まとめの感想

このゲームは賛否両論様々な意見がある作品ですので、
この感想も、色んな意見がある中のひとつ、ってことでサラッと読んで下さると嬉しいです。


個人的にラブだった点

・糸井重里的小ネタが満載で嬉しかった!
・2Dグラフィックがかわゆくてナイスでした。キャラの動きもかわゆい。
・動物たちがめごすぎる。
・サウンドバトル、コンボつながると非常に楽しい。
・ちっちゃ双子がめごい。
・賛否両論あるようですが、クマトラかわいかったと思う。ダスターとくっつけばいい。
・どせいさん再登場ありがとうございます。
・エンディングの、キャスト紹介みたいなやつが凄く好き。最後、双子で走るところとか。
・旧作のBGM収録はマジ本気マジ嬉しい。
・ダッシュが出来てサクサク進んだ。
・ツーヤクとヨシダさん(ブタマスクだけど超いいひと)ラブい。
・賛否両論ありまくるマジプシーですが、わたしは好きです。イオニアちゃんのいい女っぷりとか。
・アイテム預かりが、同じアイテムはまとめて表示されてて見やすい。


反対に、ちょっと…な点

・移動の自由度がむちゃくちゃ低い…! 二度と行けない場所が多いよおう。
・タツマイリ村とニューポーク以外の町がなくて寂しかった。
・主人公の実家とお父さん(後述)
・ラストのストーリー展開(後述)



さて、以下はマイナスなことしか書いてませんので、興味ない方はスルーで
お願いいたします〜。


主人公の実家とお父さんについて

リュカの家が、いつ帰っても無人なのが悲しすぎる…!
がらんどうの家を見るのが嫌で、自宅にはほとんど帰りませんでした。
かといって、お母さんのお墓に行ってもお父さんに会えないし……。
重要なアイテムである、「ゆうきのバッヂ」も、お父さんの手からではなく
人づてに渡されるし……。
ちょ、直接くれよおー!
お父さん、4章の始めと8章の終わりだけでなく、もっと頻繁に出てきて欲しかったです。
それで、リュカが世界のために旅に出るのを、止めたりして欲しかったです。
だってお父さんは、自分が家族と離れている間に、妻とクラウスを失ったことを
ものすごく後悔してると思うんです。
なのに、リュカはあっさり行かせちゃうの?
また自分が見てない間に、失ってしまうかもしれないのに、それでいいの?
もちろんクラウス捜索も大事なことだけど、リュカのことも大事にしてあげて…!
と、かなり切なく思いました。
ラストダンジョンで出て来たときも、「おれを先に行かせてくれ」だし…。
お前は戻れ、とか言ってくれると思ったんですが…。(いやまあ物理的に戻れないんですけど)
何かお父さん、リュカのことをえらい対等な存在として見てるような気が…。
この話は「家族」が大きなテーマだと思うので、そこは親子でいて欲しかったなあ…。
最終戦ではリュカをかばってくれたけど、リュカに対して何も言ってくれなかったし。ああ切ない。
あとわたし、最終戦でお父さん死んだんだと思ってました。
だって、PKカッコイイモノΩを2発も食らってんですよ…しかもメッセージ
「フリントは立ち上がれなかった」ですよ。
いえ、生きてて良かったんですが…何か納得行かない…。
そんな強いんなら、パーティーに入ってくれよ…!
で、お父さん倒れてるのに、お母さんがノーリアクションだったのも「えっ?」でした。
も、もうちょっと何か…! あ、あんた、最愛の旦那でっせ…!


ラストのストーリー展開について

非常に言いにくいんですが…でもこの際言ってしまえ!
わたし個人の意見ですからね! 人それぞれですからね!

最終戦の辺りが全体的にあんまり好きくない!! です!

何がってまず、最終戦でリュカ以外全員いてもいなくても一緒、ってのが…!
最終戦は、仲間がいなくてもいいんですよ。ぶっちゃけ、いない方がスムーズに進むんですよ。
今まで苦楽を分かち合い、運命を共にしてきた仲間なのに、最終戦は閉め出しって…!
こんな悲しい話はないです。ほんとに、クマトラやダスターが割り込む余地はないんです。
愛犬ボニーもしかりです。ボニーは双子たちと一緒に暮らしてたのに、「家族」の数にいれてもらえなかったんです。
ちょ…まじボニーかわいそうなんですけど…。
そんでまた、最終戦後は家族の対話に終始しますので、クマトラたちのセリフは一切ありません。
仲間たちとは会話することもなく、パコッと針を抜いて問答無用で世界崩壊です。
あの…クマトラたちは、今まで何のために一緒に旅をしてきたんでしょうか…。

最終戦最後は泣きました。
でもそれは感動の涙とかせつなさの涙じゃなくて、なんというか…やるせなくて泣きました。
リダの話を聞くまで、ハミングバードの卵がクラウスを救ってくれるんだって信じてたのに…。
結局クラウスはポーキーに改造されてて、最後の最後に「こんなことになって、ごめん」なんて
悲しい言葉を残して死んで行くなんて…。
人を殺さず「泣かす」のがMOTHERの魅力だと思ってたわたしには、今回は色々とショックでした…。
双子の片割れ死んでんだもん…そりゃ泣くよ……。
わたし、人が死んで「それでも彼は救われた」みたいな展開、ちょっと苦手なんですごめんなさい。
だって何もかも、生きてこそだと思うんです。
そりゃ、あんな状態で生き続ける方が辛いと思いますが、でもそれも彼が望んだ姿じゃないのに…。
ていうかぶっちゃけ、こういうのって割とよくある展開です、やん…?
クラウスと一緒に旅がしたかったです。出来ると思ってただけに、非常に辛かったです。
もちろん、この作品は「MOTHER3」であって「MOTHER」でも「MOTHER2」でもありませんので、
旧作のことをあまり引き合いに出しすぎるのは良くない、ということは分かっています。
ですがポーキーをはじめ、旧作がらみの演出や小ネタが満載なので、どうしても旧作を思い出してしまうのです…。

あと、END? 後の展開……。
す、すいません疑問が積もるばかりでした…!
「みんな無事だった」
らしいですが、「みんな」は誰と誰と誰ですか…?
明らかに世界崩壊してましたが、村とか元通りになったんでしょうか。
それとも、世界は荒れ野かなんかで、人間だけが生きてるとか?
その人間も、タツマイリの人たちだけ?
ヒナワやクラウスは死んだまま?
ブタマスクやニューポークにいた人は?
これ全部「プレイヤーの想像に任せます」は流石に胸がモヤモヤするんですけど…!
エンドロールが流れた後も、まだこの後に何かあるんじゃないか、と思ってしまったよ…。

幻想水滸伝、テッドの死に続くトラウマになりそうです…おおおお…!

…あっ、エンディングでいっこオイシイ点があった!
END? 後、誰かから
「きりんこさん! ヤノがあなたに会いたがってたよ!」
と言ってもらったこと! ちょっと嬉しかったよ!
最後の最後に初めて、「リュカにヤノってつけといてよかった!!」と思いました。(単純!)(ていうかアホすぎる!)