16話まではこちら


第17話「優しさはいらない」

ルナジェルさんが、色々と愉快なことを教えてくれました。
マジ兄弟のパパンは、天空聖者なんだそうです。天空聖者って何者なのかちょっとよく分からんのですが、マジレンジャーが変身時に「天空聖者よ、我に力を!」とか言ってるってことは、天空聖者はマジレンジャーの上司みたいなものでしょうか。
でもって、パパンの天空聖者としてのお名前は ブレイジェル というそうでぶっひゃっひゃっひゃ!(本気で大爆笑しました)

ええとですね、ブレイジェルは闘いに情を持ち込まない人だったんだそうです。んでもってインフェルシアに入り、内側から人間界へと通じる門を封印することになったんですって。
うわあ、そんなん完全にウルザード=ブレイジェル=パパですやん。やっぱりウルザードはパパだったんだなあ。
それと、天空聖者の中に裏切り者がいるんですって。その名もライジェル。あの、なんで聖者はみんなジェル止めなんでしょう。

ルナジェルはウルザードをライジェルだと思い込み、ウルに闘いを挑もうとします。マジ兄弟はおれたちも行くぜえ! という勢いなのですが、足手まといはいらないとあっさりルナジェルに拒絶されてしまいます。
しかも、ルナジェルの魔法で出現した白い扉に兄弟は吸い込まれてしまうのでした。
扉の中は、真っ白な空間。そして真ん中にレバーがひとつ。レバーを握ってる間だけ出口が開くけど、手を離したら出口はふさがっちゃう、という寸法。
さらにレバーの周りには炎の結界が張られており、外に出ようと思ったら誰かが火だるまになりつつレバーを握っとかないといけない、というこのヘビーさ。
どうするどうする? と兄弟が相談していたら、末っ子が
「父さんならこうするはずだー!」
と、持ち前のバカさを発揮して炎に突っ込んでいきました。

場面変わりまして、ルナジェルVSウルザードの一騎打ち。双方巨大化して(ルナジェルの巨大化バージョンは、なかなか物凄いものがございました。)死闘を繰り広げております。
しかし、今まで力を貯めていたウルパパが強い強い。ルナジェルはどんどん追い込まれていきます。ルナジェルピーンチ。

と、みんなピンチなときにチンゲン菜は、ひとり安全なお部屋の中でこれらの模様を眺めながら「たーいへーん!」とかほざいてました。そろそろ奴は中華丼の材料にでもなるべきだと思います。

で、ああっとうとうルナジェルがやられちゃう! ってとこにマジレッド登場。マジパンチときりもみアタックでウルザードをフッ飛ばしました。他の兄弟もゾロゾロ登場。
なんでも、炎に突っ込んで行ったらその瞬間、みんな帰ってこれたんですって。

末っ子「お前の優しさを信じたんだよ!」
ルナジェル「やっぱりあなたは甘い!」
末っ子「父さんは、優しさを捨てたわけじゃなかった(以下、パパンがインフェルシアに残ったのは優しさゆえとかそんな話)」
ルナジェル「わたし、辛かった…! ずっと優しさなんかいらない、ってフリをしてた…!

えっええールナジェルさんそんなキャラなのー?
おいおい唐突な展開だなあ。そして末っ子も「いいんだよ」とかなんとか言って、なんともいいムードですが…ウルザードはどうしたんだ。あんな、末っ子のきりもみアタックごときでやられるパパンではなかろうて。
とか思ってたら、そこにウルパパがやって来ました。パパはどうやら、末っ子とルナジェルの一連のやり取りが終わるまで、待っていてくれたようです。いいひとだなあ…!

ウルパパがルナジェルの腕輪をアオーンって破壊したら、街中にでっかい門がズゴゴゴゴゴって現れて、ウルパパがルナをさらって去って門の中からブランケン様が出てこようとして終わりでした。
ここんとこシリアス続きなので、いつものバカなノリが恋しいです。来週も間違いなくシリアスだろうしなあ。


第18話「力を合わせて」

えーと、正直に言いまして前半はあんまり面白くありませんでした……ので、適当に箇条書きでGOさせていただきます。

・兄弟VSブランケン様。兄弟あっさり負ける。
・負けてるのに「おれたち兄弟が力をあわせれば、出来ないことはない!」とか年甲斐のないセリフ長男が叫ぶ。
・末っ子以外は、残ってブランケン様と戦う。末っ子はウルザードにさらわれたルナジェルを助けに。
・末っ子VSウルザード。
「勇気の爆発だあ!」ドカーン。
・末っ子勝利。ルナジェルさんも無事に帰ってきた。

という感じの前半でした。まあ、末っ子が勝利したといってもウルザードは死んではおりません。ピンピンしておりました。「お前の炎を、いつか闇の色に変えてやろう…」とか不穏当な発言を残して去っていきましたよ。
きっといつか、末っ子がウルザードに操られるとかそういう話が出てくるんだろうなあ。

さて後半。ルナジェルはマジトピア(天空でしょうか)に帰っていきました。それによって、人間界とインフェルシアを繋ぐ門は姿を消しました。
そんで、マジ兄弟(戻ってきた末っ子含む)VSブランケン様の戦闘にもつれこみました。
マジレンジャーは、ブランケン様をゆわすために速攻でマジキングに変身します。
で、今週の新しい呪文は氷の魔法でした。うわっこれお母さんの魔法やん! と思ってたら半透明のマジマザーがマジキングに重なって現れました。
おっおかあさーあん!(わたし、ここのお母さん大好きです)
そして、ここでお母さんと兄弟たちの新必殺技が炸裂するわけですよ!

「キングカリバー! 魔法家族斬り!!」


うわあ……。

魔法家族斬りときたか…。ちょっと盛り上がってた気持ちが一気にしぼんだね!
お家に帰ってまいりましたマジ兄弟、チンゲン菜のクラッカーで迎えられます。お前、そんなもん用意する暇あったら一回くらい戦場に来たらんかい、なんてことは思っていません。
しかし、兄弟には部屋の奥にたたずむお母さん(半透明)が見えていたので、そっちに集中しちゃっててチンゲン菜のことはかんっぜんに無視です。ナイス兄弟!
お母さんの姿はすぐに消えてしまいましたが、兄弟たちは確かな家族の絆を感じたのでした。
というお話でした。

ああ、やっとこシリアスは一段落したみたいです。よかったよかった。
話の一番最後で、次男が「がんばらないとな!」と言いながら末っ子の頭をつかんでたのが意味不明で可愛かったです。
そのあとの、
「何でつかむんだよ!」
「そこにお前の頭があるからだよ!」
というやりとりも頭が悪くて、よろしい感じで。というか次男、お前ちょっと末っ子のこと好きすぎだろ…。


第19話「魔法のランプ」

何でかナイとメアを追っかけて、マジ兄弟たちは薄暗い洞窟の中に入っていきました。
そこで出くわしたのは、ミイラ、ランプ(アラジンとかに出てきそうな)、カエルという訳の分からない三点セット。
カエルはマジモンのカエルです。緑で小さくって非常にラブリーなあんちくしょうです。
カエルを見て、次女が激しくびびってました。

末っ子「何だよ、カエルくらいで!」
次女「誰のせいで、カエルが嫌いになったと思ってるのよ!

過去に何かあったらしいです。
そんなことをやってる内に、ナイメアはミイラを小脇に抱えて逃げてしまいました。

とりあえず、「拾ったものはおれらのもの」が信条のマジ兄弟はランプを家に持ち帰ります。すると、チンゲン菜大興奮。
「これは魔法のランプ、マジランプでござりますですー!」
ネーミングにツッコミを入れるのは野暮ってもんです。
お約束として、末っ子が袖でランプをキュキュキュとこすりました。すると、ランプの中から超可愛くない二足歩行で人間サイズの猫が出てきました。
ねこという最強のラブリーモチーフを使用しながら、ここまで可愛くないのは見事としか言いようがありません。
この猫の第一声はこちら。

「ダンナじゃにゃい…こすったの、お前だにゃ!?」


にゃ、とか言うなああ。

すごい、どうしよう。想像を絶するしんどさです。だけど声優は草尾毅。その豪華さの真意が分からない。
とりあえず分かったことは、東映マジレンジャーチームの皆さんの作るマスコットは微妙、ということだけです。チンゲン菜といいこの猫といい…。

この猫はスモーキーというそうです。まがりなりにもランプの精なので、願いごとを一つだけかなえてくれるとのこと。真っ先に長男が「兄貴農場の繁栄ー!」とか言ってたのが素敵でした。
しかしまあ、改めて兄弟全員で「インフェルシアを倒したい!」というお願いごとをスモーキーさんにするのですが、インフェルシアは強いから無理、と2秒で却下されてました。
そこで末っ子が吼えます。

「どんなに向こうが強くても、おれたちには勇気っていう武器がある!」


まあ、勇気だけじゃどうにもならない気もするんですが、そこには触れずに次行きましょう。

ところかわりましてインフェルシア。ナイとメアが持ち帰ったミイラは、天空聖者ライジェルだったそうです。
ちなみにライジェルというのは、マジ兄弟のパパ・天空聖者ブレイジェルの同僚だったんですが、なんか裏切ってインフェルシア側に付いたんだそうです。そんでまあ色々あって、ミイラになってたんですって。
そんなミイラなライジェルさん、インフェルシアのボスであるン・マ様に復活させてもらい、ライジェルの名を捨ててメーミィという名前にするそうです。そのネーミングセンスもよく分かりません。
メーミィさんはですねー首周りに電飾を埋め込んだ褐色のフリーザ、という感じです。ビバ分かりにくい説明。

