思って狙ってくるんですが、ボールはストーンと落ちてボテボテゴロになりました。
武蔵は呆然として、1塁に走りません。里中の変化球にびっくりして走らない、という展開も水島せんせい大好きですよね。

これで3アウトになり、チェンジです。
山田が「里中が無理してハッスルしている…」とか言ってました。ハッスル…。
明訓の攻撃は、1番岩鬼から。武蔵はど真ん中を投げますが、まぐれで岩鬼のバットに当たりヒット。皆「ハハハまぐれだぜ」みたいな感じで和やかに笑ってますが、里中は余裕がないので「笑ってる場合か!」と一人だけキレております。ああおいたわしいわ…。

里中「ここは送りバントだ。山岡さんと山田で返すんだ」

里中が初めて「山岡さん」って言った! 呼び捨てじゃない! 歴史的瞬間! でも北さんのことはきっとまだ呼び捨て!
ほんと、この子の神経ってすごいよなあと日々思います。
里中はそんなことを思ってますが、土井垣監督から出たサインはヒッティングでした。殿馬は打ちますがダブルプレーで2アウトになってしまいました。その後の山岡さんはヒットで1塁に。
里中は、「あそこで送っていれば…!」とイライライライラしだします。ケガのために、一人浮きまくる里中智。この辺、原作の描写がものすごい秀逸だったなあ。え、いや別にアニメが秀逸じゃないとかそういうわけじゃモゴモゴ…。

さて、山田の打席で土佐丸はピッチャー交代です。ピッチャー武蔵に代わりまして、犬神了さんの登場です。
犬神は「キエヘヘヘ」っていうか「ドエヘヘヘ」と笑いつつ、背後に火の玉をたくさん引き連れてマウンドに上がります。

土井垣「あんな小さな選手がピッチャーだと!?」

あんたんとこのピッチャーも大概小さいでしょうが…!
 土井垣さんは、いつでもどっか抜けてるところが可愛いです。

犬神が「デュエヘヘヘ ヌヘヘヘヘ」と笑いながら投球練習をするんですが、それがまた長い長い…。特に変わった画でもないので退屈です。そんなときは、手元の紙にラクガキなどして時間を潰すのが、淑女のたしなみです。
あ、やっとこ投球練習が終わりました。犬神の袖からアンダーシャツがにょっと伸び、手元を隠します。いや…普通にナシじゃないの?
犬神は、1球目から山田に当てにかかります。しかし、山田はどうにかそれをかわします。
土井垣が「犬飼小次郎…卑怯だぞ!」とか言ってました。フルネームで言うのが可愛いです。

山田は犬神を分析しますが、「とりあえず打つ!」という結論に達したみたいです。分析できてないところがなかなかに可愛いです山田太郎。
犬神は投球モーションのときに袖から腕を出すんですが、

山田「腕が伸びた!」

とのことです。そして犬神のバックで歌舞伎? っぽい不気味な風貌の方が
「ヒヘーへヘヘヘーアーヒャヒャヒャヒャヒャ、フヒャーヒャヒャヒャヒャーヒャヒャー」

とドカアニメ恒例「時間調整のための不自然に長い笑い」を披露してくれました。
結局、山田は三振でした。里中は「山田が三振…!」とショックを受けます。気持ちは分かるけど、里中もそろそろ山田の三振に慣れようよ…!

この土佐丸戦って、確かみんなの過去話が出てくる試合ですよね。うわあ本気楽しみ! ちっちゃ里中に早く会いたいです。あと、お久しぶりねの小林にも会いたいよ…!



第117話「頑張れ里中! 小さな巨人」

ええと、信濃川の攻撃で無死満塁からです。里中、絶体絶命のピンチ。
客席の吾郎ちゃんが何度も何度も「里中さんは小さな巨人ですよ」を繰り返すのがなかなか羞恥プレイでした。恥ずかしいから連発しないで…!

指が痛くてちぎれそうだ! と訴える里中に、山田は2球連続全力投球を要求。「いいか、里中。絶対に指をかばうな」という鬼なお言葉つきで、さすがは山田です。
ここで信濃川はスクイズをしかけてきました。山田は里中の投球をワンバンで捕り、そのままホームを踏んで1アウト・サードに投げて2アウト・サード岩鬼がセカンドに投げて3アウト。トリプルプレーで一気にチェンジになってしまいました。
山田ってばすごすぎだ…!

