※多少の暴力描写を含みます(ボコられてるのは滝夜叉丸です)
※七松が暴君っつうか人として大分酷いです
※滝夜叉丸が真性のMです
※七松のキャラが迷子になってます
※というか、これ、誰……?
OKな方のみどうぞです……!
■頭蓋に刺さる花は赤■
滝夜叉丸が神妙な面をぶらさげて先輩のことをお慕い申し上げておりますなどと巫山戯たことをぬかしやがったので、その顔面を思い切り平手で張り倒してやった。
わたしはそういう戯れ言が大嫌いだ。反吐が出る。
お前は己の姿かたちをある種滑稽なほどに磨き上げて自分はうつくしいだのなんだのほざいているが、その実誰かに汚されたくて仕方がないのだろう。
自らつくりあげた平滝夜叉丸という像を壊したいけれど自分では出来ぬので他人にやって貰おうと腹なのだろう。そして手近なところにわたしという人間が居たから、この男ならば丁度良いとでも思ったか。残念だが、わたしは汚されたがっている人間をわざわざ汚してやるほどお人好しではないし、お前を汚すことにさほど魅力を感じないから他を当たれ。先刻の一発は餞別とでも思うと良い。
そう告げたら奴はぽかんとした顔になった。唇の端に血が滲んでいる。あまり酷くすると悦びそうだからわざと手加減してやった。本当は血を流させてやるつもりもなかったが、すこし力の入れ具合を誤った。奴は衝撃を受けているようであった。しかし見開かれた眼の奥に充足のような官能のようなものが見て取れて、詰まらんと思った。実に詰まらない。
どうせ汚すのならば、もっといたいけで愛らしい生き物の方が良い。己が汚されるなどと微塵も思わぬような、小さなもの。そちらの方がずっと楽しそうだ。
30分経ちました金吾逃げて!!
というかこれは本当に誰なんだという話です。
タイトルと話が合ってませんが、元々小平太が滝夜叉丸の頭に花ぶっさしてグリグリしながら言葉攻め、みたいなよく分からない話にするつもりでしたが小平太→金吾要素が入らなかったのと、あまりに電波だったのでお話を変えたのでした。タイトルは名残です。
ええと……あの……何というか……すみませんでした……!
リクエストありがとうございました!
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