そしてメーミィさんは早速人間界に攻め込んできました。そこに駆けつけたマジ兄弟。しかしメーミィさんはえらいこと強く、全くもって歯が立ちません。
長女とメーミィさんが二人揃って扇風機に変身し、風をゴーッて吹かせあってたのが地味に間抜けで面白かったです。
そしてメーミィさんは雷魔法が得意みたいです。ああ…ライジェルは雷ジェルなわけね…。

メーミィさんはこれからも話を引っ張るだろうから、今週の勝負の行方はきっとこんな感じ。

1.マジレンジャー、勇気の力でちょこっとメーミィさんにダメージ与え、メーミィさん去る。
2.マジレンジャー、サクッと負けるも何でか見逃してもらえてメーミィさん帰る。

まあどっちでもいいから、さっさとマジキングにでも変身して話進めてくれよ、とか視聴者にあるまじきこと考えてたらマジキングに変身してくれました。
そしてメーミィさんも巨大化するんですが、マジキングの数十倍でかいです。なので、ハエのようにはたかれてしまうマジキング。
そこにやってきました、スモーキーさん。メーミィさんと同じくらい大きくなってくれまして、さあこれから何をするのかしら、と思ったら…

スモーキー「パン!(←手叩いた)ねこだまし」

そのスキ(ここでスキが生じるのがすごいよね)にマジキングが飛び出し、天空魔法斬りでメーミィさんの顔をパチンって斬ったらメーミィさん帰ってくれました。


今回スモーキーさんがやったこと
・登場時に歌って踊った。
・長女にマグロの刺身、長男にマタタビをふるまってもらった。
・おっきくなって、手をパチンと1回叩いた。

今回チンゲン菜(本名:マンドラぼうや)がやったこと
・「これはマジランプでござりますですー!」と言った。

ううん、甲乙付けがたいなあ…。戦場に出てくるだけスモーキーのがマシかしら。
そうそう、スモーキーさんは最後にかっこよく「お前らの勇気に惚れたのにゃ」みたいなことをおっしゃってましたが、その割に手をパンて1回ゆわしただけとは、なかなかやる気ないですなスモーキーさん。勇気に惚れたなら、もちょっと働いてくれてもいいじゃんよ。


第20話「キスしてケロ」

オープング映像に、メーミィさんがむりやり合成されていて笑いを誘いました。デジモン02の、賢ちゃんが仲間になった後のオープニングみたいだ…。

さて、先週登場しましたマジランプ。末っ子がこれを握ると、銃に変形しました。おお。「マジランプバスター」といい、引き金を引くと魔力の弾丸が発射されるんですって。
スモーキーは「よし、やってみ」などと末っ子をけしかけるんですが、ここはマジ兄弟のお家の中です。無責任なこと甚だしい。室内で銃をぶっ放したらどうなるか、火を見るより明らかです。
魔法の部屋だからバリアーがはられてるかもしれないけど、お母さんが残してくれた部屋で銃ぶっ放しはどうかな…。
…そんな視聴者の心配をよそに、ためらいもなく引き金を引いちゃう末っ子…。
魔力の使い方が上手くない末っ子では、銃は暴発してしまうのでした。それみたことか。

ガリムとかいう冥獣が街に現れました。「災いが起きるとインクが溜まるペン」とかいう、なんとも回りくどい魔法アイテムを持っていて、人間に危害を加えつつインクを溜め、街の色んな所に落書きをしていきます。
そこにやって参りましたマジレンジャー。しかし、人を食ったガリムの攻撃に翻弄されっぱなしの上、ガリムを逃がしてしまいました。
追いかけようとするマジたちですが、そのとき唐突に地面に落ちていたガラスがキラッと光りました。思わず足を止めると、目の前に建設現場の資材がズズーンと落ちてきました。このまま走ってたら資材の下敷きになってた、とかいうよくあるアレです。
そして、そのガラスのそばには先週も登場しましたラブリーなカエルが。そのとき、次女の頭の中に「キスしてケロ…!」という「ケロ」という語尾が完全に浮き上がっている微妙なイントネーションの声が響くのでした。

「拾ったものはおれらのもの」が信条の、拾い癖のあるマジ兄弟はカエルですら持ち帰ってしまいます。
しかし、カエル嫌いな次女は完全にパニックです。カエルに飛びつかれて、兄弟を巻き込んで部屋を水浸しにしてしまいます。
そこまで次女が嫌がってるのに、「このカエルはヒカルくん! 今日から家族の一員よ!」などと冷酷なことを言い放つ長女。
少数派の意見は握り潰すのが小津流のようです。かわいそうなうららちゃん…。普通、家族がパニック起こすくらい嫌いな生物を飼おう、なんて方向にはいかないよなあ…。

次女がカエルを嫌いなのは、末っ子が昔次女の背中にカエルを入れたから、だそうです。うわっ超やりそう…! でもって本人全く覚えてなさそう…! 末っ子はタチが悪い天然イチゴちゃんだと思っています。
さて、カエルと次女が「キスしてケロ」「好きじゃない人に、キスはできないよ…」とかなんとかやってると、次女がガリムの落書きは魔方陣なんだと気が付きます。

そんなわけで、マジレンジャーはこぞってガリムを襲撃します。バトル中に、カエルがガリムの顔に張り付きます。それを、べっと投げ捨てるガリムさん。

末っ子「ヤロオオォォォ!!」


カエルのためにそこまでキレるアナタ。輝いてるよ。なんといっても思春期です。
うららちゃんは、カエルに駆け寄ります。カエルはこの期に及んで「キスしてケロ…」です。わたしなら「この色ボケが!」とか思うところですが、優しいうららちゃんは涙を流しながらカエルにキスしてしまいます…。このシーン、きちんと口を付けるところが映ってたんですが…そのシーンのカエルはさすがに作り物、です、よね…?

さて、カエルさんはキラキラしながらカードもった兄ちゃんに変身いたしました。どんな人かと申しますとですね、

「君のキス、しっかり受け止めたよ」
(サラッ)

という感じの人。両肩に疲労感が重くのしかかります。何故に新キャラがここまでしんどい奴ばかりなのか。
そして更に、

「ぼくは、天空聖者サンジェル

なんだそうです。裏切り者のライジェル(現:メーミィさん)と刺し違えて、カエルにされたんだって。「元に戻るには、青の魔法使いのキスが必要だったんだ!」とか訳の分からないことを言ってます。単にうららちゃんにキスしてもらいたかっただけにしか見えません。こーのすけべ! あと、言うまでもない感じですが、この方はスモーキーの飼い主です。

すっかり存在を忘れておりました、ガリムさんがザコをいっぱい連れてきました。
そこでサンジェルさん、「輝く太陽のエレメント! 天空勇者、マジシャイン!」ときらびやかに大変身。

なんと! あのカエルは6人目のマジレンジャーだったのです!!


とか、わざとらしくエクスクラメーションマークを2個もつけてみましたが、このへんのネタは1ヶ月ほど前に幼児雑誌の表紙に書いてあったので知っていたわたしでした。放送前にネタバレだぜ。ひどいよ東映…。

ええと、マジシャインさんはお強かったです。末っ子が使うと暴発しかしないマジランプバスターも、マジシャインが使うと強力な自動追尾弾に。いいなー便利っぽい。
で、最後はスモーキーがズドーンドゴーンニャーンって敵に突っ込んでチェックメイトでした。

マジシャインことサンジェルことヒカルさんは、「今日から僕が、君たちの先生だ! 住み込みで教えてあげるよ!」と居候宣言。
えっ…ヒカルさん常駐しちゃうの…? え…っ、えええ……。
そして天空聖者がわざわざ魔法の先生になるってことは…チンゲン菜がいる意味がますますなくな…っ。
色々とドキドキな展開です。ヒカルさんが常駐ってことはスモーキーも常駐? うおお…!

ヒカルさんはうららちゃんを狙っているご様子。そしてうららちゃんも、今は嫌がってるけど最終的にはくっついちゃうんだろうな…という雰囲気。やめてよ! そんなの認めない!
だって本格的に次男(彼女いない歴19年)だけが一人になっちゃうじゃん!
かわいそうじゃん、次男! 次男、まともに女の子とコミュニケーションができないマザコンだぜ!? 彼女できる見込みないんだぜ!? それなのに兄弟がどんどん彼氏彼女を作っちゃって…あああ…!
暴言だらけでごめんあそばせ。次男だいっっすきです。

最近セリフも減ってきた次男が、心から心配なわたくしでした…。兄貴もあんま出てなくて寂しいです。長男と次男、仲いいんですよねー。いつだったか、肩寄せ合ってクイズ番組一緒に見てたし。先週も、メーミィさんに負け負けだったとき密かに抱き合ってたし。この二人にスポットを当てたお話が見たいよ…!