場面は飛びまして、7回表。明訓の攻撃は1死で山田の打席です。
山田はカキーンと打ち、なんとこれが三塁打に。あの鈍足の山田が…! 二塁打級の当たりでも単打止まりになる山田が…! ピンチの里中のために奮起してくれているようです。(物は言い様ってやつだね!)
続く三太郎の打席で、山田はスクイズ。ホームインいたしまして3-2と明訓が逆転いたします。

また飛びまして、9回裏。里中はゼエゼエ言いながら投げ続けます。そこで、山田が

「変化した…? 里中は親指が使えないはずなのに…」


と、新技への糸口を見つけます。原作では何故にか唐突に山田がアレを編み出しておりましたが、アニメでは「親指をかばう里中が無意識のうちにやってたことをヒントに山田がアレを考えた」ってことになってるんでしょうか。
まあいいや。ここで山田はタイムをかけ、里中に駆け寄ります。

山田「里中、やっぱダメか! 親指の突き指!」

この発言に、その場にいた人間全員がいろんな意味で衝撃を受けます。里中も「やっ、山田!」と動揺を露にしております。そこに駆け寄ってきた岩鬼が、「どあほーう! う、うわあ痛そう…何でこんな大事なこと黙ってたんやー!」とブチ切れ、里中の腕を掴んで持ち上げておりました。岩鬼かっこいい。男っぷりが上がってきてるぜ。でも里中けが人だからもちょっとやさしくしてあげて…!

山田「大丈夫か?」
里中「ほっといてくれ!」

なんかこのやりとりに、妙にときめいたんですが変でしょうか…。
里中と山田は一旦ベンチに引っ込みますが、結局続投です。
徳じいは、里中が怪我してるんなら小細工はいらない、全員右打席に入ってガンガン打ちにいけ! と指示を出します。
ちなみに、今は9回裏で2アウトまで行っております。
そして最後の打者相手に里中が投げたボールは、変化球なんて投げられないはずなのにストーンと落ちました。それを打者は打てず、三振でゲームセットです。
明訓またも勝利! 静止画だけど山里だっこもあった!

徳じいは、「突き指なんて嘘だったんだ…!」と、鮮やかに山田に騙されてます。この人もなかなかに不憫だなあ…。
そして徳じいは、改めて山田の強さを知るのでした。

徳川「わしの、打倒・山田は終わりじゃ」

嘘ばっかり!

と、ここで偶然そばにいた父親がポツリと言いました。
「とか言いつつ、知三郎のとこに行くなよなあ」
うん、まあそうなんだけど……徳じい、チサんとこの前に小林の東郷学園に行ってるんだけどな…。
読者からも結構忘れられている小林…! 不憫でしょうがないです。

今週ラストに登場した突き指した里中が投げた変化球を、土井垣さんが持ち前のワンダフルなネーミングセンスを発揮して「さとるボール」と名づけてくれました。さとるボール。さとる、は平仮名なのが土井垣流。(ドカプロではまれにカタカナ表記だったけど)ああたまらない。土井垣さんがたまらない。

第118話「明訓・土佐丸! 再度の挑戦」


明訓の宿前にて、吾郎が何故か山田と里中を探していました。

吾郎「山田さんと里中さんは?」
サチ子「トイレだよ」
吾郎「二人一緒に?」

その切り返しはおかしいと思うよ。原作ではサチ子のセリフでしたが、アニメでは何故か吾郎のセリフになってました。
さらに宿前では、里中のケガを心配する女子であふれております。そこに岩鬼が登場して色々とがなりたてます。そのスキに、変装した山田と里中がこっそりと宿を出るんですが…その変装がなかなかに凄かったです。

山田:北さんっぽいメガネとマスク
里中:ぐるぐるメガネと出っ歯

あの、里中さん…その出っ歯はどちらから調達なさったんで? 殿馬から借りたんだったらどうしよう…。殿馬の出っ歯が実は差し歯だとか考えたくないわ…。
そんな感じで、山田と里中はこっそりと病院に出かけるのでした。
そこで里中の右手レントゲン写真するんですが、写真の指が明らかに短すぎます…! 中指でも、手のひらの半分くらいの長さしかありません。人外魔境だわ。
里中の突き指には、「骨に異常はないけど、明日投げるのは無理」という診断が下されました。
病院からの帰り道、バッテリーの会話。