第21話「魔法特急で行こう」

先週、彗星のように現れた居候・マジシャインことヒカル先生ですがなんしか兄弟に大人気です。人見知りが激しい(←偏見)次男でさえ、ヒカル先生に好意をしめしております。こいつぁびっくり。
兄貴は、自分が全然頼りにされないことと、魔法レッスンの成績が芳しくないことにしょんぼりしております。

しょんぼり兄貴を見たヒカル先生は、「よし、課外授業だ!」と言い出します。そんでもって、兄弟は魔法の駅みたいなとこにワープ。そこには汽車が停まっています。
稲妻キズとメガネの魔法少年が魔法学校へ行く際に使用する汽車を一瞬思い出しますが、その辺は脳から追い出して行きましょう。
その汽車は「トラベリオン・エクスプレス」という魔法列車だそうです。でも操縦は手動というこの不思議さ。

汽車でお出かけということで、兄弟は大はしゃぎです。

長女「トランプしよう、トランプ!」
次男「あのなあ、遠足じゃねえんだぞ!」


とかなんとか言いつつ、ちゃっかりトランプに参加している次男が大好きです。末っ子が次男の持ち札を見ようとしてはたかれていたり、分かりやすいアホ兄弟っぷりも大好きです。
このように遠足気分の兄弟ですが、兄貴だけは相変わらずしょんぼりしています。それに気付いた次女が長男に声をかけますが、そこに末っ子の横槍が。

末っ子「さーてーはっ、ヒカル先生登場! で、兄貴の威厳台無しーとか思ってガックリしてんじゃないのー?」

だから、その脳みそと直結してる口をちょっとはなんとかしようぜイチゴ!
さすが思春期、無邪気に傷口をえぐりにかかります。察してやれよ…! 

次男「バカ…!」
末っ子「えっ図星だったの?」

うん、イチゴは一生イチゴでいいと思う!
さてと、列車が目的地に到着いたしました。そこは原始時代っぽい世界。「マルデオーナ世界」という仮想世界なんだそうです。わざわざ、ヒカル先生が兄弟を原始人スタイルに変身させてくれました。デフォルトで長女の頭にお花付いてるのが可愛い。
次男と末っ子は上半身裸だけど、長男は上半身隠れてました。やっぱそこは、ちょっと丸め体型である長男に配慮しているのかしら…。しかし、いつ見ても次男ほっそいなあ。
ヒカル先生が言うには、「ここでしばらく生活して『自分力』を身につけるように」とのこと。先生は帰りの列車チケットを魔法で遠くに飛ばし、ご自分はさっさとお帰りになってしまいました。

そんなわけで人間界。
冥獣ベルダンとかいうのが街にやってきております。彼は大きな槍? を持っていて「これで地面のツボを突けば、人間どもはポップコーンのようにはじけ飛ぶのだあ!」だそうです。
とりあえず、あなた人間界の菓子に詳しいのね…。
そこにやって来たのは、空飛ぶカーペットに乗ってやってまいりましたヒカル先生。何故かカーペットの上でサーフィンスタイルで立ってらっしゃった先生。色々と謎が募ります。
先生はマジシャインに変身。と、そこにウルザードが来たよ! ウルザードパパは言いたいことだけ言うと、戦闘もせずに帰ってしまいました。うーん残念。この二人の戦闘ならさぞ派手だったろうになあ。

兄弟たちにお話を戻します。
いつの間にか、彼らは既に5日間も遭難してらっしゃるご様子。
長男は、相変わらず意気消沈をしております。兄弟に指示を求められても、「おれは皆に従うよ…」とため息交じりです。まっこと兄貴らしくありません。
そんな中、次女が疲労からか高熱に倒れてしまいます。兄弟たちは「救急車!」「そんなもん来るかよ!」「ちい兄なんとかしろよ!」「うららちゃんが死んじゃうー!」と大パニックです。

長男「落ち着けえええ!!」

おお、兄貴がやっと覚醒したよ! やっぱ、兄弟がピンチになると兄貴だね! 長男はテキパキと指示を下し、次女を姫抱きしてダッシュします。エリコさんのときといい、兄貴役の人の腕力すごいな…。兄貴は妹のために果物を集めたり火を起こしたり、えらいことかっこいいです。いいぞ兄貴、愛してるぞ!

長男「(魔法の)センスがなくてもおれはおれだ! 小津蒔人だ! 兄ちゃんだ!!

このアホさがたまりません。兄ちゃんだ、てアンタ…。
そして長男は次女を洞窟に寝かせ、スープを作ってあげます。特製アニキスープらしいです。何でもアニキってつけりゃいいってもんじゃねえんだよ、なんて言いません。何せ兄貴だしな。イチゴを支える畑だしな。

兄貴が「おれは兄ちゃんだ」というアイデンティティを取り戻したところで、唐突にマンモスが襲い掛かってきます。
しかし勇敢な兄貴がマンモスを睨みつけて「あああああ!!」と威嚇したら、マンモスはあっさり降伏するのでした。この「時間がないから巻きに入ってる」感がたまりません。
そして兄貴はマンモスの背中に乗り、勇ましく胸を叩いてドラミング。
なんていうかね、似合いすぎ。正直、魔法戦士よりそっちの方が似合ってるかもしれません。そしてマンモスの背中から、帰りのチケットを発見しました。

人間界。
車がバンバン走ってる公道に、突然レールが現れてガッシュガッシュと魔法特急が帰って来ました。あ、あの…! 明らかに車とか下敷きになってるっぽいんですけど! 勇気と正義の魔法戦士! その辺はどうなんだ!
まあいいや。とりあえず兄弟は帰って来れました。ヒカル先生に「やっぱり『自分力』では君が一番だ、マキト」とかそんなお言葉を頂きつつ、マジレンジャーに変身して冥獣ベルダンとの戦闘です。

今回は、兄貴の勇気で新しい呪文が増えました。ギャグのように兄貴の体がムキムキになる呪文です。分かる人には分かりやすいたとえで言いますと「戸愚呂弟の40%」ってとこ?(幽白知らない人にはサッパリなたとえですいません…)
ポーズ決めながら「マッスル!」とか言っちゃって、兄貴ほんきで愛しいです。バカすぎるだろこの24歳…!  
兄貴が兄弟投げたり、自らボスンガスンと突っ込んだりして、あっさり戦闘勝利しました。

1回倒したら、次はお約束の敵さん巨大化。今度はマジシャインが闘います。魔法特急がガシャーンゴツーンと変形・合体してロボットに。
「魔法鉄神・トラべりオン!」

だそうですが、何かデザイン安っぽいのは気のせいかなあ…。そしてこのロボの商品CMが、先週の時点ですでに流れておりました。今週初登場なのに。フライングしすぎだろ、バンダイ…!
なんかポッポーとか言いながら、冥獣をあっさり倒してしまいました。なんか、今週の冥獣はやられるためだけに来たような気がしてなりません…。

戦闘終了後、お久しぶりねのエリコさん(長男の彼女)が登場しました。今も普通に付き合ってるようです。と、思ったら…エリコさんがヒカル先生に惚れたっぽい…!
そう来たか…。「マキトくん、どいて」とか冷たく言い放たれてる兄貴が非常に不憫…でもそういう役回りが似合ってるよ兄貴…!
次男はこっそり心の中でほくそえんでるに違いない。「これで恋人(候補含む)がいないのはおれだけじゃない!」ってな…。

今週、久々にED前のミニトークがすごかった!
色々とアレなねこ・スモーキーさんが、魔法特急の燃料ガンガン燃えてるとこにチンゲン菜を突っ込もうとしたよ! 仁義なきマスコット対決でしょうか! すげえ、普通に殺害未遂じゃん! 今後も注目したいと思います。
あ、レビューでは思わず省いてしまいましたが、今回の原始大冒険にはチンゲン菜もついてきておりました。
何をしたかってえと、意気消沈してる兄貴に「緑の魔法使いは『大地のように揺ぎ無く(以下略)』でござり(略)」とかはげましてました。しかし直後に次女が倒れて、それにより兄貴は奮起しちゃったので、チンゲン菜は微妙に励まし損だったような気もしないでもないです。
またもスモーキーにリードされた感が漂うチンゲン菜。ふんどししめてかないと、成り代わられるぜ?
まあ、スモーキーさんも大概微妙なんですが…。


第22話「京都でデート?」

長女が、ヒカル先生を誘って京都にお出かけしておりました。
ヒカル先生が、D51機関車にうっとりしてました。「このボディの黒光り…素晴らしい…!」とかなんとか。我らが天空聖者、サンジェル様は鉄道オタクなようですよ。
和やかにデートする二人に、冥獣・忍者キリカゲが襲い掛かります。長女が立ち向かいますが、あっちゅう間に負けてしまいます。そこにヒカル先生が助けに来てくれるのですが…ヒカル先生、倒れてる長女をまたぎましたよ! いくら先生だからって、そんな傍若無人なふるまい…!
長女は、キリカゲの上司であるメイミーさんにさらわれてしまいました。
そんなわけで、兄弟と先生は長女を助けに行くことに。
トラベリオンエクスプレスに乗って、長女の元に急ぐ兄弟ですが、道中、兄弟と京都のつながりが回想で語られました。

何でも、1年前くらいに兄弟とお母さんで京都に旅行したんですって。楽しそうな皆が可愛かったです。末っ子の服が、麦わら帽子・赤アロハという組み合わせで、旅行中のアメリカ人老紳士みたいだなーと思いました。
旅行中、お母さんはこっそり一人で南禅寺にお参りに行きます。後をつけてた長女と次女は、お母さんに一人でお参りに来た理由を尋ねます。
どうも、お母さんは南禅寺でお父さんにプロポーズされたらしいです。 ウルザードってば!
んで、お母さんはそれ以来毎年京都でお参りをしているんだそうです。そうすれば、家族が一致団結できる気がするんですって。

さて、メイミーが作り出した時代劇風の世界に到着いたしました。ビバ映画村。
皆さんメイミーの魔法で衣装チェンジされるんですが…ヒカル先生が黄金の侍で、ちょっとあんまりだと思いました。すごいバカっぽくてナイスでした。兄弟はみんな忍者でした。
ザコ敵がうじゃうじゃやって来るのですが、兄弟もヒカル先生も変身できません。仕方がないので、肉弾戦やらどっから取り出したのかよく分かんない、まきびしや手裏剣でバンバン闘ってました。
末っ子・長男の前に立ちはだかった、ナイとメアも忍者スタイルでした。ピンクくのいち
。可愛い…んですが、メイクがいつもどおりだったので、ナイの青唇とメアの黒唇が浮いてて怖かったです…。
むっちゃ短いスカートで色仕掛けを試みるんですが、長男は「おれにはエリコさんがいる!」末っ子は「おれにだって山崎さんが!」てことで、全く通用しませんでした。
わたしが思うに、やっぱ敗因は唇の色だったと思うな!
しっかし兄貴、先週エリコさんに冷たく「マキトくん、どいて」とか言われてたのに…どこまでもかわいそうなお人です。

長女は、あんみつ姫みたいな格好でお城に囚われておりました。側には、あからさまに怪しいビカビカ光るデンデン太鼓を鳴らしまくる、キリカゲさんが。
あまりにもあからさまなので、さすがの長女もこのデンデン太鼓に何かがある、と気付きました。長女はキリカゲさんにタックルをかまし、デンデン太鼓をゲットします。が、如何せん縛られているのでどうすることもできず、キリカゲさんに追い詰められてしまいます。

そこに、凧にはりついてヒカル先生颯爽と登場。


一体お前は何なんだ…! うすうす気付いてはいたけど、お前さてはバカだな。もう、好きにするといいよ…。ヒカル先生はキリカゲをズバズバゆわして、長女を助けてくれました。
芳香ちゃん、素足でデンデン太鼓を踏み潰しました。びっくり脚力。名探偵コナンの蘭さん(車のフロントガラスを蹴破るミラクル女子高生)とどっちが強いかしら。
デンデン太鼓が兄弟たちの変身能力を封じていたらしく、太鼓がなくなったらみんな変身できるようになりました。ちゃんと忍者スタイルからの変身シーンでした。東映さん、こういうとこ細かいよなー。
今週は時間に余裕があったのか、「赤の魔法使い、マジレッド!」とかなんとか、一人ずつ紹介がありました。

んで、新しい呪文は「マジレンタワー!」でした。バックは五重塔で、ゴーンとか鐘が鳴ってて愉快千万でした。ええと、マジレンタワーはですね、ガッチャマンの「科学忍法火の鳥」という感じでした。分かる人にしか分からないたとえですいません…!
後は、巨大化したキリカゲさんVS先生のロボトラべりオンで、トラベリオンがポッポーってゆわして終わりでした。
(なんぼなんでも雑すぎるだろ…)
最近、マジキングの出番がないなー。

ED前のミニトーク。

チンゲン菜「ぼくちんも京都に行きたいでござりますです…でも、皆さんが命がけで闘ってると思えば…」
(鏡に、京都でキャアキャアはしゃぐ強大の姿が映る)
チンゲン菜「って、遊んでるー!」
スモーキー「にっしっしっし…」

ハミ子(懐かしい響き)なチンゲン菜をあざ笑うスモーキーがなかなかいい感じに悪人です。白熱するマスコット戦争も楽しいのですが、そろそろ兄弟のアホトークが恋しいよう…。
つうか、チンゲン菜も京都来ればいいじゃん。先週の課外授業にはついてきたじゃん。「命がけで闘ってると思えば…」とか言ってるってことは、こいつやっぱり戦いを避けてますな。前線にもたまには来ないと、本格的にスモーキーに負けるぞお前!
チンゲン菜がスモーキーに勝とうと思ったら、もはや擬人化しかないと思います。
ベッタベタに、人間に変身しろチンゲン菜! ショタっ子になってお姉さま方の心をつかむか、ロリっ子になってお兄さま方の心をつかめ!

さて、来週は次男の話です。何か、次男の昔の友達? っぽい「コウタ」という人が絡んでくるようなんですが…
どうして次男は異性と絡ませてもらえないの?
長男にはエリコさん、長女には彼氏、次女にはヒカル先生、末っ子には山崎さん、とそれぞれいい感じな異性がいるのに…! 次男だけ女っ気ゼロだぜ! かわいそうだよ! やっぱりマザコ(中略)だからなのかしら…。
かわいそうな次男…。次男を心から応援しております。


第23話「禁断の魔法」

ヒカル先生の今日の魔法レッスンは、「魔法でピアノを弾く」でした。手で弾け!
次女がド下手でみんなずっこけるんですが、兄貴のずっこけが非常にダイナミックで男らしかったです。いかすぜ兄貴。
次男がお上手にピアノ弾いてらっしゃいました。
ピアノが弾けて、ボクシングでインターハイにも出場したことがあるらしい次男…どうして彼女が出来ないの? と思わずしんみりしてしまいました。(魔法薬を指にふりかけたのが効いて、ピアノが弾けたってオチでしたが)

ここで、アイアンにゃんこのスモーキーが唐突に「いやあ凄いじゃにゃあか! この魔法くらい凄いぜ!」と言って、禁断の魔法書を持ち出してきます。
その中に「リバース」という、時間を巻き戻す魔法が書かれているんだそうです。如何せん禁断の魔法なので、ヒカル先生は速攻でその魔法書に鍵をかけます。

それは置いておきまして、レッスンの後、プレゼントの包みを持ってお出かけする次男。

末っ子「何だよちい兄、デートか!?」
次男「バーカ。ジムのおっちゃんのとこだよ。コウタっていう、おっちゃんの息子が、小学生のときからおれになついててさ。可愛い奴なんだよ」

次男……。いかん、泣けてきた…。
そんな切ない次男はコウタのお部屋に入りますが、コウタくんはベッドに座り込んでぐんにゃりしています。 その首筋には、謎の爪あとが。
番組冒頭で、コウタさんは夢の中でちょっと耽美っぽい? 冥獣に追いかけられていたのですが、その冥獣(インキュバスなんだそうで)に魂を抜かれた模様。

で、いつものパターンですがチンゲン菜から「冥獣が出たでござり(略)」という電話をもらい、兄弟は、街中に出現して色んな人の魂を抜きまくっている、インキュバスのベルビレジさんとかいう人とバトル開始です。
そんでまあお約束ですが、皆さんボコボコにボコられます。

ベルビレジ「モテないからって、ひがむな」

そういうこと言ってやるなよ…! 約一名だけがピンポイントにかわいそうだろ!(一番ひどいのは、わたしなような気もしますが)
一方的にマジレンジャーたちをボコり、ベルビレジは帰って行きます。
どうやら、魂を抜かれた人間は、5時間放置したら死んでしまうそうです。次男は唯一の友達(多分)であるコウタくんのピンチに、あせりまくります。

次男 「リバースの呪文を使って、ベルビレジがみんなの魂を何処に保管してるのか、調べればいいじゃねえか! おれはコウタを救いたいんだ!」

ちなみに、わたしこのセリフ「おれのコウタを救いたいんだ」としか聞こえませんでした(次男、滑舌悪いしさ…)が、さすがに健全な子供向け番組でそれはなかろう、ってことで「おれはコウタを…」と表記しておきます。なけなしの良心を振り絞ってみました。

しかし、先生は次男の提案をあっさり却下。ここで、次男は末っ子ばりのキレっぷりを見せます。「禁断の魔法にびびってんじゃねえよ!」とかなんとか。そんな安くてちょぼい挑発にうっかり乗っちゃった先生は、次男と一触即発の状態に。皆が必死で止めに入るのですが…末っ子に止められてちゃおしまいだぞ、お前ら…。
それにしても、次男は本気でほっそいなあ…。先生と比較すると、笑えるくらいに体格差がございます。

ここで唐突に次男とコウタ少年ストーリー回想。
何でも、次男はマジレンジャーをやるために、ボクシングジムをやめた模様。
別に正義の味方とジム通いの、二足のわらじ履いてもいいじゃん…普段から体鍛えとけばいいじゃん…とも思いますが、まあそこは流しましょう。

コウタ「おれ、翼さんの流星パンチに憧れてたのに!」

何その面白い必殺技。次男おまえ…そんなこと言ってるから彼女出来ないんだよ…!
で、翼さんはコウタ少年に「誕生日に新品のグローブをあげる」っていう約束をしていたんですって。

そんなことを思い出していた次男は、先生が封印した魔法書の鍵を魔法で開錠し、リバースの呪文を使います。
それで、ベルビレジは抜き取った魂を、スパイダーというまんまクモな冥獣に預けていたことが判明。
次男をはじめ兄弟たちは、スパイダーとバトルしに行きます。綱渡りまがいのことをやってみたり、長女と次女が落下してみたり、それを兄貴が助けたり(かっこいい!)してみたりしつつ、次男がマジパンチで「流星マジパンチだー!」とか終わってる必殺技を繰り出して勝利しました。

と、ここで次男の体に異変が! 禁断の呪文を使ったために魔法の反動がきたようで、何かよく分かりませんが次男の体がバチバチいってます。次男、この辺から番組ラストまで「うわあああ! ぐああああ!」と叫びっぱなしです。役者さん、お疲れ様です…!
で、ここで先生がやってきて、次男の服を破きます。なんと次男の体にぽっかりと黒い穴が空き、ブラックホールのようなものが出現していたのでした…!