里中「山田…土井垣さんに言うのか」
山田「明日投げられない、とは言わないよ」

そんなわけで、里中は決勝戦も投げることになりました。ああおいたわしや…。そして、いつまでもこのバッテリーには欺かれまくりな土井垣さんがかわいそうでなりません…。

宿の中で山田と里中を探し回るサチ子・吾郎の前に犬神が現れましたよ! 土佐丸高校秘密兵器の犬神さんの、記念すべき第一声はこちら。

犬神「おい、ダブルチビ。土佐丸の部屋に案内しろっちゃ」

お前もチビだとか、自分の部屋くらい知っとけよとか、そもそもお前その語尾は何だ、とか色々言いたいことはありますがとにかく犬神登場おめでとう! 思ってたよりも声が低いです。甲高い声で「キエヒヒヒヒ」って笑うのかと思っていました。

サチ子「あいつらのサインほしいのー? やめときなって!」
犬神「サインじゃないのちゃ」

犬神、お前なんか口調がおかしいけど大丈夫か…! 初登場からいきなりハラハラさせてくれます、犬神ってば。
そんなことしている間に、土佐丸は赤城山に勝ってしまいました。これで明訓の決勝戦の相手は、犬飼・トンデモ・小次郎率いる土佐丸高校に決まりました。

翌日、明訓は近くの高校のグラウンドへ練習しに行きます。宿を出る際、犬神が土井垣さんに絡みに来ました。

犬神「カントクしゃーん。うちは練習しないから、その分時間をあげるっちゃー」
土井垣「犬飼に伝えろ! キサマの施しは受けんとな」


ここで犬神は「二人のライバル意識は相当なものだっちゃ」とか言ってますが、わたしには「直接会って話すのがテレくさいシャイボーイズ」にしか見えません。無印ドカで土井垣さんと小次郎さんが、きちんと会話してるシーンってほとんどないような気がするんですが気のせいでしょうか。
兄貴、ここはもっと大胆に行かないと…! 駄目じゃん、犬神を代わりによこしちゃあ!

さて、練習場には国定とわびすけが待ち受けておりました。打倒土佐丸を応援するために、バッティング投手になってくれるんだそうです。明訓が山場を迎える前は、カップルが応援に駆けつけてくれるのがセオリーなようです。不知火と雲竜とかさ。ええ偏見ですとも。
山岡さんが部員たちを前にして、「さあ皆、赤城山の分も頑張ろうぜ!」と号令をかけます。
部員たちが「オー!」と拳を振り上げるのですが…その部員集団の中に、山岡さんが混じってました。山岡さん、一瞬前まで部員たちから離れて立ってたのに…! 山岡鉄司、うっかりテレポーテーション。

明訓VS土佐丸の試合当日、何故か土佐丸ナインが甲子園にやってきません。一体何故…!? と会場はザワザワです。
というところでちょっと時間が余ったらしく、適当に嵐の映像などが流れて終わりでした。


第115話「敬遠策! 太郎怒りの一撃」

信濃川戦、山田の打席からです。キャッチャー立ち上がって3ボールまで行きました。タイムをかけて、激しく素振りをする山田さん。
里中いわく「いくらおとなしい山田でも、怒って当然だ」とのことですが…山田っておとなしかったっけ?
うわっ、吾郎ちゃんが「きたねえぞ、徳川ー!」って叫んだ! そんなこと言っちゃう子なのね…! ちょっとびっくりしました。土門さんの前では、絶対そんなこと言わなさそうです。
さて第4球。敬遠と見せかけて勝負ダマを投げてくる、信濃川ピッチャーの古町さん。唖然とする周囲をよそに、山田はカキーンとその球をホームランにしてしまいました。
これには明訓ベンチ、大喜び。山岡さんに続きホームインする山田を、全員で迎えます。そして、少なめに見積もっても30回以上は山田の頭をバシバシ叩いてる里中…。里中だからこそ許される暴挙です。
ともかく、これで2-0です。