というところで今週終了。なんと…! 次男話を引っ張るとは意外や意外…。
来週は、次男を助けるためにヒカル先生が奮闘する模様。
なんつうか、まあ、あれだ。次男に素敵な彼女ができるといいね…。


第24話「先生として」

・ヒカル先生は次男を助けるため、「リバース」を作った天空聖者クロノジェルの魂が眠る世界へ。
・どうやら、クロノジェルの杖で次男の腹をぐりぐりゆわしたら、次男は助かるんだそうです。
・ガケをのぼったり雨に打たれたり、先生大冒険。
・杖はっけーん! と思ったら何故かそこにウルザードが。
・ついでに次男もフラフラと着いてきてました。明らかに足手まとい!
・ヒカル先生、杖を抜こうとするも、闇の魔法かなんかがかかってて抜けない。
・ウルザード、杖をスポーンと抜く。(闇の魔道師なので、闇魔法かかってても平気)
・ウルザードVSマジシャイン。アオーン。ポッポー。
・「ぼくは教え子の勇気を信じてる!」とかなんとかで、先生に新しい呪文。
・ポッポーな新呪文で、ウルザードから杖を奪って、それで次男の腹をぐりぐりゆわしてめでたしめでたし。


とりあえず、先生が杖を抜くときに闇の魔法でバチバチイとなって、先生が「ぐわああ」ってなる…みたいな展開になるんですが、次男と先生が
「なんで…なんでそこまで! やめろよ先生!」
「当たり前だろ。ぼくはきみの、先生なんだ」
とかなんとか中学生日記を演じてる最中、喧嘩売りに来たはずのウルザードが、後ろでおとなしくちょこんと待機してたのが可愛かったです。
ウルザードはどんなに戦闘が盛り上がっていても、マジ陣営が中学生日記を始めると、その間はきちんと待っててくれるいいひとです。

先生に新しい呪文、という展開に笑った…。あんた、まだ発展途上やったんか…!
上記では「ポッポーな新呪文」とかってごまかしてますが、どんな呪文だったのかさっぱり覚えていないというこのやる気のなさ。
レビュー用のメモを見返してみると、「なんか新しい呪文でポッポポーと杖をうばう」とか書いてありました。一切参考になりやしないぜ。
それにしても、ウルザードってばわざわざ杖を抜いてくれていいやつ…。やっぱ息子のことは助けたくなるんですね。

もちろん、先週出てきた次男のお友達、コウタくんも元に戻りました。
夕日の下で、次男と元気にスパーリングしてました。いいシーンなんですが…その側で、兄弟と先生がズラッと並んで見守ってるのがとても異様でした。
5人に見つめられてのスパーリング…しかも、コウタにとっては知らん人たちだぜ…。かわいそうなコウタ少年…。

ED前のミニトークでは、アイアンにゃんこがチンゲン菜に頭突きをかましていました。
どんどん過激になるマスコット戦争。それにしても、何故チンゲン菜は反撃しないのかしら。


第25話「盗まれた勇気」

・末っ子、山崎さんと仲良くやってるときに、スリ冥獣に勇気を盗まれて腑抜けに。
・スリ冥獣VSマジレンジャー。末っ子はビビって、変身できない。
・ヒカル先生、敵の攻撃から末っ子を助ける際、「マジチケット」(列車ロボを出すアイテム)をスられる。
・末っ子メソメソメソ。
・末っ子の勇気や、冥獣がスった町の人々の大事なものが、ダイナマイトに加工される。
・ナイメアは、ヒカル先生からパクったトラベリオンで大暴れ。
・トラベリオンVSマジレンジャー。ウルザードVSヒカル先生。
・末っ子、先生がくれた指輪(マジトピアを作った魔術師の指輪らしい)を見て勇気を奮い起こす。
・ウルザードVSヒカル先生のバトルに、末っ子乱入。ウルザード帰っちゃう。
・冥獣巨大化。マジたちもマジキングに。先生も、ナイメアからトラベリオン奪還。
・マジキング、魔法斬りでズバン。この時点で勝負ついてんのに、先生がポッポーと追い討ちをかける。
・みんなの大事なものが(末っ子の勇気も)元に戻ってめでたし。
・山崎さんと末っ子の仲も深まって、更にめでたしめでたし。
「そのラブロマンスを、1ミリでもいいから次男に分けてやってくれよおおおうう」と叫ぶ。(わたしが)

さて、今回は久々に山崎さん登場でした。何度見てもかわいいのよこの子が…! いいなー末っ子、いい趣味してるよ。
末っ子がメソメソになったときの、兄弟たちの反応がそれぞれで可愛かったです。

長女→「魁ちゃんってば、どうしちゃったのー!」
次男→「メソメソしてんじゃねえよ! シャキッとしろ!」
次女→「よしよし、大丈夫よ」
長男→「勇気がなくても気合いがある! 気合いで闘え!!」

うん、ほんと兄貴バカでかわいいわ…。
そして、メソメソしてる末っ子に、チンゲン菜がキレた!
「このヘタレの臆病者! 立て! 立て! 立て!!」
とか言いながら、末っ子をボコボコにしばいてました。おいおいなんだよ、やるじゃんチンゲン菜…!
しかしお前、「〜でござりますですぅ」っていう語尾がなくてもしゃべれるんだな…。意識的につけてたんか、その語尾…。
一つプラスで一つマイナス。今回はとんとんで痛み分け、ってとこでしょうか。(意味が…)

どうでもいいんですが、ウルザードは思春期の娘さんのように気まぐれなので、戦闘の途中ですぐ帰ります。
わたしが覚えてる限り、早退の理由はこんな感じ。

「この程度の力…とどめを刺すまでもない!」とか言って早退。(このパターンは何度も)
「お前が全力を出さないのなら、闘う価値はない」みたいなこと言って早退。(これも結構ある)
・次男の容態を気にしてたヒカル先生に「上の空か! そんな奴と闘う価値は(略)」と言って早退。
・戦闘中に他の冥獣が割り込んできたら「この勝負はもう、おれのものではない」とか言って早退。

このワガママさんめ!

間違いなくこの方は、真っ赤なイチゴ・小津魁ちんの父親だと思うよ…! いやー血筋ってこわいね…。

ナイがトラベリオンを完璧に乗りこなしていて、すげえと思いました。
ナイとメアは「二人で一人分の知能しかない」という設定なのに…。ナイの知能が進化したのか、それともトラベリオンが半人前の知能でもバンバン運転できるくらい、初心者向けにできているのか…。
天下の天空聖者が乗るロボットですから、操縦がそこまで簡単とは思いたくないのですが…。
ていうか、マジチケットがあって操縦席に座っちゃえば、誰でも運転できることが既に軽くショックよ!
ヒカル先生、せめてインフェルシア除けの魔法くらいかけといてよ!

そうそう、勇気を盗まれたのに勇気を奮い起こした末っ子ですが、こんなことを言ってました。
「勇気は盗まれてもなくならない! なぜなら勇気は心の底から、いつだって無限に湧き出してくるからだ!」
あーバカだけど、けっこういいこと言うじゃーんとか思ってしまったわたしは病んでいますか?
しかし末っ子は直後に「燃える炎の燃えっぷりを、見せてやるぜ!」とか壮絶なまでにバカなことを言ってたので、一つプラスで一つマイナス。今回はとんとんで痛み分けということで。

あ、それともうひとつ。「ヒカル先生からもらった指輪」は、24話が初登場でした。先生の家の家宝で、マジトピアを作った5人の魔術師が身につけていたものなんだそうです。兄弟みんなが1つずつ持っています。
マジたちはそれを見ると、先生の教えや勇気や希望が体にみなぎるようです。
めんどくさくて24話レビューのときはすっ飛ばしていたのですが(さいてい!)、どうも大事な伏線っぽいので覚えておこうと思います。

今週、けっこうふつうに面白かった!
来週は、アイアンにゃんこのスモーキーと次女のお話っぽいです。おお、意外な組み合わせ!


第27話 …タイトルメモしわすれましたすいません…。

更に、26話は録画に失敗しました……ショック……!

・インフェルシアで、四天王くさい冥獣人の封印が解かれたらしい。
・9月4日は、小津家的には串の日らしい。とりあえず、皆で串焼きを食べ狂う日、とのこと。
・四天王の一人、シチジュウローとかいう武者っぽい冥獣人が、小津兄弟の絆を斬ってしまう。
・長男以外の4人が、家族の絆を失ってバラバラになってしまう。
・兄貴は皆を集めて串の日を敢行するも、弟妹に拒絶される。
・アルバムとか持ち出して、思い出を語ると弟妹ちょっと脈あり。
・しかしそこにシチジュウロー参上。兄弟バラバラに闘って負け負け。
・「スーパーアニキスペシャルクラーッシュ!」で敵倒す。敵の刀だけが残る。
・兄貴が敵の刀を手に取ったら、シチジュウローに体を乗っ取られてしまう。
・兄貴、兄弟に向かって刀ブンブン。アルバムも切り刻む。そこで弟妹目を覚ます。
・ヒカル先生、マジランプバスターでバシーンと刀ふっとばす。
・兄貴も目覚めて、仲良しめでたし。

9月4日は串の日だから、みんなで串焼き食べる! ってのが可愛すぎです。彼らには他にも色んなアニバーサリーがあり、(2月9日は肉の日とか)持ち回りで担当を決め、楽しくご飯にするんだとか。どんだけ仲いいんですかあなたたち…!

家族の絆をなくした4人さん。「もう、あの家には帰らねえ」とか言って散り散りに去って行くんですが…えっ行くアテあんの…? まあ、芳香ちゃんは彼氏の家に行くとして…うららちゃん・翼・魁はどこ行くのさ…。
先生と兄貴は仕方なくお家に戻ります。斬ったのは家族の絆のみであって、師弟の絆は含まれなかった模様。よかったね、ヒカル先生はいつもどおりで…。あ、それとも、一応天空聖者さまだから効かなかったんかしら?

長女・次女・次男は部屋を借りたそうです。か、金持ちだなお前ら…! 
モデルやってる芳香ちゃんはまあともかく、次女と次男は何処にそんな金が…。
てか芳香ちゃん、彼氏のとこにはいかなかったのね。そもそもまだ付き合ってるのか、あやしいところですが…。
末っ子だけは、不動産会社に門払い食らったらしく、しぶしぶ帰って来ました。でも、兄貴のことを「グリーンさん」と呼んでみたり、非常にイチゴ的な反抗をしてらっしゃいました。グリーンさんて…。
うららちゃんが青いスポーツカーに乗っててびっくりした…!
「今まで、家族のためにって節約してたんですけど、ローン組んで買っちゃいました!」
とのことでした。ええええ! うららちゃん免許持ってんだ…。そういえば、このお宅家族多いですけど、今まで車ってなかったんですかね。

兄貴は兄弟の絆を取り戻すために、4人を河原に呼び出します。
兄弟なんて必要ないのよ、とか、まきとさんってほんとウザイぜとかなんとか言いながら、律儀に河原に集まる彼らがラブリーすぎます。
末っ子が、兄貴作の串焼きをはたき落としたときに、兄貴が「三秒ルール!」って言ってて笑いました。そんな24歳。しかし3秒ルールっていいよなあ。地面についた時点で、1秒も3秒も5分も一緒だっつうのに。小学生の発想さいこう。

今週の兄貴のよかったセリフ。

「おれたちは、闘うために集められたプロのチームじゃない! 兄弟なんだ!」
「素人のおれたちが、インフェルシアと闘えたのは、兄弟だからだろ!」

兄貴かっこいいー! 敵がやってきて、「兄ちゃんは一人でも頑張るぞ!」と奮起していた兄貴もかっこよかったのですが、師弟の絆は健在なんだから、ヒカル先生も蚊帳の中に入れてあげようよー…と思いました。
今週のヒカル先生は、兄弟4人の長男への仕打ちに、一人でカッカ怒ってていい人全開でした。この人、結構青いですよね。意外とかわいいヒカル先生。

今週はとてもいいお話でした! 兄弟ばんざい! 目が覚めた4人が、敵にのっとられた兄貴にすがりつくとことか、いい場面でした。
しかし兄弟の絆が強すぎて、兄弟の話になるとヒカル先生が置いてかれててちょっとかわいそうです。「いいな、家族って…」とか、ちょっと切なそうに呟いてらっしゃいましたし。
なので、エンディングテーマの兄弟ダンスに、合成でもいいのでヒカル先生を加えてあげてほしいです。
ヒカル先生はひとりだけ変身の呪文が違うので、変身シーンも一人だけ呪文ハモれなくて色々と仲間はずれなのが、不憫になってきました…。

そんで、うららちゃんが買っちゃった青いスポーツカーはどうするんでしょうね…。

今週のびっくり大賞。
……チンゲン菜が肉食べてた……。


第29話「くり返す『あれ?』」

……28話も、録画に失敗したのでした……! ショック…!

・のっけから芳香ちゃんが、冥獣にここ1年分の記憶を奪われてしまう。
・そんなわけで、兄弟のことなどは覚えてるけど、マジレンジャーやヒカル先生のことは忘れてる。
・しかも、1時間たつとまた記憶がリセットされてしまうという難儀な状態。
・冥獣反応が出たので、芳香ちゃんを道端に放置し、出動するマジ兄弟+先生。
・今週のお相手は、コボルト(長女の記憶奪ったやつ)とイエティ(なんか最強らしい)
・兄弟負け負け。
・とかやってたら案の定、芳香ちゃん来ちゃうし。
・ヒカル先生、敵から芳香ちゃん助けて川にダイブ。そして寝込んでしまう天空聖者さま…。
・長女「ねえ、心配事があるなら、お母さんに相談してみたら?」と地雷を踏む。
・続けて、事情が分からないなりに「私たちには勇気があるじゃない!」と兄弟を励まして、音速で団結。
・新しい呪文で、マジキングの武器であるキングカリバーの切れ味が増す。
・新呪文で武器を砕かれ、コボルト逃走。
・長女、記憶を取り戻す。コボルトとイエティの悪だくみを聞いたために、記憶を奪われたそうな。
・イエティが氷を育てていて、それが育ちきったら人間界を氷で覆うとかなんとか。
・ヒカル先生「これは…悪魔の氷山、イーブルアイス…!」

で、つづく!

芳香ちゃんは、スーパーなどにお買い物に行くときやオーディションを受けに行くときは、特撮仕様のどすピンクジャケットをお召しになってるのですが、今週の冒頭では私服でした。
やっぱさー…正直、あのジャケットはだっさいと思ってるんじゃ…。

芳香ちゃんの彼氏再登場。やっぱり、原口あきまさに似てる…。相変わらずテンションが高く、非常にしんどかったです。
ヒカル先生は芳香ちゃんに彼氏がいることを知らないので、呆然としてたのがちょっと可愛かったです。彼氏を見るヒカル先生の目が、明らかに「何だコイツ」と言ってました。ナイスだ市川洋介さん(ヒカル先生役の役者さん)!
しかし、芳香ちゃんはこの彼氏と別れたっぽいです。うん、その方がいいと思う、よ…!

ヒカル先生が寝込んでたんですが、自室を与えてもらってないのか何なのか、小津家の魔法部屋に無理矢理ベッド押し込んで、そこに寝かされてました。
先生、お部屋ないんかなあ…。しかし、普段魔法部屋にベッドなんてないんですが…どこで寝てるんだろう。
そしてパジャマが金色…。完全にバカ殿でした。

ヴァンキュリアが、コボルトに「じょうちゃん」って言われて「あーらもうっ! 口が上手いんだから!」とか言ってました。ほんと、段々おばちゃんキャラになってくんですが…。
最初の頃の、妖艶なミステリアスキャラも捨て難いものがありました。

そんで、来週は…なんか、変身後のマジレンジャーに色々とパーツがくっついてました。何なんだろ、あれ。
イーブルアイスとかなんしか出てきたし、この辺からまたシリアスな展開に突入かしら。
そういえば次回予告で、マジイエローの横顔の真上に、背景の…何かはよく分からないんですが、扇形のものがキレイに重なっていて、次男の頭がどう見てもモヒカンで笑いました。


第30話「伝説の力」

・前回登場しました、地球全てを凍らせるとかなんとかな、イーブルアイスを前にしてマジレン変身。
・氷塊を破壊しようとするも、歯が立たず。そこにやってきた冥獣イエティにボコられる。
・イーブルアイスをなんとかするには、天空聖者スノウジェルの力が必要らしい。
・一同、スノウジェルがいる「嘆きの海」に。
・マジ兄弟+アイアンにゃんこ、唐突に巨大魚に食われる。(ヒカル先生病欠)
・巨大魚の腹ん中に、何故かスノウジェルおるんですけど…。
・スノウジェル、力を貸すことを渋る。「何故力がほしい? 力は更なる力に破れるだけ」
・末っ子「おれたちを信じてくれ! おれたちには、無限の勇気がある!」説得力ゼロの思春期理論。
・でもスノウジェルはそれに折れ、マジ兄弟の眠れる力を覚醒させる。
・スノウジェルに、冥獣たちが暴れてる現場に帰してもらい、変身。
・パワーアップした兄弟、レジェンドマジレンジャーなるものに変身…。
・桁違いのパワーで、あっちゅうまにイエティを倒して、イーブルアイスも破壊する。

つうか、何でスノウジェルは魚の腹ん中にいたんですか? 住居か。住居なのか。
ちなみに、スノウジェルは兄弟のママンの先生なんだそうです。赤ん坊サイズで、青い顔してるちょっと怖いレイディです。
またいつか再登場するのかしら。

兄弟たちが「嘆きの海」に行ってる時、ヒカル先生はウルザードの気配を察知して、フラフラになりつつ出陣してました。
しかし…この人、何でこんなにフラフラしてんでしたっけ? 29話あたりで、川に飛び込んだから? だとしたら、控え目に言って虚弱すぎる…。
チンゲン菜が、ヒカル先生を「ヒカルちん」呼ばわりしてましたが、この方一応天空聖者…。アイアンにゃんこは「旦那」って呼んでるのに…チンゲン菜…。

で、帰ってきた兄弟たち。一旦マジレンジャーに変身してから、更に新形態に変身するんですが…その新形態がダサイださすぎる…! マントがなくなり、頭に変なパーツがくっついてます。正直ブリリアントです。
お名前も、「レジェンドマジレッド」「レジェンドマジブルー」などに進化しております。
さらに、マジスティックに電話のダイアルのような装置がつき、ダイアルを回すことによって、技が発動します。ものすごいスキのでかさに、感動すら覚えます。
技は更にド派手になり、かっこいいっちゃあかっこよかったです。芳香ちゃんが、変身ではなく風で勝負してんの久々に見た…!