山田にホームランを打たれても、徳じいは平然としています。

徳川「この試合、狙いは山田じゃねえ…里中だ!」

だそうです。里中ちゃん逃げて! おっさんがあなたを狙ってる!
そしてここで、ドカアニメお得意の比喩映像。
荒野にて、鷹がピーンって飛んできて必死に逃げるウサギちゃんを追いかける映像が流れました。
えっおかしいよね? この表現おかしいよね? 
里中をウサギに例えちゃうアニメスタッフ、色んな意味で凄いです。

さて、信濃川の攻撃になりました。1番打者が、左打席に入ります。信濃川の選手は全員右打ちのはずなのに。
ここでまた鷹とウサギの映像…。あっ、うさーぎちゃん食われたよ!
そして徳じい、時間調整のため
「ははーはーっはっはっはっはーはっはっはー!!」

と、不自然なまでに長い高笑いを披露してくれます。ほどほどにしとかないとむせるぞ、じいさん。

3回目の鷹とウサギ映像が流れたところで、土井垣がタイムをかけてバッテリーを呼びます。この回、作画がひどくて里中も大変にブサイクです…悲しい。
信濃川はバントでくるんじゃないか、と警戒しつつゲーム再開。
ここで鷹とウサギ4回目。
そしてこの辺のわたしのメモが意味不明で、「里、バント警戒でダッシュするも強打。からぶり。1るい。」とか書いてあります。空振りの次が1塁って何だよ。ヒット打ったのかな。すいません記憶があいまいです…。とにかく1番が1塁に出たってことで。(ビバいい加減)

山田、次はヒットエンドランと読みます。そこで里中ウエスト。ですが、打者は飛びついて当ててきました。
1塁走者は一気に3塁へ。そして鷹とウサギ5回目。何回流すんでしょう。
次もバントで、3塁走者帰ってきて2-1になりました。

徳川「名付けて『と金作戦』だ!」

次は映像がきれいだといいなあ…。どっかのシーンで、三太郎が「忙しくさせますねえ、徳川さんも」って言ってたのがかわいかったです。アニメの三太郎は、なんだかおっとりさんです。

第116話「里中負傷! 明訓ピンチ無死満塁」


信濃川の攻撃は、4番に回ってきました。バント、と見せかけてヒッティング。
打者がバットを大きく引いたので、山田は激しくのけぞってよけます。よけてなかったら、打撃妨害取られてバッター進塁してたんですって。
そしてまた鷹とウサギ。ほんと好きですねこの映像。

次の打者もバント。3塁の方へ飛んで行きます。里中が「岩鬼取るな! ファールだ!」って言ってんのに、岩鬼は球がファールグラウンドに出る前に取ってしまいます。そして1塁送球しますが、大暴投。ファースト仲根取れず、バックアップの殿馬も取れません。
ランナーは3塁セーフでした。
里中が「岩鬼、取らなきゃファールなんだぞ」と、噛んで含めるように言ってるのがかわいかったです。
が、タイムかかってなかったらしく、3塁走者がホームに走ります。里中慌ててボールを持ってホームに突っ込みます。
完全にアウトのタイミングでしたが、クロスプレーでボールがこぼれてしまいます。
これがセーフになり、明訓は同点に追いつかれてしまいます。しかも、里中は起き上がれません…。ああ、ここから痛々しいタイムが始まるのね…。

里中に駆け寄った山田、うわっ、里中の腰を抱いてベンチに行きやがりますよこの男。公衆の面前で!
里中は、よりにもよって右手親指を突き指してしまったのでした。親指の付け根がどす紫に塗られていて、激しく痛そうです。
ふつうならベンチに引っ込む場面ですが、恐ろしいことに明訓には投手が1人しかいません。
そんなわけで、山田は里中に「敵はおろか、味方にもつき指のことは悟られるな」と無茶を言い、カモフラージュのために里中の左腕に包帯を巻きます。
再びマウンドに上がる里中を、チームメイトは大丈夫なのかと心配しています。

里中「この通り、大丈夫だよ!」
岩鬼「ほんまかあ?」(左腕をにぎる)
里中「い、たいよ! そんなにつよく握っちゃあ」

などと、なんとなくえろくさいやりとりをしながら、ゲーム再開です。
里中は、痛みをこらえながらニコニコ笑顔で投げます。(おいたわしい…)信濃川は、ずっとバント攻撃をねちねちと続けます。
徳川は「それにしても、ちとうれしがりすぎるな里中は…」と、異変に気付きだします。