そして、戦闘現場に来ていたウルザードは、何もしないで帰りました。お前何しに来たんだ…。相変わらず、思春期の娘さんのように難しい男です。
ヒカル先生は体調不良のため、戦闘に参加するも速攻でボコにされました。そんで弟子に助けられたわけですが、戦闘終了後、弟子たちは傷だらけの先生に駆け寄り、

「先生、おれたちの新しい魔法、どうでした!?」

……うん、気持ちは分かるけど、先生の体も気遣ってやってくれよ! 明らかにボコられて変身も解けてるじゃん…! それを鮮やかにスルーされて、ちょっと先生がかわいそうだなと思いました。

なんというか、怒涛の新展開を迎えた回でした。レジェンドマジレンジャー本気でださいんですが…。


第31話「凄まじき魔神」

前回、レジェンドパワー(……)に目覚めたマジ兄弟。
変身を解いておうちに帰ってからも、力を制御することができません。末っ子が次男を触れば手から火を吹きますし、次男が末っ子の手を払えばそこから激しく電気が走ります。
長女と次女も同様に、立派なリーサルウエポンと化しております。が、長男の周りだけは何も起こりません。

長男「お、おれは! おれは!?」
チンゲン「マキトちんの周り、森の中にいるみたいに落ち着くでござりますです〜」

地・味!

あまりの地味さに、のけぞって笑いました。兄貴は大喜びで、「じゃあおれは、マイナスイオン出しまくりなんだな!」と言うんですが、そこにヒカル先生が間髪を入れず

「こんな言い伝えがある。燃える不死鳥に輝ける獅子が(以下略)」

と、さっくり兄貴をスルー! いやーいいコンビだ…! 先生のセリフの後半部分はよく覚えてないんですが、とりあえず5人の新しい合体呪文で「マジレジェンド」っていう魔神に変身できるよーという感じだったと思います。
そこに、いきなりヤギがやって来ました…! かっかわいい! ヤギ! ほんもののヤギ!(大興奮)
魔法郵便らしいです。ヤギかわいいです。お手紙は、なつかしのルナジェルことリンさんからでした。ヤギかわいいです。

「レジェンドパワーを使ってはいけない」

これで便箋1枚目終了。1行かよ! 便箋もったいない…! なんぼなんでも、スペースをゆったり使いすぎだと思います。
あとどうでもいいんですが、いつの間にか先週のゼエゼエゲホゲホが嘘のように、元気になってるヒカル先生…。本当に、何であんなにフラフラしてたのかよく分かりません。
ちなみに、2枚目はヤギが食っちまったので読めませんでした。ああ様式美。しっかし、本当にヤギが可愛かったです。チンゲン菜と交代しないかなあ…。

ええと、ここ数話ほど出ずっぱりなコボルトさん、よく分かりませんがメイミーさんに強くしてもらったみたいです。
このメイミーさん、だんだんピーコとおすぎと細木数子を足しっぱなしにしたような、そんな感じになってきました。
パワーアップしたコボルトさんは、元気に街で暴れまわります。そこにやってきた、マジレンジャーたち。今回も瞬殺したらあ! とばかりに、レジェンドマジレンジャーに変身します。
長男が、グルグルとスピンしながらジャンプして着地し、その後ふつうにコボルトさんをゲンコでぶってました。グルグルジャンプの無駄さが清々しいです。
長男は、そのまま圧倒的な強さでコボルトさんを倒してしまいました。あれっ、コボルトさんパワーアップしたわりに退場早いな…。

兄弟たちは意気揚々と自宅に引き上げ、自分たちの強大な力を祝して乾杯します。が、その直後、どこからかツタが異常発生し、兄弟たちをグルグルに縛ってしまいます。

次男「おい! これ、兄貴だろ!」

番組冒頭ではマイナスイオンどまりだった長男の力が、目に見える形で暴走してしまったのでした。
あまりのしめつけに次女は号泣して室内に洪水を起こし、怒った次男がラムちゃんばりの大電撃を起こします。
オイオイ水に電気って…! みんな死んじゃう!
と、そこにルナジェルが現れ、魔法で力の暴走を鎮めてくれました。

ルナジェル「レジェンドパワーを使ってはいけない。このまま使い続けたら、あなたたちは天空聖者になってしまう

ええと…もしかして、それがさっきの手紙の全文ですか…? 便箋1枚に書けよおお!
まあ、それは置いておきまして。なんでも、天空聖者になったら人間だったときの記憶を全て失ってしまうんだそうです。兄弟は、激しくショックを受けます。
しかし、これからインフェルシアと闘うにあたり、レジェンドパワーなしに乗り切るのは厳しいのも事実です。一体どうすれば…と懊悩する弟子たちをよそに、先生は敵の気配を察知して、ひとりお出かけになるのでした。

さて、どうしようどうしようと悩む兄弟は、何故か街に出かけます。ルナジェルも一緒に。ルナジェル、衣装がナイルなトトメスっぽいので街に一切溶け込んでなくてナイスです。
ルナジェルによると、あと1回レジェンドパワーを使えば天空聖者になってしまう、とのこと。いきな背水の陣です。早いなオイ。ここで、末っ子が決断。

「おれは、強い敵が出てきたら力を使う! おれたち兄弟は、運命でつながってるんだ! たとえ、記憶がなくなったって…」


と、カッコイイのかバカなのか紙一重の決意を表しますが、兄弟たちは「そういう問題じゃねんだよバーカ!」と一蹴します。
そのとき、空がバキーンと割れ、ヒカル先生のトラベリオンと冥機ゴーレムというだっさい機械が、もつれ合うようにして街になだれ込んできました。
とりあえずレジェンドパワーは置いとくとして、兄弟たちはマジキングに合体して先生を助けに行きます。が、ゴーレムは非常に強く、マジキングでは全く歯が立ちません。

ルナジェル「わたしが闘う!」
末っ子「駄目だ!」
長女「リンちゃんを闘わすわけにはいかない!」

えっ、何で駄目なんでしたっけ?
と、ビデオ見ながら思わずポカーンとしてしまいました。そしてたった今思い出しました。ルナジェルさん、インフェルシアと人間界を繋ぐ門の鍵なんじゃん! そっか、そんな設定があったよそういえば!
いやーよく覚えてたな、マジレンジャーたち!(覚えてろよ!)(いや、でもお子様とかも忘れてんじゃないかなあ…)

長男「レジェンドパワーがある!」
末っ子「に、兄ちゃん!」
長男「兄ちゃんはお前を信じる。おれたちは運命でつながってるんだ」
長女「記憶をなくしても、1から家族になろう…!」
次男「ああ!」
次女「うん!」

わ、わたしこういう展開に弱いんです…!! うわーんうわーんお前ら大好きだ! 大丈夫だよ、あんたらならもっかい素敵な兄弟になれるよ…!

そして、マジレンジャーたちはレジェンドパワー(すごいシリアスなシーンの途中で恐縮なんですが、さっきからレジェンパワーって打ち込むのが恥ずかしくてしょうがないわたしです)を使って変身します。
まず、末っ子が火の鳥に変身。マジファイヤーバードというそうです。
そんで、あとの4人は1匹のライオンに。こちらはマジライオン。どっちもそのまんまや。
どうでもいいんですが、わたし番組冒頭のヒカル先生のお言葉の「かがやけるしし」は「輝ける四肢」だとこのシーン見るまで思ってました。いや、手足になって巨大ロボに変身するんかなーって…。

火の鳥がボウンボウンと火の輪をいくつも作り、ライオンがその火の輪をくぐって2匹は合体。火の輪をくぐる意味は? というツッコミはごっくんしましょう。
で、合体して「マジレジェンド」なる巨大ロボに変身する、という寸法です。顔は火の鳥なんですが、胸のところに獅子の顔がでーんと引っ付いていて、もう何が何だかという感じです。
そんで、ファイヤートルネードとかいう炎バリバリ新必殺技でゴーレムを倒し、チェックメイトです。

レジェンドパワーを使ってしまった兄弟は、変身を解いたら体がキラキラと輝きだします。いよいよ、人間の体を捨てて天空聖者になってしまうのです。しかし、兄弟たちの表情は晴れやかでした。
しばしの別れですが、また自分たちは家族になれる、と確信していたのです…!

と、ここでヒカル先生に新しい呪文が。

その呪文とは、

レジェンドパワーをどんだけ使っても、天空聖者にならないし記憶も失わない、という呪文でした。


東映いいぃぃィィイイィィ!!

大人はこれだから卑怯って言われるんだよおおお!!
何だよ、この「敵に幽閉されたけど、なんか隠し扉があって脱出できました☆」ばりのお気楽展開は! 
何でだよ! いい展開じゃないかよ! 記憶なくしてもっかい家族やればいいじゃんかー!
あああやりきれねええ! いつの世も、主人公陣営のご都合主義には勝てないなんて…!
と、軽く涙してしまいました…。途中までは、ちょっと本気で感動してたのに…! あたい、もう大人なんて信じないんだから!

そんな感じで、マジレンジャーレビューを終了したいと思います。
あ、ED前のミニトークでアイアンにゃんこがチンゲン菜を燃やしてました。誰も止めないので、どんどんエスカレートしております。

特撮に熱くなる20代…(我に返った)
いや、童心を持ち続けることも大事なことっすよ!