スッコーンと場面が飛ばされ、3回裏。信濃川の攻撃です。
今までバントばかりだった信濃川が、ヒッティングに切り替えてきました。突き指のために速球が投げられない里中は、あっという間に無死満塁にしてしまいます。
里中は、徳川に突き指がばれたんじゃないか、と動揺します。

と、いうところでまた来週~でした。
ほんっと、里中っていちいちかわいそうな子だわ…。あと山田こわいです。



第113話「起死回生! 秘打回転木馬ずら」

前回までのおさらいが長すぎて、絶対にこれだけはやるまいと思っていた早送りをしてしまいました…。
だってだって、本当に長かったんだもの…!

さてと、「満塁に敬遠はない!」という土井垣作戦が炸裂いたしまして、2死満塁で迎えました山田の打席。
しかし中は、満塁なのに山田を敬遠します。これには場内びっくりです。
それでも余裕の笑いを崩さない中は凄いとおもうよ…! あんたきっと大物になるよ。いや、ドカプロ・ドカスパにはあんまり出てこないけど…! でもホラ、プロ野球選手ってだけで充分大物ですやん? ということにしときましょう。
満塁で敬遠ですので、押し出しで北さんが返って1-1になりました。
次の三太郎はピーゴロでした。あたるんキャッチし、そのままホームを踏んで3アウトチェンジです。
あたるん、ほんっとに全然しゃべらないんですが…。

あれ、また明訓の攻撃ですか…! 9回裏だそうです。石毛から。どうでもいいんですが、石毛の打席がピックアップされたのって客席で鏡がピカーってなった、あの打席だけですよね。今回もサクッと凡退でした。
仲根・北もごく自然に凡退しましてチェンジ。

ええと、ここから延長戦ですかね。
10回表は、里中が3者凡退させました。もっとじっくりと里中の投球が見たいです…。
10回裏、明訓は里中の打席から。里中は4球を選んで出塁。続く岩鬼はバント…のつもりが打ち上げてしまい、アウト。続く殿馬もアウトでした。
えっ、殿馬ちゃんアウト? タイトルにある秘打はいつ登場するんだ…! 
3番・山岡さんがヒット打って2死1,2塁。ここで4番山田ですが、ここでも敬遠されてしまいます。
前代未聞(当時はね…!)の5打席連続敬遠に、場内はブーイングの嵐です。それでもあたるんは笑顔です。おいたわしいわ…。

5番三太郎はアウトでした。そこから、一気に場面は飛んで1-1のまま12回裏です。
1死で1塁に岩鬼を置いて、2番打者殿馬の登場です。

「中、てめえも色々つれえづらな。おれがラクにしてやるづら」


なんてカッコイイこと言ってる殿馬ですが、彼流「ラクにしてやる」はなかなか凄いですよ…!
殿馬はあたるんが投げたスローボールを、空振り…と見せかけて、その場でくるりと1回転してコツンと打ちました。あたるん、キャッチして1塁へ送球します。確実に送球の方が早かったので、審判は当然「アウト!」とコールします。
すると殿馬は、
「なんづら、アウトづら! 足の方が早いづら!」

と、激しく審判に抗議をします。審判に抗議なんてしたことのない殿馬の激昂っぷりに、一同は一瞬呆然としてしまいます。そして、1塁で「足が早いづら!」「どう見てもアウトだ!」とかやってるスキに、岩鬼がホームに走ります。
タイムがかかっていないことに気付いた1塁手が、慌ててバックホームしますが間に合わず、岩鬼ホームイン。
明訓のサヨナラ勝ちが決定した瞬間です。
そしてこの瞬間、殿馬は
「ああ、よく考えりゃアウトづらな」
と、あっさり引き下がりました。殿馬ちゃんはこれを見越して、わざと普段はつけないインネンをつけたのでした…! ひ、ひきょうだ…! 控え目に言って外道です、主人公陣営…!
里中は「やったー! 殿馬、ナイス秘打ー!」とか喜んでるんですが、秘打っていうか…。

「そんなバカなあ!!」

君の気持ちはよく分かるよ…!
あたるんは、「山田、またこの甲子園で会おう…」と呟いて、去っていってしまいました。
せ、せつない…。あたるん…セリフ10個もなかったんじゃなかろうか…。
グッバイあたるん、ドカスパがアニメ化するとしたら、たくさんセリフがもらえるといいね…(無理っぽい)