第32話「父の言葉」

・長男が、パパンの思い出を語る。少年野球でレギュラーから外され、落ち込んでるところに「強くなれ」って言われたとか。
・末っ子は「それで兄ちゃんは、練習してレギュラーの座をもぎ取ったんだな!」と勝手に決めて盛り上がる。
・冥獣反応。ヴァンキュリアが、有毒菌を撒き散らすマリモっぽい冥獣使って、街に菌を振り撒く。
・末っ子、バカゆえ生身で突進。案の定有毒菌食らう…も、寸前で長男が身代わりに。
・長男は体の半分以上が毒に犯され、緑色になってしまう。
・マリモを破壊すれば、長男は元に戻るらしいという、ファンタジーのお約束。
・レッツ破壊…と思ったらウルザード登場。
・しかも、長男倒れてるから「お前たちは完全ではない」ってことで早退。何しに来たんだ。
・長男をおうちに帰し、何故か4人は海近くの岩場に行く。
・末っ子「出て来いウルザード!」そこにマリモ冥獣持ったウルザードがやって来る。
・ウル「5人揃っていないお前たちに興味はない」じゃあ何で来たんだお前。
・ウルVSレジェンドマジ。マジたち負け負け。
・そこに、ボロボロになりながらも長男が。長男は力を振り絞って、どでかい応援旗を魔法で作成。
そ、それはギャグでやってるのかー!? と唖然とする。(わたしが)
・マジ兄弟たちはそれで奮起。ウルを追い詰め、マリモ破壊。長男元気になる。
・5人VSウル。お互いに巨大化、合体。ウルカイザーVSマジレジェンド。
そこでメイミーの邪魔が入り、ウル早退。またかよ!
・ウル「五色の魔法使い…強くなれ…」 末っ子「と、父さんと同じ言葉…?」

次回へつづっく!

えっとね、ほんとウルザード早退しすぎ! なんだお前! わがままな理由で早退を何回もしてると、クラスのみんな(特に女子)から総スカン食らうよ! 帰りのホームルームで叩かれるよ!
と、小学生レベルでものを語ってみました。これは童心を大事にしているがゆえであって、決してわたしが低レベルなわけではありません。ありませんとも。

長男が、どでかい応援旗をぶん回して「フレーフレー! かーいー!」ってやりだしたときは、すいません本気でギャグかと思いました。
兄弟ひとりひとりを応援してって、兄弟はみんなじーんとなってました。
交戦真っ最中であるはずのウルザードは、もちろん後ろでおとなしく待っててくれてます。いいこです。

あっ、これ書くの忘れてた。マジたちのパパンが言った「強くなれ」は「心の強い人間になれ」って意味なんですって。末っ子は力の強さにばっか目が行って、それはよくないよ、ということが今回のテーマのようです。
しかし長男、「こんなおれでも出来ることがあるんだー!」と言って応援してらっしゃったわけですが、そんなどでかい応援旗を作る魔力があるなら、ウルザードの足元に落とし穴の一つでもこさえてくれた方が有益なよう…な…。
いえいえ、家族の絆大事ですもんね! 応援大切!

そして、今回はようやく「ウルザード=ブレイジェル=小津兄弟のパパン」という核心に触れましたね。
ちなみに冒頭のパパ思い出回想シーンで、「強くなれ」って言ったパパの声が、何のてらいもなくふっつうにウルザードでした。正体隠す気ゼロだぜ!

今回も、ヒカル先生は蚊帳の外でした…かわいそうに。あまりにも兄弟たちがかまってくれないからでしょうか、最近はルナジェルがよく出てくるので、彼女と天空聖者同士仲良くやってるみたいです。
もうヒカル先生はヒカル先生で定着してしまってるので、ルナジェルが彼のことを「サンジェル」と呼ぶたびに何か笑えます。

恒例の、ED前ミニトーク。
チンゲン菜がアイアンにゃんこのことを「ツボちん」って呼んでました。ツボちん…。スモーキーという名前で呼ぶのも嫌なくらい、アイアンにゃんこを嫌ってるのかしら。まあ、燃やされたりしてましたしね。恨みは相当深いようです。
今週は、チンゲン菜がアイアンにゃんこにカビが生えていることを発見。それを知った長男が消毒薬持って走って来て、
兄「今すぐ駆除だー!」
猫「うに゛ゃああああ!」
菜「くっひっひっひっひ」
という感じでした。チンゲン菜、反撃体勢に入ったようです。こいつは相当腹黒いと思いますので、今後の展開に期待です。


第33話「インフェルシアへ」

〜前回のあらすじ〜
ウルザードが、小津兄弟のパパンと同じことを言ってる…まさか…ウルザードって…!
というかんじ。(雑!)

末っ子がアルバムのパパン写真を見て、ニヤニヤするところから今週は始まりました。
ルナジェルいわく、「魁とブレイジェル(マジ兄弟のパパ)の勇気はよく似ていた」とのこと。ということはアレですか、パパンもバカだったってことなんでしょうか。パパもイチゴちゃんだったということなんでしょうか!

さて、そこにウルザードとメイミーからの電波(テレパシー)が舞い降りました。
ウルは兄弟を、メイミーはルナジェルとヒカル先生を、それぞれ別の場所に呼び出します。
明らかに戦力分断のための罠だと重々理解しているのに、何故か呼び出しに従っちゃう主人公陣営…な、何でなんや…。もうちょっと何か考えたほうがいいんと違うんか…!
せめて、ルナジェルは残ろうよー。あんた「鍵」なんでしょ! 敵の手に渡っちゃまずいんでしょ!

まず、ルナ&ヒカル組から見てみることにしましょう。
おふたりは、メイミーが作り出したマルデオーナ世界に呼び出されました。
なんつうか…敵が作った世界に行った時点で、負けが決定したようなもんだと思うんですが…。
ルナ&ヒカルVSメイミーのバトルが始まるわけですが、メイミーさんの強いこと強いこと。とりあえず、何があってもルナジェルの前に出て、彼女をかばうヒカル先生がかっこよかったです。
メイミーが、命をあやつる禁断の呪文を使い、今までブレイジェルが封印した冥獣たちを復活させ、さらにそれらを融合させてキメラを作り出しました。
キメラはえらいこと強そうです。天空聖者コンビ、ピーンチ!

ところ変わりまして、兄弟はウルの待つ平原に。
ウルザードは、ン・マさま(未だに分からないんですが、ン・マさまって一体何なんでしょうね。ラスボスだとは思うんですけれども)を復活させるためにマジレンジャーの力を捧げるから、お前らをインフェルシアへ連れて行く、とかなんとかそんなことを言い出します。
ということは、ウルザードは
「お前らを拉致るから、とりあえずおれんとこまで出向いて来い」

ということでマジレンジャーを呼び出したわけなんですね。なんという態度のでかさ。いっそ清々しいです。
早退や欠席も多いし、こいつ、実はお姫様かなんかなんじゃないか。
マジレンジャーはレジェンドマジに変身。
前回はレジェンドマジに負け負けだったウルザードですが、今回は何故か互角に戦えております。
戦いの途中で、さきほど登場いたしましたキメラがやって来ました。キメラはマジレンジャーたちをボコり、ウルはその隙に魔法を使ってマジたちをインフェルシアに連れ去るのでありました。

インフェルシアの、暗くてじめじめしてる洞窟みたいなとこで、マジたちは鎖につながれてしまいました。
そしてメイミーさんが、魔法でマジレンたちのレジェンドパワーを抽出してン・マさまに捧げます。
兄弟たちはぐったりしますが、末っ子はむしろ奮起します。

「可能性がなければ、自分で作る! おれは、ブレイジェルの息子なんだ!」


と言って、なんかこう勇気っぽいパワーでドカーンと変身して、鎖ブチーってしてン・マさまに飛び掛っていったらなんかビビビビって光線にやられて「うおおお」ってなってました。
なんぼなんでも雑すぎる説明ですみません。とりあえず、末っ子が食らっているビビビ攻撃は、芳香ちゃんが「魁ちゃんが死んじゃう!」って叫んじゃうくらいには痛そうでした。

そして、ここでウルザードに異変が。ウルザードの脳裏に青空と、幼い子どもたちの笑顔が浮かびます。
さらに、「おとうさーん!」という声が!

ウルザード「魁!!」

おおおウルザードが目覚めた! そしてウルザードは魁の前に飛び出し、ビビビ攻撃を盾で防ぎます。更にウルが剣をふるうと、ン・マは鎮まるのでした。すげえ、おとんってばめっちゃ強いじゃないですか。
そしてウルザード=ブレイジェル=マジたちのパパは、人間の姿! に!
なんていうか…角度によってはダンディズム! 角度によっては普通のおっさん!
そんな感じのパパでした。声は抜群にいいっすよ。声優さんがそのまま出演してるのかしら。

末っ子「父さん…なのか?」
パパ「そうだ…私は、お前たちの父だ」


つづく!

いやー今回のウルザード姫の「魁!!」は良かったなー。かっこよかったよ姫!(ウルザードのことを姫って呼ぶ気満々です)(だってなんぼなんでもワガママすぎるもんこの人…)
しかし、姫が覚醒したってことは、きっとこの人近いうちに主人公陣営に回りますよね。
だとしたら、いよいよヒカル先生がハブられる…! か、かわいそう…!
というか、姫は自分の奥さんを殺した、って分かってんのかなあ…。うーんヘビーな予感…。
そして、兄弟は父が母を殺した、という事実をどのように受け止めるのか…。
ヘ、ヘビーだなあ…。どうなるんだろ、本当に。


…と、あろうことかこんなところでレビューは中断してしまいました…!
中途半端なレビューですみません。
読んでくださった方、全てに心からの感謝を!