第114話「準決勝! 策士徳川明訓をのむ」

しょっぱなから、土井垣の大きさがおかしいです。
記者たちよりも頭3つ分くらい大きいんですが…。土井垣が人智を超えた巨人なのか、記者たちがありえないくらい小柄なのか…アニメーターが適当なのか…。
あっとすいません。今週は、試合終了後のインタビューから始まりました。
土井垣が殿馬のことを「彼は常に、新しいものを生み出してくれる男です」とかベタ褒めしていました。土井垣って多分、3監督の中で一番殿馬のこと買ってますよね。
殿馬ちゃんは最後の打席について、インタビューされてました。

記者「あのときは、セーフと確信していたんですか?」
殿馬「もちろんづら」

あなた、よくもいけしゃあしゃあと…。恐ろしい男です。
まあ、これくらい図太くないと常勝明訓の2番打者は務まりませんよね、とか無理矢理納得しようと思います。
何でか、岩鬼がインタビューされてガチガチに緊張してました。「うれしいです。みんな頑張りました」とか、お手本どおりの答えでした。どうした岩鬼…!
山田はインタビュー慣れしすぎだと思うよ…!

明訓ナインは宿に帰ってまいります。岩鬼が直立して、にこやかに敬語でお母さんと電話してるんですが、切った瞬間
「何が岩鬼家の誇りや! いっぺんくらい甲子園に来てみやがれ! そしたらわいのスケールの大きさも分かるわ!」
とブチ切れます。甲子園に応援に来て欲しいのよね…! わたし、岩鬼の家族への愛情が大好きです。

その頃、山田さんは池の前にしゃがみこんでおりました。吾郎はそれを見て、「山田さんはきっと、中さんのことを考えているのです!」と土門さんへの脳内レターをしたためるんですが、実際は池の前に五円玉をぶら下げ、その穴を覗き込んで目の訓練をしていたのでした。
残念、山田はあたるんのことは眼中にないみたいだよ!(あたるんかわいそう…)

さて、いつの間にやらセンバツ準決勝が始まってしまいました。明訓の対戦相手は、元明訓監督である徳川率いる信濃川高校です。
ええと、明訓が先攻…かな? 徳川は明訓選手の性格をよく知っているので、ねちこく攻めてきます。
1番岩鬼は短気なのを知ってるので、投手はなかなか投げません。イライラしてるところにピュッと投げ、ピッチャーフライに打ち取ってアウト。
2番殿馬は、リズムを狂わせてアウト。3番山岡は、徳川さんいわく「山岡は速球には強いが、遅い球を打つほどセンスはよくねえ」らしく、スローボールで2ストライク取られましたが、3球目をバントして1塁に出ました。
ここで、土井垣・北・里中が声をそろえて「山岡!」と叫ぶんですが…里中、あんたドサクサにまぎれてキャプテンまで呼び捨てに…!

さあて、山田の打席です。しかし、立ち上がる信濃川キャッチャー。なにいっ、また敬遠かあっ!?
というところで今週はおしまい、でした。


第111話「山田VS中! 二本足のカカシ」

春のセンバツ高校野球、準々決勝は明訓VS江川学院の試合です。
中にプレイボールホームランを打たれてしまった里中、呆然としております。そんな里中に山田は駆け寄り、「がんばれよ、小さな巨人!」と言いながら里中を触っていきます。このマメさはさすがです。
その後は岩鬼がサードゴロをさばき、「里中見たか! わいに任せとけばええんや!」とか男前なことを言いつつ、あっという間に3アウトチェンジになりました。

で、江川の先発は中さん。実況が「中くん、その一つ一つの仕草に場内が湧きます」とか言っちゃってます。いつの間にかアイドルなあたるん。あたるんも国定と同じで、この頃が人生の絶頂だったんだね…ああ泣ける。
あたるん、女子に「中ちゃん」とか呼ばれてるんですが、この頃の女子はアイドルな男子の名字に「ちゃん」を付けて呼ぶ風潮でもあったのでしょうか?
まあいいや、明訓のオーダーは不動なので1番は岩鬼です。岩鬼はコロコロのゴロを打ってしまい、どうせアウトだからと走りません。
あたるんはそのボールを拾い、「これでも走らないんですか?」と1塁に向かってボールを転がします。それにキレた岩鬼は1塁に転がるボールを蹴り、それがあたるんのグローブに入ってアウトでした。

ここで吾郎が「あの明訓の岩鬼さんに向かって、なんて人を食った態度……」というコメントを寄せておりますが、いやあ、度胸に関しては君もいい勝負かと…。岩鬼に「威張るのは打ってからにしろや」みたいなことを慇懃に言ってたしね。
そして更に、スタンドで仲良く観戦している徳川と小次郎兄貴が、次の打者・殿馬に対しての中の配球予想をするのですが…。

徳川「犬飼よォ」
小次郎「うェい」

大丈夫か小次郎。なんか口から変な音が漏れてますよ。兄貴しっかりして!
ちなみに二人ともストレートの4球、という予想で、ばっちり正解でした。殿馬進塁して1死1塁。
あたるん、「くそー! パーフェクトが破れちまったー!」とか言ってますが、どうせこっから敬遠の嵐じゃんよ…と思ったり思わなかったり。
山岡さんは三振で、迎えるバッターは我らが山田です。

ええと、まあ、ここであたるんは山田を敬遠です。次の三太郎は打てずにチェンジ。
あれっいつの間にかまた明訓の攻撃に…4回裏だそうです。里が投げるとこも見たいよ…。
そしてまた山田の打席ですが、あたるんはまたも敬遠。2打席連続敬遠てことで、場内がちょっとざわつき始めます。
またざっくり場面が飛ばされて、みたび山田の打席。これもやはり敬遠。
場内に戸惑いが走りつつ、次回へ続くー。

第112話「土井垣作戦! 満塁に敬遠はない」


3打席連続敬遠をかまされ、場内は中ブーイングの渦です。
無死1塁の状態で、三太郎はバントしまして1塁アウトの2塁セーフ。次の石毛もバントで、山田を3塁に送ります。
そんなことより、土井垣さん太った? 太ったというかガッチリした? キャプテン時代はもっと細腰でセクシィーだったのになあ、残念。
などと邪念をまじえつつ、次の打者は仲根です。3塁に走者がいるってことは、些細なハプニングでも得点につながるぜえ、てことで皆が仲根に注目しだします。
おお…仲根にスポットライトが当たる日が来るとは! 
小次郎兄貴も「この回の仲根は、期待が持てそうだ」とか言っちゃってます。 小次郎兄貴が仲根の名前を発音してる時点で、非常にレアです。
いや…まあ、三振だったんですがね。でもホラ、仲根さん野球歴半年くらいだし…許してあげようよ!

そして時は流れて8回裏。明訓の攻撃は8番・北さんからです。土井垣さんが北さんに指示を出す際、身長差があるためすんごい腰をかがめてるのがかわえかったです。
北さんはベースにかぶってかまえます。そんな感じでボールスリーに。
北さん、緊張してタイムをかけます。そんな北さんに、里中が相変わらずのタメ口で激励します。この子、最後まで敬語使わないのかな…。原作ではどうだったっけ。さすがにずっとタメ口、ってことはなかったと思うんだけど。
結局4球で、北さんは1塁へ。

続きまして、久々に里中の打席です。里中、ありえない勢いでちっちゃい…かわいい…!
里中はバント、と見せかけてヒッティング、のフリをしてバントでした。何がなんだか。器用ですね里中さんてば。
1,2塁ともにセーフでした。
1番岩鬼はどてっぱらにデッドボールでした。これで無死満塁に。

お次は殿馬ちゃん。殿馬は見送りで三振でした。
ここで小次郎が「あの無気力な見送りは殿馬の男気か、土井垣の策か……」とコメントするんですが、「見送り」が「魅力」に聞こえて、えっ何小次郎さんてば殿馬にゾッコン? とか一瞬本気で思ってしまいました。
それより、無気力な見送りという行動のどの辺に男気を感じたんだろう、小次郎は。やっぱりこの人は不思議な人です。
そして次の山岡さんも見送り三振でした。
殿馬・山岡を三振させ、満塁のまま山田に打順を回すという土井垣の策です。満塁なら敬遠はなかろう、というハラなんですな。

さあ、あたるんはどうするどうなる? というところで終わりでした。



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